
マーケティング支援を専門とする株式会社Minato(本社:東京都港区西新橋、代表取締役CEO:山﨑雄太)は、ECモールにおける転売対策サービス「Minato式転売対策」の累計実行件数が15万件を突破したことを発表しました。この実績は、各企業のEC運営事業者が直面するブランド価値の毀損や顧客体験の安全性向上といった課題に対し、同サービスが社会的に大きな需要があることを示しています。
この記事の目次
転売累計実行件数15万件突破の背景
2023年8月に本格提供が開始された「Minato式転売対策」は、EC市場で深刻化する悪質な転売問題に対応し、累計実行件数15万件を突破することで、多くの顧客企業のブランド価値保護と売上向上に貢献してきました。
経済産業省が発表した「令和5年度電子商取引に関する市場調査」によると、日本のEC市場規模は年々拡大傾向にあり、2022年の国内BtoC EC市場規模は24.8兆円で前年比9.23%増となっており、今後もさらなる成長が見込まれています。このような成長市場において、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Qoo10をはじめとする大手ECモール各社も発展を続ける一方で、悪質な転売行為による問題が増加し続けています。出店する企業や個人事業主が増える中、正規販売店の売上機会損失やブランドイメージの低下といった課題が顕在化しており、株式会社Minatoはこれらの課題解決に注力しています。

ECモールにおける転売の課題
ECモールで起こる悪質な転売状況
近年、EC市場は拡大の一途を辿っていますが、それに伴い悪質な転売の被害も増加しています。特に転売業者による管理不備(粗悪な梱包、賞味期限切れ商品など)が原因でブランド価値が損なわれるケースが増えています。具体的な被害事例としては以下のようなものがあります。
- 商品が届かない
- 使用期限間近の商品が届いた
- 配送時、商品が破損していた
- 「転売ヤー」が転売目的の買い占めをすることによって商品が買えない
- 返品、返金して欲しいのに問い合わせても連絡がつかない など
社会情勢を考慮して、ECモールを展開する大手企業各社も対応に乗り出しています。2024年4月にはLINEヤフーが「ヤフーショッピング」において「無在庫転売」に対する「ストア運用ガイドライン」を改定しました。また、楽天市場でも「安心・安全・適正な流通環境の構築へ向けた取り組み」が発表され、悪質な転売事業者や販売者に対応するため協定締結企業を集めて公表しています。
「転売」による社会的な課題や影響が広がる中、国や企業による健全な正規流通環境の構築と消費者の安全を守るための転売対策が強く求められています。
転売が影響する各ECモールの仕様特性上の機会損失
特にAmazonでは、同一商品がひとつのURLに統一される仕様のため、複数の事業者が同一ページ内で出品する仕組みになっています。そのため、「カートに入れる」ボタンが表示される部分(=カートボックス)を転売業者に奪われると、正規店の商品であっても購入されにくくなり、売上に大きな影響を与えることになります。
一方、楽天市場やYahoo!ショッピング、Qoo10では、「1カタログ1URL」のルールがないため、転売業者が多数の店舗で出品し、検索結果に転売商品が乱立して正規販売のページが埋もれてしまい、ブランド価値が低下する問題などが発生しています。
「Minato式転売対策」の概要
株式会社Minatoが提供する「Minato式転売対策」は、以下の特長により、不正転売対策において高い効果を発揮しています。
1.圧倒的な実行実績とスピード

累計15万件以上の転売対策実行件数は、他社にはない圧倒的な実績です。株式会社Minatoは他社にはないスピードとノウハウで高いデリバリー品質の維持を実現しています。定期パトロールを行い、既存転売店舗・新規転売店舗のモニタリングを週次で実施し、モニタリングとアプローチを徹底して行うフローを構築しています。
2.各種ECモール横断の転売対策が可能

Amazon、楽天市場、Qoo10、Yahoo!ショッピングといった主要モールを含めたECモールを横断した支援ができることが株式会社Minatoの強みです。転売業者は市場規模の大きい主要ECモールへ出品を行い、規約に違反し取り下げが必要になった場合に他のECモールへ流れていく特徴があるため、主要ECモールを横断的に対応することで、ECモール全体での転売対策が可能となっています。
3.自社システムによる効率的かつ大規模なアプローチ

株式会社MinatoはRPAとAPIを活用し、特定キーワードに対する転売店舗リストを数千単位でリストアップし、問い合わせフォームまで自動で送付するシステムを保持しています。転売業者の抽出を自動化することで大規模な転売対策を実現しています。
4.目的・状況に応じた幅広い対応範囲

株式会社Minatoではクライアント企業のニーズにあわせて、対策アプローチをカスタマイズして提供しています。転売状況調査、転売商品パトロール、転売店舗へのメール連絡、電話連絡、ECモールへの違反通告、ECモール担当者経由の連絡、商品ページ内での注意喚起、対策結果レポーティングなど、ほぼ全ての転売対策に対応可能です。過去の実績をもとに、転売業者の出品抑制に繋がる可能性の高いアプローチを実現し、複数の施策を組み合わせて効果的に施策を進めています。
株式会社Minatoは、不正転売対策が売上改善インパクト・成功確度・実施コストの観点から最も効果的な施策であると考えています。実際に、まゆ毛美容液「ラッシュアディクト」を販売する株式会社BJC様や、サプリメント「すっぽん小町」を販売する株式会社生活総合サービス様(ていねい通販)からもご依頼をいただき、短期間で転売対策の効果を実現しています。
転売対策の事例
事例①
「人にも髪にも環境にも優しい」をポリシーにプロフェッショナル向けのサロン専売品を販売する美容メーカーであるアペティート化粧品株式会社様の事例
事例②
「頑張る女性を応援したい」というコンセプトのもと健康食品・化粧品の通販ブランド「ていねい通販」を運営する株式会社生活総合サービス様の事例
事例③
「コンプレックスのない明るい社会を目指して」という理念のもと、美容・健康分野において幅広い商品を提供している企業です。歯科医師や毛髪診断士などの専門家と共同で開発に取り組み、ヘアケア、デオドラント、オーラルケア用品等、複数のブランドを展開する企業、株式会社ソーシャルテック様の事例
株式会社Minatoについて

株式会社Minatoは「面白そうな領域になんでも首を突っ込む」をミッションにデジタルマーケティングの力でクライアントの商品を世に広めるデジタルマーケティング支援事業を行っています。ECモールコンサル支援に強みを持ち、販促を強化したい企業に対して広告支援や検索対策、転売対策や顧客・市場データの分析など幅広く展開しています。シナジーのある企業との連携を軸にMinato × 企業で新しい価値を生み出しています。
- 会社名: 株式会社Minato(Minato Inc.)
- 所在地: 東京都港区西新橋2-19-5カザマビル5階
- 代表者: 代表取締役CEO 山﨑 雄太
- 設立: 2018年10月
- 事業内容: マーケティングコンサルティング、マーケティング施策実行支援、ECモール運用支援、不正転売対策、販促活動支援
出典元:株式会社Minato プレスリリース