フィードフォース社のAnswer IO、AI検索ブランドスコアをCSVエクスポート可能に - 自由な分析活用を実現

株式会社フィードフォース(本社:東京都港区、代表取締役社長:塚田 耕司)は、AI検索におけるブランドスコアを見える化するサービス「Answer IO」に新機能を追加したことを発表しました。新たに実装されたCSVエクスポート機能により、ブランドスコアやAI応答データをExcel、Googleスプレッドシート、BIツールなどの外部環境で自由に分析・加工できるようになるとのことです。

CSVエクスポート機能追加の背景

Answer IOは、ChatGPT、Gemini、Perplexityといった主要AI検索エンジンにおけるブランド可視性スコアを測定し、ダッシュボード上で視覚的に確認できるプラットフォームとして提供されてきました。同社によれば、多くの企業がAI検索最適化(AEO)に取り組む中で、「Answer IOのスコアリング以外にも独自の切り口でデータを分析したい」「既存の社内レポートフォーマットに組み込みたい」「BIツールと連携して全社ダッシュボードに統合したい」といったニーズが寄せられていたとのことです。

Answer IOは、独自の「Visibility Score」として複数の指標でブランドスコアを測定していますが、企業ごとに重視する指標や分析軸は異なります。また、AI検索データを既存のマーケティングKPI・営業データと組み合わせて分析したいという要望も増えているようです。

今回のCSVエクスポート機能により、Answer IOで計測したレポートデータを生データとして取得できるようになり、企業独自の分析基盤での活用が可能になったとのことです。

CSVエクスポート機能の特長

レポート全データの一括ダウンロード

各レポート(バッチ実行結果)の全データを、1クリックでCSV形式のファイルとしてダウンロードできます。クエリごとのスコア、AIモデル別の応答内容、引用ドメイン、競合ブランドの言及状況など、Answer IOが収集した情報が含まれるとのことです。

Answer IO独自スコア以外の集計が可能

Answer IOでは「Visibility Score」を「言及スコア」「位置スコア」「引用スコア」など複数の指標で集計していますが、CSVエクスポートにより、企業独自の重み付けや計算式でスコアを再集計できるようになります。例えば「特定のAIモデルだけを重視」「競合言及回数を基準にした相対スコア」「引用ドメインの権威性を独自に評価」といったカスタム分析が可能になるとのことです。

既存ツール・ワークフローへの統合

エクスポートしたCSVは、Excel、Google スプレッドシート、Tableau、Looker Studio、Power BIなど、広く使われているツールで開くことができます。既存の社内レポートフォーマットにデータを流し込んだり、週次・月次のマーケティングレポートに組み込んだり、経営ダッシュボードに統合したりすることが容易になったとされています。

時系列分析とトレンド可視化

複数回のレポート実行データをCSVで取得し、時系列で並べることで、ブランドスコアの推移を独自に可視化できます。Answer IOの標準ダッシュボードとは異なる期間設定や、季節性分析、施策前後の比較など、自由な切り口でトレンドを追跡できるようになったと同社は説明しています。

ご利用方法について

CSVエクスポート機能は、既存のAnswer IOユーザーであればすぐに利用できるとのことです。利用方法は以下の通りです。

  1. レポート画面右上の「CSVエクスポート」ボタンをクリック
  2. ダウンロードが開始され、ブラウザ経由でCSVファイルを取得
  3. Excel、Google スプレッドシート、BIツールなどで開いて分析開始

エクスポート機能は、レポートが生成されていれば何度でも利用可能で、無料プラン、プロプラン問わず全てのユーザーが利用できるとフィードフォース社は説明しています。

活用イメージ

マーケティングチームでのカスタム分析

Answer IOの標準スコアに加え、自社で重視する指標(例:特定クエリジャンルでの露出率、特定AIモデルでの順位など)を独自に計算し、施策の優先順位を決定できます。CSVデータをもとに「Perplexity専用スコア」「エンタープライズ向けクエリ限定スコア」といった独自指標を作成し、施策ROIを測定することも可能となっているようです。

経営層への定期レポート作成

毎月のマーケティングレポートに、AI検索でのブランド可視性データを統合できます。CSVから必要な数値を抽出し、既存のPowerPointやGoogle スライドのテンプレートに流し込むことで、経営会議向けの資料作成が効率化されるとのことです。

データサイエンスチームでの高度な分析

CSVデータをPython、Rなどの分析環境に取り込み、統計モデリングや機械学習を適用できます。例えば「どのクエリタイプがスコア向上に寄与しやすいか」「引用ドメインの種類とスコアの関係」といった因果分析を行い、施策の優先順位を定量的に決定できるようになったと説明されています。

今後の展開

Answer IOは今後も、データ活用の柔軟性を高める機能を拡充していくとしています。

  • 最新AIモデルへの対応: ChatGPT、Gemini、Perplexityなどの最新バージョンに継続的に対応し、常に最新のAI検索環境でのブランド可視性を測定
  • 改善履歴管理機能: 実施した施策内容や自社のアップデート情報をブランドに紐づけて記録し、施策とスコア変化の因果関係を可視化

フィードフォース社は、AI時代における新たな集客チャネル最適化を通じて、パートナー企業の成長を支援していく方針を示しています。

Answer IOについて

プロダクト概要: AI検索におけるブランドスコア測定・競合比較・引用分析・改善提案・Google Analytics連携のダッシュボードを提供。

株式会社フィードフォースについて

株式会社フィードフォースは、データフィード・構造化データ・ID連携といったテクノロジーを活用したマーケティング支援サービスを開発・提供しています。「ビジネスにとどける、テクノロジーと鼻歌を。」をミッションに掲げ、企業のデジタルマーケティングを支えるプロダクトを通じて、ビジネスをより創造性あふれるものへと変えていくとしています。

  • 所在地:東京都港区南青山一丁目2番6号 ラティス青山スクエア3F
  • 代表者:代表取締役社長 塚田 耕司
  • 事業内容:データフィード関連事業 / その他事業

出典元:株式会社フィードフォース プレスリリース

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