ZAICO、AIが動画から物品を識別する「動画でAI棚卸(ベータ版)」を提供開始 属人化解消と業務効率化を実現

人手不足が深刻化している現代において、企業にとって欠かせない業務である「棚卸」は、膨大な時間と労力を必要とし、企業全体の生産性を低下させる要因となっています。さらに、現場では「商品の知識を持つ担当者でなければ棚卸作業ができない」といった属人化の問題も深刻な課題となっています。

このような課題の解決に向けて、株式会社ZAICO(本社所在地:山形県米沢市、代表取締役:田村 壽英)は、AIが動画から物品を自動識別し、棚卸業務をサポートする新たな機能「動画でAI棚卸(ベータ版)」の提供を開始したことを発表しました。

「動画でAI棚卸(ベータ版)」の概要について

「動画でAI棚卸(ベータ版)」は、棚卸作業の様子をスマートフォンで動画撮影してアップロードするだけで、AIが映像や音声を解析して、物品の識別や数量のカウントを支援してくれる機能です。解析された結果は在庫管理システム「zaico」のWeb管理画面上に表示され、ユーザーは内容の確認と修正を行って確定するだけで棚卸作業を完了させることができます(※1)。

AIが動画から物品を解析し、在庫データとマッチング(画像はイメージです)

AIが動画から物品を解析し、在庫データとマッチング(画像はイメージです)

AIが自動的に在庫データと照合して物品を特定するため、担当者の経験値や商品に関する知識に依存することのない棚卸プロセスを構築することが可能です。また、棚卸作業の動画が「実施記録(証跡)」として保存されるため、内部統制の強化や監査対応をスムーズに進めることにも貢献します。

(※1)Webブラウザ、およびモバイルアプリ(現在はiOSのみ対応)で利用することができます。Android版も順次対応していく予定です。また、本機能における数量カウントは補助的な位置づけであり、正確にカウントされない場合もあります。

「動画でAI棚卸(ベータ版)」開発の背景

帝国データバンクによる調査(※2)によれば、2025年の「人手不足倒産」は初めて年間400件を超過し、過去最多の数値を更新しました。深刻な働き手不足が続く中、企業はアルバイトや高齢者、外国人材といった「多様な人材」を採用することが必要不可欠な状況となっています。

(※2)引用元:帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査(2025年)」

その一方で、企業にとって必須の業務である「棚卸」は熟練した知識が求められるため、経験が浅い人材には任せにくく、特定の担当者に業務負担が集中する「属人化」が常態化している状況があります。また、現場に任せきりの作業になりやすく、管理者が事後に適切に実施されたかを確認することが困難である点も課題となっていました。

このような背景を受けて、同社は「動画でAI棚卸」を開発しました。AIによる支援により、知識や経験がない人でも「誰でも正確な棚卸」を実施できることに加えて、管理者が後から「動画で確実なチェック」を実施できます。多様な人材が即戦力として活躍できる環境を整え、現場の業務負担を軽減し、業務の標準化を実現していきます。

提供される価値について 「誰でもできて、後から検証できる」棚卸の実現

1.棚卸を"やり直せる業務"へと転換

動画データが記録として残ることにより、棚卸は一発勝負の作業から、後から確認や修正ができる業務へと変化します。数値に疑問が生じた際も、動画を見返すことで、迅速に事実確認を行うことができます。

2.ガバナンスの強化と分業化の実現

棚卸の動画を記録として保存できるため、内部統制や監査対応の強化に活用することができます。また、「現場では撮影作業のみ」「管理者は事務所でレビュー作業」といった分業体制を構築することが可能となり、現場の負担を軽減します。

3.誰が実施しても同じ精度の棚卸を実現

AIが物品の特定作業をサポートするため、経験や知識がない人でも正確な棚卸を実施することができるようになります。特定の担当者への「属人化」を解消し、業務の標準化を達成します。

今後の展開について

以下のアップデートが予定されています。

  • AIカウント精度の向上:継続的なアップデートを通じて、物品特定およびカウント精度をさらに向上させます。
  • 画面上での新規在庫登録:在庫マスタに登録されていない物品を、その場で簡単に登録できるようになります。
  • カウント要件のカスタマイズ:現場独自のカウントルールをユーザー自身で設定することができるようになります。
  • AI解析完了のメール通知:確認用URLを自動的に送信し、待機時間を解消します。

同社は、引き続き現場からの声を反映させながら、棚卸業務のさらなる効率化を目指していくとしています。

クラウド在庫管理システム「zaico」について

zaicoは、いつでも、誰が、どこにいてもリアルタイムで在庫状況を確認できる、クラウド型の在庫管理システムです。コードスキャンやアラート機能を搭載しており、欠品や過剰在庫の防止、入出庫の精度向上、棚卸作業の効率化などをサポートし、在庫管理の省人化・自動化を実現します。

製造業や小売卸業、医療業界など幅広い業界で導入されており、直感的な操作性と柔軟なカスタマイズ性が高く評価されています。累計登録社数は18万社を突破し、継続利用率は92%以上(※3)となっています。

(※3)2025年5月時点のzaico累計登録社実績より

株式会社ZAICOについて

同社は、代表者の実家が山形で営む倉庫業の課題解決をきっかけとして創業されました。「モノの情報インフラを作り、情報を集め、整え、提供することで、社会の効率を良くする」というミッションを掲げ、zaicoをはじめとする、現場のニーズに寄り添った業務効率化ソリューションを開発・提供しています。

日本政策金融公庫などから累計6億円におよぶ資金調達を実施しており、「在庫管理をする人」が不要となる未来を実現するために、AIやOCR技術を活用して在庫管理の省人化・自動化に取り組んでいます。

会社概要

設立:2016年10月18日

代表取締役:田村 壽英

事業概要:クラウド在庫管理システム「zaico」等の開発および販売

本社所在地:山形県米沢市大字花沢331番地

出典元:株式会社ZAICO プレスリリース

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