
株式会社NEXERとオーダースーツ専門店「ノワールブラン」が共同で、オーダースーツ購入経験のある男性134名を対象に「オーダースーツ購入のきっかけ」に関するアンケート調査を実施しました。
この記事の目次
オーダースーツ購入のきっかけとは
ビジネスシーンやフォーマルな場面では、スーツが着用者に与える印象を大きく左右する重要なアイテムとなっています。
最近では、既製品のみならず、個人の体型や好みに応じて細部まで調整が可能なオーダースーツへの需要が拡大しています。実際にオーダースーツを購入された方々は、どのようなきっかけで購入を決断したのでしょうか。
今回の調査は、福岡・赤坂に店舗を構えるオーダースーツ専門店「ノワールブラン」との共同で実施されました。事前調査において「オーダースーツを購入したことがある」と答えた男性134名に対し、購入のきっかけについて詳しく尋ねられています。
調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年12月2日~12月7日
調査対象者:事前調査で「オーダースーツを購入したことがある」と回答した男性
有効回答:134サンプル
質問内容:
- 質問1:オーダースーツを購入しようと思ったきっかけを教えてください。
- 質問2:その理由を教えてください。
- 質問3:オーダースーツを選ぶ際に最も重視したポイントを教えてください。
- 質問4:その理由を教えてください。
- 質問5:購入前にどのような情報収集を行いましたか。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
23.9%が既製品のサイズやフィット感への不満が購入のきっかけ
はじめに、オーダースーツを購入しようと考えたきっかけについて質問されました。

調査の結果、オーダースーツを購入する最大の理由は「既製品のサイズやフィット感への不満」であり、約24%を占めてトップとなりました。
多くの方々が既製品では解決が難しい体型上の課題を抱えており、その解決手段としてオーダーを選択していることが明らかになりました。
その一方で、「長持ちするスーツが欲しい」や「特別なイベントのため」といった、品質重視や記念日を意識したポジティブな動機も全体の3割以上を占めています。これにより、「不満の解消」と「特別なニーズの実現」がオーダースーツの二大購入動機となっていることがうかがえます。
続いて、具体的な購入のきっかけについて自由回答形式で尋ねられました。
既製品のサイズやフィット感に不満があった
体格的に既製品だと合わないので自分に合うサイズにしたかったとの声がありました。(40代)
背が高いのであまりサイズがないからという意見もありました。(40代)
自分の体形が独特だからという回答もありました。(50代)
自分の体形にピッタリのスーツを着てみたかったからという声もありました。(50代)
長持ちするスーツが欲しかった
きちんとしたものを買えば長持ちするだろうし、フィットもしてダボっとしている感じも無くなるかなと思ったからという意見がありました。(40代)
良いものを長く着るのがモットーだからという声もありました。(60代)
会社に入りたてで丈夫なスーツが欲しかったという回答もありました。(60代)
結婚式・成人式・昇進など特別なイベントのため
最初に作ったときにピッタリ合わせたかったからという意見がありました。(40代)
就職が決まったからという声もありました。(50代)
節目だからという回答もありました。(60代)
社会人としての第一歩という声もありました。(60代)
周りの人に勧められた
ちょうどオーダースーツのセールをやっているのを親に教えられて作ることをすすめられたという意見がありました。(40代)
会社の先輩から勧められたという声もありました。(60代)
友人が転職してオーダースーツを扱うことになったのでそこから買おうと思ったからという回答もありました。(60代)
ビジネスシーンで見た目を整えたかった
体形にきちんとあうスーツが欲しかったという意見がありました。(40代)
ステータスですよねという声もありました。(50代)
社会人として一着は持っていたかったからという回答もありました。(60代)
自分へのご褒美として
ご褒美としてという意見がありました。(30代)
一度作ってみたかったからという声もありました。(50代)
オーダースーツの購入理由は、「体型コンプレックスの解消」や「長寿命・高品質の追求」といった実用性や機能性を重視した理由が中心となっています。
特に「既製品への不満を持つ層」は、高身長や独特な体型など、既製品では対応が困難な要素を強く意識している傾向が見られました。
また、「結婚式・成人式・昇進」や「自分へのご褒美」といった人生の節目において自己肯定感を高めるアイテムとしてもオーダースーツが選ばれており、単なる仕事着としてではなく、ステータスや記念品として捉える意識の高さがうかがえます。
37.3%がフィット感を最重視と回答
次に、オーダースーツを選択する際に最も重視したポイントについて質問されました。

「フィット感」が37.3%で圧倒的な1位となり、2位は「デザイン(シルエット・色・仕様)」という結果になりました。
この結果から、消費者がオーダースーツに求める本質的な価値は、「自分の体型に完璧にフィットする着心地と美しいシルエット」にあることが分かります。
続いて、それぞれの選択肢を選んだ具体的な理由について尋ねられました。
フィット感
肩幅が大きくウエストが細いのでしっかり肩がおさまりウエストにかけてシルエットが綺麗になるようにという意見がありました。(40代)
腕が長いから合わせるのが大変だからという声もありました。(40代)
仕事柄、動きやすいものが必要だったからという回答もありました。(50代)
デザイン(シルエット・色・仕様)
オーダーだと自分で決められるからという意見がありました。(40代)
似合うものが欲しかったからという声もありました。(60代)
どのようなスーツを着るのかはデザインによるところが大きいからという回答もありました。(60代)
生地の種類・品質
生地によってスーツは決まると思ったという意見がありました。(40代)
素材選びが大事という声もありました。(60代)
長持ちさせたかったからという回答もありました。(60代)
価格
オーダースーツは価格がピンキリなので、予算に合ったスーツを選んだという意見がありました。(50代)
高いものは買えなかったという声もありました。(60代)
仕立て・縫製技術
クオリティを求めるからという意見がありました。(50代)
長持ちしてほしかったのでという声もありました。(60代)
自分の体にヒットしているかという回答もありました。(60代)
スタイリストやスタッフの対応
見栄えのためという意見がありました。(50代)
店舗の信頼性
店舗の信頼性がないと安心して任せられないのでという意見がありました。(40代)
信頼性がないところで高額なものは買えないという声もありました。(50代)
重視するポイントの具体的な内容としては、「動きやすさ」や「シルエットの美しさ」への強いこだわりが見られます。その上で、「デザイン」「生地」といった視覚的・触覚的な要素が続いています。
価格も重要な判断基準となっていますが、「信頼性」や「仕立て技術」といった品質に関わる要素も同時に重視されており、「適正価格で最高のフィット感と品質」を求めたいという意識がうかがえます。
41%が店舗訪問して比較検討を実施
さらに、購入前にどのような情報収集を行ったのかについて質問されました。

「実際に店舗訪問して比較した」が41%で最も多く、実際の試着や体験を通じた比較検討を重視していることが明らかになりました。
一方で「とくに調べなかった」も38.1%と高い数値を示しており、オーダースーツの購入が、既製品への不満解消や特別なイベント、知人からの紹介といった強い動機や信頼関係によって、事前調査を行わずに決定されるケースも多いことが分かります。
まとめ
今回の調査では、オーダースーツ購入のきっかけに関する実態が明らかになりました。
オーダースーツを購入する最大の動機は、23.9%を占めた「既製品のフィット感への不満」であり、体型に適合するスーツを求める実用的なニーズが中心となっています。
重視するポイントについても「フィット感」が37.3%でトップとなり、着用感が最優先される傾向が確認されました。
情報収集の方法については、41%が「店舗訪問」を選択する一方で、38.1%が「とくに調べない」と回答しており、オーダーという高額な買い物においても、実店舗での体験と口コミや紹介が意思決定の重要な要素となっていることが示されました。
自分の体型に合うスーツをお探しの方、素材やデザインにこだわってビシッと決めたい方は、オーダースーツ専門店に相談されてみてはいかがでしょうか。
出典元:株式会社NEXER プレスリリース












