
新商品・新規事業開発支援を行うSEEDER株式会社は、商品開発に特化したAIデータベース「Future Store」を2025年9月1日に正式リリースすることを発表しました。このサービスは、従来数ヶ月を要していた商品企画プロセスを最短1ヶ月で完了させることを可能にし、企画担当者の思いを反映した商品開発をワンストップでサポートするとのことです。
SEEDER株式会社(代表取締役:村田寛治、本社:東京都港区北青山)が提供する「Future Store」は、商品開発プロセスを革新的に効率化するAIデータベースです。
この記事の目次
商品開発現場が抱える3つの深刻な課題
多くの企業において、商品開発担当者は以下の課題に直面しており、これがイノベーション創出の障壁となっているそうです。
①限られたリソースでの質の高いアイデア創出
市場調査から分析、アイデア発想まで全てを手作業で行うため、十分な検討時間を確保できていません。特に年間100SKU以上の開発ミッションを抱える企業では、人的リソース不足が深刻な問題となっているようです。
②競合との差別化の困難さ
市場に似たような商品が溢れる中で、独自性のあるアイデアを生み出すには深い生活者理解が必要です。しかし、そのための調査・分析には膨大な時間がかかり、結果として平均的なアイデアに留まってしまうケースが多いのが現状とのことです。
③社内承認プロセスの壁
良いアイデアが浮かんでも、それを説得力のある企画書に落とし込み、社内稟議を通すまでの作業が大きな負担となっています。このため、多くの優秀なアイデアが日の目を見ることなく埋もれてしまっているということです。
Future Storeが実現する「商品開発の未来」

Future Storeは、これらの課題を根本から解決する3つの革新的な仕組みを提供するとのことです。
1. 企業固有の最適解を導くAI活用による商品開発支援
SEEDERが保有する2,000件以上のトレンド分析レポートや500群以上の生活者調査データという膨大な情報をもとに、約38,000の商品カテゴリ・100万以上の商品アイデアを生成するAIデータベースを提供しています。さらに、汎用的な回答ではなく、各企業の顧客データや技術的制約を踏まえた「企業らしさ」を反映した最適解(=コーポナライズ)を、専門アナリストがAIと連携して導出することが特徴だそうです。商品コンセプトの上流設計から伴走することで、開発・広告・販促まで一貫した方針策定と業務効率化を実現するとのことです。

2. 専門アナリストによる「消費者インサイトを商品アイデアに活かす共創体験」の提供
SEEDERでは、AIが生成したアイデアをもとに、専門アナリストが共創ワークショップをファシリテートするとのことです。生活者の声やインサイトを翻訳し、驚きと納得感のある実現可能な企画へと昇華させるプロセスを提供しています。体系化されたノウハウに基づき、単なる思いつきではない、再現性のある価値創出プロセスを実現するということです。
3. 企画担当者に「定期的に良質な商品アイデアを生み出す仕組み」を与える支援システム
Future Storeの最大の特徴は、企画担当者の声・思いを反映した商品アイデアを従来より多く生み出せるよう設計されていることだそうです。最終的に「自分がこの商品を生み出せた」と実感できるように、SEEDER社の専門アナリストとFuture Storeが伴走する仕組みになっています。

FutureStore ベータ版 導入企業からの評価
食品領域 商品開発 担当者: 「最初から商品イメージ画像やアイデアの根拠があって議論できるのが、これまでの商品開発会議と断然違いました。」
化粧品領域 商品開発 担当者: 「自社のお客様の声がピックアップされ、さらに新しい視点や商品の提案も含まれていたのでかなりの時短になりました。」
商品開発部門 事業責任者:「SEEDERプランナーさんと一緒に議論をすると、客観的な生活者の分析や声を情報提供しながら議論してくれるので、短い時間の商品開発会議を有意義に使えました。」
SEEDER株式会社について
SEEDER株式会社は、「人と社会の未来を洞察し、社会実装へとつなげ、生活者の進化を促し続ける」ことを企業理念としています。先進的な生活者(= トライブ)に関する定性的調査・分析を通じ、5年先の未来環境を探索し、クライアント企業における新商品および新規事業開発の支援を行っているとのことです。
出典元: SEEDER株式会社 プレスリリース