
株式会社フィードフォース(本社:東京都港区、代表取締役社長:塚田 耕司)は、AI検索エンジンにおける自社ブランドの言及状況を追跡・分析できる「Answer IO」の正式版をリリースしました。このサービスは、ChatGPTやPerplexityなどのAI検索エンジンで企業ブランドがどのように言及されているかを総合的に可視化し、AI検索でのブランドスコアを測定するダッシュボードを提供します。
この記事の目次
正式版のリリースについて
株式会社フィードフォースの「Answer IO」は、2025年9月にベータ版利用のウェイトリストを公開し、マーケティング部門や広報担当者を中心に多くの企業から登録を集めたとのことです。この反響からAI検索における自社ブランドの可視性を定量的に把握したいというニーズが想定以上に強いことが明らかになったようです。
今回のベータ版を経た正式リリースにより、より多くの企業にAI検索最適化(AIO)の機会を提供すべく、誰でも利用できるサービスとして公開されました。ChatGPTやPerplexityなどのAI検索エンジンにおける企業ブランドの言及状況を追跡・分析し、AI上での言及率向上を支援するためのダッシュボードが利用可能になっています。
- サービスサイト:https://answer-io.jp
- プロダクト概要:AI検索におけるブランドスコア測定・競合比較・引用分析のダッシュボードを提供
狙いと背景
2022年にChatGPTが登場して以降、消費者の情報収集行動は従来の「キーワード検索」から「AIとの対話を通してAIから提案を受ける」形態へとシフトしています。これにより、AIが提示するブランド情報が購買意思決定に影響を与えるようになってきました。しかし、AIが企業ブランドをどのように言及しているかを把握し、競合との差異を分析する仕組みはこれまで十分に整備されていませんでした。
「Answer IO」は、複数のAIモデルにブランド関連クエリを投げかけ、回答内容・引用ドメイン・ブランドスコアを統合的に可視化します。これによりAI検索におけるブランドスコアを定点観測し、最適化サイクルを確立するための支援を行います。
Answer IOでできること
「Answer IO」は、マーケティングチームや広報部門がAI検索でのブランドスコアを継続的に把握できるよう、以下の機能を提供しています。
マルチモデル計測
ChatGPTとPerplexityにブランド関連のクエリを同時に実行し、回答本文と解析データを蓄積します。複数のAIモデルからのブランドスコアを同時に評価することが可能で、対応AIモデルは今後順次拡充される予定です。
ブランドスコアダッシュボード
AI回答内のブランド言及を分析し、独自指標「Visibility Score」(0〜100)としてモデル別・クエリ別にスコア化します。直近の露出率やトレンドを一目で把握できる仕組みとなっています。
競合・引用分析
競合ブランドとのスコア比較、引用ドメインランキング、回答本文の抽出により、AI検索上でのブランド間のギャップを特定することができます。これによって企業の強みや弱みを客観的に把握することが可能になります。
チーム協業とレポート共有
複数のチームメンバーでのブランド管理やクエリ管理、ポイント制による利用制御、共有リンクによる社内外へのレポート共有など、チーム単位での運用を支援する機能を備えています。
実際のレポートサンプルは公式サイトから確認することができます。
料金プラン
「Answer IO」は本日より、どなたでも利用可能となっています。利用目的や規模に応じて、以下の3種類のプランが用意されています。
無料プラン
- クレジットカード登録不要で基本機能を試すことができます。
- 初回登録時に20ポイントが付与されます。
個人向けプロプラン
- 月額払い:$60/月
- 年間契約:$55/月
- 毎月110ポイントが自動付与されます。
企業向けプロプラン
- 月額払い:$299/月
- 年間契約:$200/月
- 毎月組織で共有可能な400ポイントが自動付与されます。
- 組織での各種レポートやブランドの管理が可能です。
- 複数メンバーでの協業に最適化された機能を提供します。
また、プロプランを利用している方向けには、以下の追加ポイントパッケージも提供されています。
- スモールパック($6):10ポイント
- スタンダードパック($17):30ポイント
- ラージパック($32):60ポイント
- プレミアムパック($75):150ポイント
各種ポイントはサービス内でクエリ実行やレポート作成に利用することができます。
今後の展望
株式会社フィードフォースによると、「Answer IO」では、今後以下の開発を進めていく予定だということです。
- Anthropic Claude、Google Gemini、Microsoft Copilotなど対応AIモデルの拡充
- 週次レポート通知の提供
- 詳細な露出トレンド分析、アラート自動化、競合比較チャートの深化
- スコア分析の自動化と改善アドバイス機能
同社は、AI時代における新たな集客チャネル最適化を通じて、パートナー企業の成長を継続的に支援していく方針です。
株式会社フィードフォースについて
株式会社フィードフォースは、データフィード・構造化データ・ID連携といったテクノロジーを駆使したマーケティング支援サービスを開発・提供しています。「ビジネスにとどける、テクノロジーと鼻歌を。」をミッションに掲げ、企業のデジタルマーケティングを支えるプロダクトを通じてビジネスをより創造性あふれるものへと変えていくことを目指しています。
所在地:東京都港区南青山一丁目2番6号 ラティス青山スクエア3F
代表者:代表取締役社長 塚田 耕司
事業内容:データフィード関連事業 / その他事業
出典元: 株式会社フィードフォース プレスリリース