
アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡 晃)は、中堅・大企業向け一括電子購買サービス「ソロエルアリーナ」サイトのスマートフォン対応版をリリースしたことを発表しました。この取り組みは、同社の社内エンジニアが主導して開発を推進し、当初予定より3か月前倒しでのリリースを実現しています。スマートフォンでの閲覧に最適化されたサイト提供により、利用者の購買体験向上を目指しているとのことです。
背景
アスクル株式会社は現在、既存の中小事業所向け通販サービス「ASKUL」と中堅・大企業向け一括電子購買サービス「ソロエルアリーナ」の2つのECサイトを統合し、「新アスクルWebサイト」としてリニューアルオープンするプロジェクトを進行しています。
「新アスクルWebサイト」のオープンに先立ち、同社が改めて「ソロエルアリーナ」のユーザーの利用環境を調査したところ、医療や介護、飲食、小売、サービスなどの対人サービス業種のお客様を中心に、各仕事場でスマートフォンを使用して注文する機会が多いことが判明したとのことです。
しかしながら、これまでの「ソロエルアリーナ」はスマートフォンに対応しておらず、PCサイトの画面表示のままであったため、視認性や利便性などの面でお客様には一部制約がある状況でした。このような背景から、スマートフォンでも閲覧しやすい「ソロエルアリーナ」サイトを提供することで、お客様の購買体験向上を目指すことになったということです。
なお、同社によると、2023年7月に本プロジェクトが本格稼働し、ソロエルアリーナのお客様の新アスクルWebサイトへの移行は2025年5月期中に完了したとのことです。今期(2026年5月期)中にASKULサイトのお客様移行を開始し、2027年5月期中に新アスクルWebサイトへの統合が完了する予定であると発表されています。
社内エンジニアが本開発を主導で推進
アスクル株式会社は近年、デジタル人材の育成を強化していますが、今回の「ソロエルアリーナ」サイトのスマートフォン対応にあたっては、社内エンジニアが本開発を主導したとのことです。社内エンジニア主導のチームでプロジェクト推進を行うことで、当初予定より3か月前倒してリリースを果たし、エンジニア内製化による生産性向上を実現しているそうです。
この取り組みは、同社のデジタル人材育成の成果が実を結んだ事例といえるでしょう。社内リソースを活用することで、効率的かつスピーディーな開発が可能となり、予定を上回るペースでのサービス提供につながっているようです。
ソロエルアリーナサービスとは
「ソロエルアリーナ」は、アスクル株式会社が提供する中堅・大企業向け一括電子購買サービスです。企業の調達業務の効率化や購買管理の最適化をサポートするECプラットフォームとして、多くの企業に利用されています。
今回のスマートフォン対応により、オフィスのPCだけでなく、現場や外出先からでもスマートフォンを使って必要な物品の発注や在庫確認などが容易にできるようになり、ユーザーの利便性が大幅に向上することが期待されます。
新アスクルWebサイト統合プロジェクトについて
アスクル株式会社は、「ASKUL」と「ソロエルアリーナ」の2つのECサイトを「新アスクルWebサイト」として統合するプロジェクトを進めています。この統合により、ユーザーインターフェイスの統一や機能の拡充が図られ、より使いやすいサービス提供を目指しているとのことです。
プロジェクトの進行状況としては、以下のスケジュールで進められています:
- 2023年7月:プロジェクト本格稼働開始
- 2025年5月期中:ソロエルアリーナのお客様の新アスクルWebサイトへの移行完了
- 2026年5月期中(現在):ASKULサイトのお客様移行を開始
- 2027年5月期中:新アスクルWebサイトへの統合完了予定
今後の展開
アスクル株式会社は、変わりゆく働き方やお客様の新たなニーズに応える商品やサービスの更なる拡充に取り組み、すべての仕事場に「うれしい」を届け続けるために進化を続けていくとしています。
今回のスマートフォン対応版のリリースは、多様化する働き方や購買環境の変化に対応するための重要なステップとなります。特に現場でのスマートフォン利用が増えている医療や介護、飲食、小売、サービスなどの業界のお客様にとって、業務効率の向上につながることが期待されます。
アスクル株式会社について
アスクル株式会社は、オフィス用品や生活用品などの通信販売サービスを提供する企業です。主に「ASKUL」ブランドで知られ、オフィス用品から日用品、食品、医療・介護用品まで幅広い商品を取り扱っています。中小事業所向けの「ASKUL」と中堅・大企業向けの「ソロエルアリーナ」の2つの主要サービスを展開し、企業の業務効率化や購買コスト削減をサポートしています。
近年はデジタル人材の育成を強化し、自社サービスの開発やシステム改善を内製化する取り組みを進めています。今回の「ソロエルアリーナ」スマートフォン対応版のリリースも、そうした取り組みの成果の一つといえるでしょう。
まとめ
アスクル株式会社が、中堅・大企業向け一括電子購買サービス「ソロエルアリーナ」のスマートフォン対応版をリリースしました。医療や介護、飲食、小売、サービスなどの対人サービス業種のお客様を中心に、スマートフォンでの注文ニーズが高まっていることを受けての対応となります。
社内エンジニアが開発を主導し、当初予定より3か月前倒しでのリリースを実現したことは、同社のデジタル人材育成の成果が表れた事例と言えるでしょう。アスクル株式会社は今後も、働き方の変化やお客様のニーズに応じたサービス拡充に取り組み、すべての仕事場に「うれしい」を届け続けるために進化を続けるとしています。
出典元: アスクル株式会社 プレスリリース