
UUUM株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:梅景 匡之)と株式会社フリークアウト(本社:東京都港区、代表取締役:時吉 啓司)は、共同プロジェクトにより、インフルエンサーマーケティング動画の企画支援を行うストーリーボード生成AIエージェント「GOAT(ゴート)」の開発を発表しました。両社は、GOATの提供開始に向けて、本日より戦略的パートナー企業(広告主・代理店含む)のプロジェクトへの先行導入を開始するとのことです。
この記事の目次
縦型動画の構成案を提案する共同開発AIエージェント「GOAT」

開発の背景
TikTokやInstagramといった縦型動画プラットフォームの普及に伴い、UGC風動画は消費者の共感や購買行動を促す重要な広告フォーマットとして確立されています。しかしながら、広告主・広告代理店・制作代理店の多くが、以下のような課題を抱えている状況とのことです。
- 縦型動画の企画・制作は新しい分野であり、従来の手法やノウハウでは最適な構成案の作成が困難である
- 人気コンテンツのパターンは常に変化するため、随時トレンドに対応するには膨大なリサーチが必要となる
- どのような企画や演出が反響を得られるのか予測が難しい
これまでストーリーボードの設計は属人的なプロセスであり、十分なスピードと創造性を同時に実現することは困難な状況でした。
GOATの概要
GOATは、UUUMが長年にわたって蓄積してきたインフルエンサーマーケティングにおける動画制作の実績と経験、そして新たなビジョンと、「alpaka」や「GP」などのソーシャルメディアに特化したプロダクトの開発技術を持つフリークアウトのイノベーションが融合した、先進的なプロダクトとなっています。
GOATは独自技術に生成AIを組み込んだ動画の構成案(ストーリーボード)を全自動化する生成AIエージェントです。商材の情報と訴求ポイント・動画のイメージを入力するだけで、ストーリーボードの要素となる(1)シーンごとのアクション、(2)撮影アングル、(3)セリフ、(4)キャプション(字幕)、(5)絵コンテを自動生成します。

GOATの独自技術
GOATのAIエージェントの中核を担う独自技術は以下の通りです。
1. 界隈クラスタリング
SNS投稿をベクトル化した表現モデルを活用して、投稿間の共起関係や言語的特徴を組み込んだ多層クラスタリングを実施します。商品特性や訴求ポイントに親和性の高い「界隈」を自動的に抽出・特定する仕組みとなっています。
2. 商材カテゴリーの動画構成トレンド検知
商材カテゴリーにおいて特定条件に該当する動画の構成を自動的に学習し、どのようなパターンが高いユーザーのエンゲージメントを引き出しているのかを分析します。
ユーザーは「界隈を狙った構成案」または「トレンドに沿った構成案」のいずれかを選択することができます。
GOAT AIについて
GOAT AIは、対象商品との親和性が高い界隈クラスタリングの結果や、最新の動画構成トレンド分析の結果を自動的に解釈します。入力された訴求ポイントや希望する動画イメージとAIの分析結果を統合することで、ストーリーボードを絵コンテと合わせて自動生成する仕組みです。
これによって、属人化しやすかった企画プロセスを大幅に効率化し、劇的な工数削減を実現します。加えて、さまざまな構成案のブレインストーミングも短時間で数多く実施することが可能となり、企画の方針を決定するプロセスにおける創造性の向上にも貢献するとのことです。
GOATの今後の展開について
GOATでは今後、インフルエンサーのコンテンツ制作を支援するAIエージェントの開発も計画されています。また、これらのAI機能に加えて「クリエイター指名型動画制作マーケットプレイス」を提供することにより、創造性の最大化、ならびに縦型動画制作における制作全体の工数削減を目指していく方針です。
出典元:PR TIMES












