
ケーキ専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」を展開する株式会社Cake.jp(本社:東京都新宿区、代表取締役:高橋 優貴)は、業界に特化したM&A仲介やバリューアップコンサルティングサービスを手がける株式会社スピカコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役:中原 駿男)との間で、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
この提携の目的は、スイーツブランドに特化したM&Aコンサルティング事業と成長支援を両社で共同推進することにあります。
両社は、それぞれが持つ事業支援のノウハウと業界内ネットワークを組み合わせることで、人気や実力を持ちながらも「製造キャパシティ」「資金力」「経営体制」といった課題によって大きな展開ができていないスイーツブランドに対し、M&Aコンサルティングとバリューアップ支援を統合したサポート体制を構築していく方針です。
この記事の目次
資本業務提携に至った背景
スイーツ市場においては、SNSやECの普及、ギフト需要や観光需要の拡大により、魅力的なブランドが全国展開や海外進出を通じてファン層を広げていける機会が増加しています。
しかしその一方で、ブランド運営の現場では以下のような課題が多く見受けられるということです。
- 事業は順調に推移しているものの、製造キャパシティや人材・組織体制が整備されておらず製造が追いつかない状況
- 設備投資や新規施策を実施したいが、資金が不足している
- 事業承継や後継者問題への早期対応が求められている
- EC・ギフト・観光需要の追い風を十分に捉えきれていない
このような「成長のボトルネック」が顕在化しており、「ブランドの価値を保ちながら、次の成長ステージへとつなぐM&A」へのニーズが高まっている状況です。
Cake.jpはこれまで、全国1,700以上のスイーツブランドとともにEC事業やお土産事業を展開してきた実績があります。一方、スピカコンサルティングは菓子領域を含むM&Aコンサルティングの専門家として、数多くの組織改善や事業承継の実績を持っています。両社が連携することにより、「光るブランドが世界に大きく羽ばたくための仕組み」を構築することを目指しています。
両社の役割分担について
スピカコンサルティングの担当領域
スピカコンサルティングは、M&Aコンサルティングおよび経営支援を中心とした役割を担当します。具体的な業務内容は以下の通りです。
- M&Aプロセス全体における実務支援
- DD(デューデリジェンス)資料の作成サポート
- 経営領域や管理領域におけるバリューアップ支援
- 企業間の交渉、条件調整、スキーム設計
Cake.jpの担当領域
Cake.jpは、案件ソーシングおよび売上成長支援を中心とした役割を担当します。具体的な業務内容は以下の通りです。
- 売却を検討しているブランドとの接点創出(案件ソーシング)
- EC、IPコラボレーション、ギフト・お土産・OEMなどを活用した売上面での成長支援
- ブランドの世界観を活かした商品企画や販路開拓のサポート
- M&A実施後の成長を見据えた中長期の伴走支援
検討企業(スイーツブランド)への提供価値
この提携により、スイーツブランドには以下のような価値が提供されます。
- スイーツ業界に精通した仲介体制を活用できる
- 売却前の段階からバリューアップ支援を受けることができる
- M&A実施後の継続的な成長を見据えた伴走支援を受けられる
- 「まずは相談したい」という早期段階からの問い合わせに対応可能
- 幅広いネットワークを通じて最適なパートナー候補を検討できる
今後の事業展開について
本提携を通じて、スイーツブランドのM&Aおよび成長支援におけるモデルケースの創出を進めるとともに、将来的な事業領域の拡張についても検討を進めていく予定です。
主な検討領域としては、以下が挙げられています。
- 地域で有力なスイーツブランドの全国展開および成長支援
- 大手企業との協業や共同ブランド開発
- 製造・物流・原材料調達など、サプライチェーン全体の最適化
- 海外展開や観光需要を見据えたブランド戦略支援
今後もCake.jpは「スイーツ業界の総合支援プラットフォーム」としてのエコシステム構築を目指していく方針です。
Cake.jpによる事業譲渡の実績事例
スイーツ業界においては、後継者不在、設備の老朽化、投資余力の不足などを背景として、長年地域で愛されてきた有力ブランドが事業継続の岐路に立たされるケースが散見されています。
池ノ上ピエールの事例では、50年以上にわたり支持されてきた洋菓子ブランドが、M&Aを通じてブランド存続と新たな成長機会を獲得しました。こうした動きは、「優れたブランドを未来につなぎ、持続的に成長させる仕組み」の必要性を示しています。
代表・キーパーソンのコメント
株式会社スピカコンサルティング
執行役員 食品業界支援部 渡邉 智博 氏

「スイーツ業界には、地域で長く支持されてきた老舗から、オンラインを通じて急成長する新興ブランドまで、多様な可能性を持つ企業が数多く存在しています。一方で、設備投資体制や組織基盤、資本力などの制約により、次の成長段階へ踏み出せないケースも少なくありません。このたびのCake.jp様との提携を通じ、そうした潜在力あるブランドがより多くのお客様に価値を届け、長期的に発展していくための基盤づくりを進めてまいります。」
<経歴>
宮崎県出身。慶應義塾大学卒業後、新卒でリクルートに入社。ブライダル事業に9年間携わった後に、日本M&Aセンターに入社。一貫して食品業界のM&Aに従事し、2020年には同社で最も多くの食品製造業のM&Aを支援しました。食品業界専門グループの責任者を務め、著書に「The Story〔食品業界編〕業界を勝ち抜くために知っておきたい秘密」があります。2024年にスピカコンサルティングに参画しています。
株式会社Cake.jp
代表取締役 高橋 優貴

「当社は、全国1,700以上のスイーツブランドとともに、ECおよびお土産領域を通じておいしい体験を届ける取り組みを進めてきました。その中で、人気や技術を有しながらも、製造能力や資本面の制約により事業拡大に課題を抱えるブランドを数多く見てきました。今回のSpicaとの提携は、そうしたブランドの成長を後押しし、日本発のスイーツブランドが国内外で存在感を高めていくための重要なステップになると捉えています。スイーツの新しい当たり前の実現に向け、業界全体の発展に寄与してまいります。」
<経歴>
2008年に東京都立大学在籍時にプログラミングを習得し、個人事業主として、flash制作の受託開発を行いました。2009年4月に株式会社FLASH PARKを設立し、CEOに就任。2013年には、自らがエンジニアとして「Cake.jp」を構築しています。
株式会社スピカコンサルティングについて
スピカコンサルティングは、企業価値を最大化する「バリューアップコンサルティング」と「業界特化型M&A」を提供するM&Aコンサルティング企業です。単なる企業と企業のマッチングではなく、根本的な課題解決や長期的な企業成長に貢献する高品質なM&A仲介を提供しています。
会社概要
社名:株式会社スピカコンサルティング
代表者:代表取締役 中原 駿男
本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー42F
設立日:2022年8月23日
事業内容:完全業界特化型M&A仲介、バリューアップコンサルティング
ケーキ・スイーツ専門通販サイト「Cake.jp」について

2017年1月より、ケーキ・スイーツの専門通販サイト「Cake.jp」を運営しています。「スイーツで心の温度を上げる」というミッションのもと、自分たちが食べたい、誰かにあげたいと本気で思えるスイーツを届けています。現在、会員数200万人、加盟店舗数1,700店舗以上、8,000種類のラインアップを展開しています。
スイーツ業界の総合支援プラットフォームとして、テクノロジーを活用した原材料の調達支援や販促活動のサポートを通じて、加盟店のDX推進に取り組んでいます。
株式会社Cake.jpについて
会社名:株式会社Cake.jp
代表者:代表取締役 高橋優貴
本社:東京都新宿区西新宿6丁目24-1 西新宿三井ビル1503
設立日:2009年4月23日
従業員数:51名(パート、アルバイト含む)
決算期:12月
出典元:株式会社Cake.jp プレスリリース












