株式会社Ryuki Design（本社：大阪市中央区、代表取締役：緒方隆二）は、20～60代の女性100名を対象に、ECサイトの商品ページに専門家コメントが掲載されていた場合の印象について意識調査を実施しました。その結果、全体の54%が「安心感が増す」と回答し、専門家の意見が閲覧者にポジティブな印象を与える可能性が示されています。また年代ごとの安心感の傾向にも違いがあり、ランディングページ（LP）制作におけるコンテンツ設計に役立つ知見が得られたとのことです。
この記事の目次
調査方法および調査内容
今回の調査は以下の条件で実施されたとのことです。
対象者
【居住地】全国
【年齢】20歳以上 69歳以下
【性別】女性
【職業】会社員(正社員)、会社員（契約・派遣社員）、経営者・役員、公務員（教職員を除く）、自営業、自由業、医師・医療関係者、専業主婦、学生、パート・アルバイト
【人数】100名
【調査方法】インターネット調査
【調査実施日】2025年09月04日
設問
インターネット（ECサイト、ネット通販）でサプリメントの購入を検討している際、商品ページ内に専門家（例：管理栄養士）のコメントが載っていると、その商品への気持ちはどう変わりますか？
回答
安心感が大きく増す：12%
安心感が少し増す：42%
変わらない：41%
不安に感じる：5%
専門家コメントが「安心感」に与える影響
調査結果を分析すると、「安心感が大きく増す」と回答した人が12%、「少し増す」と回答した人が42%となり、合計で全体の54%が専門家コメントによって安心感が向上すると感じていることが明らかになったようです。
一方で、「変わらない」という回答も41%と高い割合を示し、「不安に感じる」という回答も5%存在しています。この結果から、専門家コメントの掲載は過半数のユーザーに安心感をもたらす効果がある一方で、全ての閲覧者に同様の効果を与えるわけではないことがわかったとのことです。
ランディングページ制作においては、専門家コメントの配置や表現方法を工夫することが重要であると考えられています。特に対象となる商品やサービスの特性、ターゲット層に合わせたコメント内容の最適化が求められるようです。
年代別にみる安心感の傾向
20代は安心感が大きく増す割合が高い
20代女性の回答を分析すると、「安心感が大きく増す」と回答した割合が25%と、全年代の中で最も高い結果となったことがわかりました。この年代では専門家コメントによる強い信頼感の形成が見られるとのことです。
一方で「不安に感じる」と回答した人も15%と、全体平均（5%）を大きく上回る結果となっており、専門家コメントへの反応が二極化する傾向が明らかになっています。
この結果から、若年層向けのランディングページ制作では、専門家コメントの内容や信頼性を伝える表現方法により注意を払う必要があるといえるようです。専門家の経歴や資格を明確に示すなど、信頼感を高める工夫が効果的とされています。
30代は安心感が増す傾向が最も強い
30代女性の場合、「安心感が少し増す」が45%、「大きく増す」が20%という結果となり、合計65%が安心感の向上を感じているようです。これは全年代の中で最も高い割合であり、30代がもっとも専門家コメントに好反応を示す年代であることが示唆されました。
30代は仕事や家庭において健康管理への意識が高まる時期であり、専門家による情報が商品選択における重要な判断材料となっていると考えられています。
このことから、30代をターゲットとするランディングページでは、専門家コメントを明確かつわかりやすく掲載することが効果的な戦略といえるようです。
40代は「少し安心感が増す」が過半数を占める
40代女性の調査結果では、「安心感が少し増す」という回答が60%と突出して高い結果となりました。一方で「安心感が大きく増す」という回答は5%にとどまっており、安心感の高まり方は比較的穏やかであることがわかります。
この世代は即断的な信頼感よりも、情報の一部として専門家コメントを参考にする傾向が強いと考えられているようです。ランディングページ制作においては、過度な演出を避け、信頼できる情報源として自然に受け入れられるようなデザインや表現が求められるとのことです。
50代は安心感は増すが「大きく増す」はゼロ
50代女性の回答では、「安心感が少し増す」が55%と過半数を占める一方、「安心感が大きく増す」と回答した人は0%という結果になりました。また「変わらない」という回答も40%と高い割合を示しています。
この結果から、50代では専門家コメントによる影響は限定的であり、コメント単体での信頼形成は難しいことが示唆されているようです。50代向けのランディングページでは、専門家コメントのみに頼るのではなく、商品情報や実績、使用感など複数の要素を組み合わせて信頼感を構築する工夫が必要といえます。
60代は「変わらない」と回答する割合が最多
60代女性の調査結果では「変わらない」という回答が60%と、全年代の中で最も高い割合を示しました。「安心感が大きく増す」は10%、「少し増す」は30%であり、専門家コメントによる影響が他の年代と比較して小さい傾向が見られています。
高齢層では商品ページ内の情報だけでなく、長年の経験や信頼できるブランド、口コミなどを重視する傾向があると考えられているようです。そのため、60代をターゲットとしたランディングページ制作では、専門家コメントに加えて実際の利用者の声や実績データなど、多角的な情報提供が効果的だといえます。
購入意識に表れるその他の傾向
今回の調査では、回答者全体の41%が「変わらない」と答えており、専門家コメントの有無が必ずしも安心感につながるわけではないことも明らかになったようです。また「不安に感じる」と回答した人も5%存在しています。
この結果から、コメントの内容や伝え方によっては逆効果となる可能性も考慮する必要があるとのことです。ランディングページ制作においては、単に専門家コメントを掲載するだけでなく、閲覧者にとって自然で信頼できる表現を工夫することが重要だといえます。
特に商品ジャンルやターゲット層に応じてコメントの扱い方を調整することが、効果を高めるポイントとなるようです。例えば、健康や美容関連商品では専門的な解説が求められる一方、日用品では簡潔で分かりやすい表現が効果的かもしれません。
株式会社Ryuki Designは、これまで数千本以上のランディングページを制作し、3,300社を超える企業との取引実績を持っているとのことです。すべての制作を内製デザイナーが担当し、下請けを利用しない体制により、品質とコストパフォーマンスを両立したLP制作を実現しているようです。
出典元：株式会社Ryuki Design プレスリリース
