
株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都港区、代表取締役会長:田中雄三 代表取締役社長:小坂洋人)が開発・提供するLINE公式アカウント運用支援サービス「DialogOne®︎」において、LINEヤフー株式会社の「ビジネスマネージャー」とのオーディエンス連携機能の提供が開始されました。この機能により、企業はLINE公式アカウントを通じて、顧客の属性や行動履歴、興味関心などに基づいた精度の高いパーソナルコミュニケーションが可能になります。
同社が提供する「DialogOne®︎」を活用することで、企業は顧客エンゲージメントの向上とより効果的なマーケティング活動を実現できるようになります。これまでよりも細かなセグメント設計が可能となり、顧客一人ひとりとのコミュニケーション精度が高まることが期待されています。
背景
近年のLINE公式アカウント運用において、企業は画一的な情報発信から脱却し、顧客一人ひとりの興味関心や行動に合わせたパーソナルなコミュニケーションへのニーズが高まっています。「DialogOne®︎」はこうした状況を踏まえ、企業のLINE公式アカウント運用を支援し、ユーザーとの円滑なコミュニケーションを実現するサービスとして提供されています。
LINEヤフー社の「ビジネスマネージャー」は、LINE公式アカウントだけでなく、LINE広告やYahoo!広告といったLINEヤフーの複数プロダクト間でオーディエンスを連携できる機能です。企業はこの機能を活用することで、各プロダクトで作成したオーディエンスを活用し、顧客の属性・ライフイベント、購買意向、興味関心等に応じた柔軟な情報配信が可能となります。
これまで「ビジネスマネージャー」は、LINE Official Account Managerを介した連携に限定されていました。LINE Official Account Managerでは、オーディエンスの配信条件を複数組み合わせた場合でも、"条件のいずれか一つでも該当するユーザー"に配信される仕組みだったため、細かなセグメント設計やターゲティングには制約がありました。
一方、今回提供が開始された「DialogOne®︎」を活用したオーディエンス連携では、"条件すべてに該当するユーザーのみ"に配信することが可能となります。これにより、より精度の高いユーザーコミュニケーションが実現でき、企業のLINEを活用したマーケティング施策の効果向上が期待されます。

サービスの特長
本サービスの最大の特長は、顧客のステータスに応じたきめ細かいターゲティング配信が可能な点です。顧客の属性や行動履歴、興味・関心に基づいた、よりパーソナルで効果的なOne to One コミュニケーションを実現することで、顧客満足度やエンゲージメントの向上が期待できます。
具体的な活用例としては、Yahoo!検索や広告接触等の顧客行動データを活用し、ライフイベントや購買意向などの推計情報をビジネスマネージャー上でオーディエンス化します。そのデータを「DialogOne®︎」の配信オーディエンスとして抽出し、ユーザーのライフイベントや購買意向に合わせた情報を最適なタイミングで「DialogOne®︎」から配信することが可能となります。
このようなデータ連携により、例えば「引っ越しを検討している」と推測されるユーザーに対して住居関連の情報を提供したり、「旅行を計画している」ユーザーに対して旅行関連のプロモーション情報を届けたりするなど、ユーザーのニーズに合った情報をタイムリーに届けることができるようになります。
従来のLINE公式アカウント運用では実現が難しかった精度の高いターゲティングが、「DialogOne®︎」とビジネスマネージャーの連携によって可能になることで、企業のマーケティング活動の効率化と効果向上に貢献します。特に、大量のユーザーを抱える企業にとって、効率的かつ効果的な情報発信の手段として活用が期待されています。

今後の展開について
「DialogOne®︎」では今後、データを活用したOne to Oneコミュニケーションの精度向上や、LINE公式アカウント運用の効率化など、顧客体験の向上につながる新機能の追加が予定されているとのことです。ユーザーのフィードバックを反映させながら、より使いやすく効果的なサービスとなるよう継続的な改善が進められる予定です。
また、AIやデータ分析技術の進化に伴い、より高度な顧客インサイトの抽出や、パーソナライズされたコミュニケーション施策の実現に向けた取り組みも強化されていくことが期待されます。特に、大量のデータから顧客の潜在的なニーズを読み取り、先回りした情報提供を行うなど、より高度なマーケティング活動への応用も視野に入れられています。
株式会社Hakuhodo DY ONEは、「DialogOne®︎」およびその他のソリューションの開発と機能強化に努め、より充実したサービス提供を通じて企業のマーケティング活動を支援していくことを表明しています。デジタルマーケティングの専門知識とテクノロジーを駆使し、顧客企業のビジネス成長に貢献することを目指しています。
今回の「ビジネスマネージャー」とのオーディエンス連携機能の提供開始は、同社がデジタルマーケティング領域での総合的なサービス提供を強化していく一環であり、今後もさらなるサービス拡充が期待されます。LINE公式アカウントを活用したマーケティング活動をより効果的に展開したい企業にとって、「DialogOne®︎」は重要なツールとなりそうです。
株式会社Hakuhodo DY ONE 会社概要
Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告黎明期より培ったデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対して、デジタル起点でのマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援しています。
博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング事業会社となることを目指しているとのことです。
クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献していくことを目標としています。
本社所在地: 〒107-6316 東京都港区赤坂5丁目3-1 赤坂Bizタワー
代 表 者: 代表取締役会長 田中雄三 代表取締役社長 小坂洋人
株 主: 博報堂DYグループ100%
社 員 数: 3,172名(2025年4月1日時点)
創 立: 2024年4月1日
事 業 内 容: デジタルマーケティング全般にまつわる企画・コンサルティング・代行事業・投資事業
出典元:株式会社Hakuhodo DY ONE プレスリリース