売れるネット広告社グループ、中国大手ECサイト「JD.com」と提携し「中国向け買取仕入れサービス」を開始

売れるネット広告社グループ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 CEO:加藤公一レオ、東証グロース市場:証券コード 9235)は、連結子会社である株式会社売れる越境EC社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:髙橋宗太)を通じて、中国大手ECプラットフォームである JD.com(京東/JD.com)と提携し、「中国向け買取仕入れサービス」プロジェクトを正式に始動したことが明らかになりました。同社はこの提携を、「日本から中国へ」という巨大市場における歴史的な一歩と位置づけているとのことです。

世界最大市場に放つ日本製品の刃

中国のクロスボーダーEC(越境EC)市場は、2023年時点で取引額が約 CNY 2.38 兆(およそ US$331 億)に達し、前年比15.6%の成長を遂げています。この巨大市場において、JD.comは中国国内における物流網・品質管理・BtoC販売モデルで独自の強みを持ち、日本企業にとって「信頼できる越境チャネル」として注目を集めているようです。

売れるネット広告社グループは、D2C・ネット通販分野で培ってきた「最強の売れるノウハウ®」をこの舞台に投入し、JD.comとの提携により「日本の優れた商品を中国消費者へ直接届ける」仕組みを構築することで、新たな成長軌道の開拓を目指しているとのことです。

仕入れから販売まで一気通貫:買取仕入れサービスの本質

今回開始するサービスの核心は、売れる越境EC社が日本国内の優良メーカー・ブランドから商品を買取仕入れし、その商品をJD.comプラットフォーム上で中国消費者に販売するというシンプルながら革新的なモデルです。

従来、日本企業が越境ECに取り組む際には、販売側が「モール出店と在庫リスク」を抱えるケースが多く見られました。しかし、本サービスでは売れる越境EC社が仕入れリスクを肩代わりすることで、メーカーに「在庫減少・販路拡大」という両面のメリットを提供するとしています。

さらに、JD.comの高品質な物流・決済システム・ユーザー基盤を活用することで、中国消費者にとって「安心して購入できる」環境を確保するとのことです。JD.comは自社物流網と厳格な品質管理によって信頼を獲得しており、日本ブランドが求める正規品販売・短納期・高いサービスレベルという要求に最も適合したプラットフォームとなっているようです。

売れるネット広告社グループが持つ2,600回以上のABテスト実績、広告運用ノウハウ、D2C成功モデルが、日本メーカーの「越境EC参入」における障壁を大幅に低減するとしています。これは広告運用・データ最適化・クリエイティブ制作の一気通貫提供が可能な体制が整っていることの証左だとのことです。

同社ならではの勝利の方程式

今回のプロジェクトにおいて、売れるネット広告社グループが実現できる3つの競争優位性が存在するとしています。

  1. ノウハウの蓄積と自己検証 — グループの自社D2C事業(例:オルクス株式会社『KogaO+』)で「広告ゼロでもAmazon3冠」を達成した実証データを持ち、理論→実践→再現性という「勝てるループ」を確立済みだといいます。
  2. プラットフォーム連携力と実行部隊 — 同社は広告運用・コンサルティング事業を中心に、成果報酬型でクライアント利益を創出してきた実行力を有しており、越境モデルにおいても「売るための広告」を直結させる実装力が備わっているとのことです。
  3. 高成長市場への果敢なドライブ — 越境EC・TikTokライブコマース・プラットフォームSaaS化という高利益構造の成長ドライバーをグループ戦略の核に据えており、今回の中国市場展開は、その中でも「最大級の市場震撼ポテンシャル」を秘めているとしています。

今後の展望

短期(2025年度末)

  • 日本国内の優良メーカー優先3~5社を対象に、買取仕入れスキーム・中国販売実証を開始するとのことです。
  • JD.com上での販売ページ立上げ、物流設計、クリエイティブ展開を完了する予定です。
  • 初年度の試行からROIを明示し、2026年度以降のスケーリングの基盤を築く計画です。

中期(2026〜2027年度)

  • 販売カテゴリーを化粧品・健康食品・ベビー用品・家電等へ展開し、買取取扱額を年率数倍規模へ加速するとしています。
  • 中国内SNS(抖音/Douyin)やライブコマースとJD.com出店のクロス連携により「ブランド発信 → 販売」の構造を構築する予定です。
  • ストック型収益モデルとして、メーカーへの海外販路提供+広告運用支援を月額/成果報酬型で拡大していく方針です。

長期(2028年以降)

  • 「日本製品=中国消費者が最初に手を伸ばす信頼のブランド」として、売れるネット広告社グループがプラットフォーム構築者としての地位確立を目指しているようです。
  • 中国以外のアジア市場(東南アジア、インド)への展開も視野に入れ、グローバル越境ECプラットフォームへの進化を図る考えです。

同社は本プロジェクトが2026年7月期の連結業績にプラスの寄与をもたらすと見込んでいるとのことです。短期および中期については、現時点では連結業績に与える影響は軽微と考えられていますが、将来的には業績向上に貢献する取り組みとして位置づけられているようです。

売れるネット広告社グループは、日本の優れた商品を世界に橋渡しし、中国という巨大マーケットを舞台に「日本品質を信頼する消費者」との接点を創出することで、単なる売上成長ではなく、ブランドエコシステムの構築とグループとしての永続的な競争優位性の確立を目指しているとしています。

売れるネット広告社グループ株式会社 会社概要

社名:売れるネット広告社グループ株式会社(東証グロース市場:証券コード9235)

代表者:代表取締役社長CEO 加藤公一レオ
設立日:2010年1月20日

出典元:売れるネット広告社グループ株式会社 プレスリリース

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