
株式会社イルグルム(大阪府大阪市北区に本社を置き、代表取締役を岩田進氏が務める)は、同社が提供する広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」の「媒体シンク機能」において、2025年10月15日から新たにTikTok広告、LINE広告、Google広告「P-MAX」、Microsoft広告「PMAX」との連携を開始したことを発表しました。
この機能拡張により、各広告媒体の「表示回数(インプレッション数)」および「広告コスト」データを日次ベースで自動取得できるようになります。加えて、計測に必要なパラメータが自動付与されるため、設定作業の負担が軽減され、設定ミスなどのリスク低減にも貢献するとのことです。
開発の背景
Web広告市場の拡大に伴い、TikTok広告に代表される動画広告や、AI最適化型キャンペーン「P-MAX」の利用が急速に広がっています。しかしながら、広告効果を正確に把握するためには、各媒体の管理画面ごとに計測用パラメータを付与したURLを入稿する必要があり、このプロセスで設定ミスや計測漏れが発生しやすいという課題があったようです。
さらに、複数の広告媒体のデータを集約してレポート化する作業は非常に煩雑で、表示回数や広告コストといった基本的な指標を比較するだけでも多大な労力が必要となります。そのため、広告担当者や広告代理店は、データ収集や運用管理に多くのリソースを割かざるを得ない状況に置かれていました。
この結果、本来注力すべき「広告施策の分析と改善」に十分な時間を確保できないという問題が生じていたとのことです。このような背景から、煩雑な運用作業を効率化し、分析・改善活動に集中できる環境を実現するために、広告効果測定に必要なパラメータを自動で付与・入稿し、各媒体のデータを正確に一元管理できるシステムが強く求められていました。
媒体シンク機能のアップデート詳細
今回のアップデートにより、アドエビスの「媒体シンク機能」が拡張され、TikTok広告、LINE広告※1、Google広告「P-MAX」、Microsoft広告「PMAX」との連携が新たに可能となりました。これにより、広告担当者は各媒体の管理画面を行き来する必要なく、アドエビスの画面上で「表示回数(インプレッション数)」や「広告コスト」などのデータを日次で一元的に管理できるようになるとのことです。
さらに、クリック数やコンバージョン数だけでなく、CPA(顧客獲得単価)などのコスト関連指標も同一画面で確認できるため、分析の精度と速度が大幅に向上します。また、広告計測に必要なパラメータが自動で付与・入稿される仕組みにより、設定ミスや計測漏れを防止でき、作業工数の削減や業務の属人化解消にも寄与するとしています。
※1すでに表示回数/広告コストの自動反映は対応済み
対象媒体について
<今回のアップデートで追加>
TikTok広告/LINE広告(広告自動登録対応)/Google広告「P-MAX」/Microsoft広告「PMAX」
<従来より提供>
Google広告※2/Yahoo!広告/Microsoft広告/Meta広告/LINE広告※3(表示回数/広告コストの自動反映のみ)
※2広告ID単位で表示回数、広告コストが取得できないキャンペーンは連携対象外です。(例)スマートアシスト
デマンドジェネレーションキャンペーンのうち、商品フィードを使用した広告は連携対象外です。
※3広告フォーマット「画像(アニメーション)」は連携対象外です。
「アドエビス」について
アドエビスは、高精度なデータを活用して意思決定をサポートする広告効果測定プラットフォームです。ユーザーのプライバシーに配慮した計測データの提供と、それらのデータの分析・活用を通じて、企業が進むべき方向性を明確に示すことを目指しているとのことです。
株式会社イルグルム(YRGLM Inc.)について
大阪本社:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスENTオフィスタワー8F
東京本社:〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町12F
代表者:岩田 進
設立:2001年6月4日
事業内容:マーケティングDX支援事業、コマース支援事業
URL:https://www.yrglm.co.jp/
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」は同社のマーケティングDX支援事業の主力サービスとなっています。今回発表された媒体シンク機能の拡張により、多様化する広告媒体の効果測定と一元管理がより効率的に行えるようになり、ユーザー企業の広告運用業務の負担軽減が期待されます。
同社は「データを価値に変え、世界を変える」をミッションに掲げ、企業のデジタルマーケティング活動を支援しています。企業のマーケティング活動において、データに基づいた意思決定と改善サイクルの確立を促進することで、効果的な広告投資と事業成長をサポートしています。
今回の機能拡張は、急速に変化するデジタル広告市場において、広告担当者の業務効率化と分析精度向上を実現するものであり、イルグルムのサービス価値向上への取り組みを示すものとなっています。特に、TikTokやLINEといった近年利用が拡大している広告媒体との連携は、多くの企業のニーズに応えるものと言えるでしょう。
デジタル広告市場はプライバシー保護の強化やAIの活用など、常に変化を続けています。イルグルムは、こうした変化に対応した機能開発を継続的に行うことで、企業の広告効果最大化と業務効率化を支援していくことを目指しているとのことです。
出典元: 株式会社イルグルム プレスリリース