
株式会社Minto(本社:東京都港区、代表取締役:水野和寛)は、15〜69歳の消費者1,364名を対象にIPコラボに関するアンケート調査を実施したことが発表されました。この調査では、消費者のSNSシェア意欲に焦点を当て、効果的なIPコラボの方法論を解明することを目指しています。
IPコラボとは、ゲームやアニメ、マンガなどのキャラクター(IP)と、企業やブランドがコラボレーションし、共同で商品やキャンペーン、コンテンツを企画・製作・販売する取り組みのことです。現在、IPコラボはマーケティング手法として様々な業界で定着していますが、その効果を最大化する方法論はまだ十分に確立されていないのが現状です。
この記事の目次
調査概要
- 調査期間: 2025年1月10日(金) 〜 2025年1月15日(水)
- 調査目的: 消費者が好意的に反応し、購買・参加の欲求が高まるIPコラボの分析・理解
- 調査手法: インターネット調査
- 設問数: 計25問(Background: 5問 / Screener: 4問 / Main: 16問)
- 回答時間目安: 約10分
調査結果サマリ
SNSでシェアされるIPコラボの方程式
本調査から導き出された、SNSでシェアされるIPコラボの方程式は以下の通りです。

男女ごとのシェア意欲の差異を意識
調査結果から、SNSでのシェアを狙う企画の場合、男女によってシェア意欲に大きな差があることが明らかになりました。一般的に男性のシェア意欲が高く、広く話題化するキャンペーンが相性が良いという傾向が見られます。一方、女性をターゲットとする場合は、よりシェアを狙う界隈を絞った施策設計が必要であると言えるでしょう。
キャンペーンのターゲットの特性に合わせたIP選定
調査によると、選定するIPによってもシェアの意欲が大きく異なり、キャンペーンの結果に大きな影響を及ぼすことが分かりました。特に女性をターゲットとする施策の場合、IPコラボとしての想起力が低くとも消費喚起力が強い「偏愛・投資型」のIPを活用することで、共感性の高い施策設計が可能になることが示されています。
話題化 or 熱量の目的に合わせたコラボレーション企画設計
特にSNS上での話題を狙う「無料SNSキャンペーン」や、熱量の高さによる共感性を狙う「イベント施策」などが、IPコラボ施策としてのシェア意欲が高い傾向にあることが判明しました。「男性×無料SNSキャンペーン」「女性×イベント施策」の相性が良い傾向にありますが、起用するIPによるシェア意欲の差なども踏まえて、施策を設計する必要があると言えます。
IPコラボのSNSシェア意欲
IPコラボのSNSシェア人口が多いのは10代〜30代
政府統計の人口動態データに対して、年代ごとに、本調査で判明したIPコラボの「SNSシェア意欲が高い割合」と、政府統計の「SNS使用率」をかけ合わせ、「IPコラボのSNSシェア人口」を割り出したところ、割合と同様に【20代 > 30代 > 10代 > 50代 > 40代 > 60代】という結果になりました。

IPコラボのSNSシェア意欲が最も高いのは20代/男性
回答した各IPコラボのSNSシェア意欲について、「とてもある」「まあまあある」の回答割合を性別・年代ごとに可視化した結果、シェア意欲が高かった順に【20代/男性 > 30代/男性 > 10代/男性 > 50代/男性 > 30代/女性】となりました。特に若年男性のシェア意欲の高さが目立つ結果となっています。

IPコラボのSNSシェア意欲は、キャンペーンやイベントで高まる
回答した各IPコラボのSNSシェア意欲について、「とてもある」「まあまあある」の回答割合をIPコラボの形式ごとに可視化しました。調査の結果、シェア意欲が高かったのは男性が「無料のSNSキャンペーン」「商品購入時のクローズド懸賞」、女性が「イベント」「商品購入時のクローズド懸賞」であり、特にキャンペーンやイベントでシェア意欲が高まりやすい傾向が明らかになりました。

株式会社Mintoについて
Mintoは、エンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。キャラクターやWebtoon、ショートドラマ等のIP創出事業、他社作品やクリエイターを支援するIPビジネス支援事業、中国、タイ、ベトナム拠点を軸としたIP海外展開事業を行っており、コンテンツの新たなエコシステム創りを目指しています。
会社概要
- 会社名:株式会社Minto
- 設立年月:2011年8月(株式会社Mintoへの商号変更2022年1月)
- 所在地:〒107-0061 東京都港区北青山2-14-4 WeWork the ARGYLE aoyama 6F
- 資本金:1億円
- 役員:代表取締役 水野和寛、取締役 中川元太、取締役 高橋伸幸、取締役 定平一郎、取締役 堀容隆
- 事業内容:コンテンツソリューション事業、IPプロデュース事業、新規領域(Web3)事業
出典元: 株式会社Minto プレスリリース