
SaaS型ECプラットフォーム「futureshop」を提供する株式会社フューチャーショップが、KUROCO株式会社が提供する「データドリブンEC支援サービス」との連携を開始したことを発表しました。この連携により、「futureshop」または「futureshop omni-channel」を利用するEC事業者は、複数チャネルのデータを統合するダッシュボード基盤の構築から、データ分析に基づく施策立案・効果検証まで、包括的なデータ活用支援を受けることが可能になります。
この記事の目次
KUROCO社「データドリブンEC支援サービス」の主な機能と特長
複数チャネルのデータ統合基盤を構築
このサービスでは、自社ECやECモールなどの複数チャネルにおける購買履歴・商品・顧客データに加え、Googleアナリティクスのアクセスデータを一つのダッシュボードに集約して可視化します。これにより、これまで属人的に行われていた集計業務を排除し、迅速かつ的確な意思決定を可能にする分析環境を構築することができます。実績として、導入企業のデータ分析にかかる工数が、平均月50時間から30分にまで大幅に削減されたケースもあります。


データ分析から数値にもとづく施策立案まで実施
このサービスは単なるデータの可視化だけでなく、20年以上のEC支援実績を持つコンサルタントが週次・月次でデータを分析します。そして数値的な根拠をもとにマーケティング施策まで提案し、各施策の成果を定量的に把握することで、さらに次の投資判断に活かすことができる仕組みを提供しています。
自走型データ活用体制への移行を支援
KUROCO社は自社でもEC事業や店舗運営を展開しており、その知見を活かした実務に即したサポートを提供しています。最終的には、EC事業者が自社のリソースでデータを活用し、自律的にPDCAを回せる「自走型体制」への移行を支援することを目指しています。
株式会社フューチャーショップは今後も引き続き、EC支援事業者とのパートナーシップを強化し、Eコマース事業の成長のためにEC事業者と共に歩んでいく姿勢を示しています。
「futureshop」について
株式会社フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」は、サイトデザインのカスタマイズやコンテンツの更新を、EC担当者自身が高い自由度とスピードで行えることが特徴です。また、顧客のファン化を促進するための多彩な機能も備えており、効果的なロイヤルティマーケティングを展開することが可能となっています。
さらに、オムニチャネル戦略においては、実店舗とECサイトの顧客データを一元管理し、オンラインとオフラインの間でスムーズな顧客体験を実現する「futureshop omni-channel」も提供しています。この統合された顧客情報をベースに、オンラインとオフラインの垣根を越えた細やかなデジタルマーケティング施策を実行することができます。
今回の連携がもたらすメリット
株式会社フューチャーショップとKUROCO社の「データドリブンEC支援サービス」の連携により、EC事業者は以下のようなメリットを享受できるようになります。
- 複数チャネルの一元管理: 自社ECサイト、各種ECモール、実店舗など、複数の販売チャネルのデータを一括で管理・分析できるようになります。
- データ集計の効率化: これまで手作業で行っていたデータ集計作業が自動化され、担当者の工数を大幅に削減することが可能です。
- 専門的な分析と提案: ECの専門家によるデータ分析と施策提案を受けることで、より効果的なマーケティング活動を展開できます。
- 自社のデータ活用力向上: 最終的には自社内でデータを活用できる体制づくりをサポートし、持続可能なデータドリブン経営を実現します。
EC事業におけるデータ活用の重要性
近年、EC市場の競争が激化する中、単にECサイトを運営するだけでなく、データに基づいた戦略的な意思決定を行うことの重要性が高まっています。特に以下のような点で、データ活用はEC事業の成功に不可欠となっています。
- 顧客理解の深化: 顧客の購買行動や嗜好を詳細に分析することで、よりパーソナライズされた体験を提供できます。
- 在庫管理の最適化: 需要予測の精度を高め、適切な在庫水準を維持することで機会損失とコスト削減の両立が可能になります。
- マーケティング効率の向上: 各施策の効果を定量的に測定し、より効果的な方法に投資を集中させることができます。
- 迅速な意思決定: リアルタイムのデータ分析により、市場の変化に素早く対応することが可能になります。
今回の株式会社フューチャーショップとKUROCO社の連携は、こうしたデータ活用のハードルを下げ、多くのEC事業者がデータドリブンな経営を実現するための重要な一歩といえるでしょう。
株式会社フューチャーショップについて
| 代表者 | 代表取締役 星野 裕子 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区大深町4番20号グランフロント大阪 タワーA 24階 |
| 設立 | 2010年3月(株式会社フューチャースピリッツより分社) |
| 事業内容 | 電子商取引(Eコマース)支援サービスの提供 SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」企画・運営・開発 |
まとめ
株式会社フューチャーショップとKUROCO社の「データドリブンEC支援サービス」の連携は、EC事業者にとって複数チャネルのデータを統合し、効率的な分析環境を構築する貴重な機会となります。データの可視化だけでなく、専門家による分析と施策提案、さらには自走型のデータ活用体制の構築まで支援するこのサービスは、EC事業の成長を加速させる強力なツールとなるでしょう。
EC市場の競争が激化する中、データドリブンな意思決定の重要性は今後さらに高まることが予想されます。今回の連携がEC事業者の成功に貢献し、日本のEコマース業界全体の発展につながることが期待されます。
出典元:株式会社フューチャーショップ プレスリリース













