NTTスマートコネクト、手軽に導入できるライブコマースサービス「foove+」「foove+lab」を2025年7月から提供開始

NTTスマートコネクト株式会社が、ECサイトに簡単に導入できるライブコマースツール「foove+(フーブプラス)」と専用プラットフォーム「foove+lab(フーブプラスラボ)」の提供を2025年7月7日より開始することを発表しました。これらのサービスは、事業者のライブコマース活用促進と視聴者との継続的なエンゲージメント構築を支援するものです。

同社は2022年から提供してきた食のライブコマースサービス「foove」のノウハウを活かし、システム構築の煩雑さや配信準備の負担、ROI(投資対効果)の可視化といった課題を解決する新サービスを展開します。BENLY株式会社をはじめとした各企業との連携も順次進めていく予定とのことです。

1. サービス提供の背景および目的

NTTスマートコネクト株式会社は、2022年より食のライブコマースサービス「foove」を通じて、"つくり手"の想いやこだわりをライブ映像でリアルに伝えることで視聴者の共感を喚起し、購買行動へとつなげる体験価値を提供してきました。この取り組みにより、生産者と視聴者の間に新たな接点と信頼関係を築き、販路拡大や売上向上といった成果創出に貢献してきたとのことです。

近年、双方向かつリアルタイムな購買体験を実現する手法としてライブコマースが注目されています。しかし、導入にあたってはシステム構築の煩雑さや配信準備の負担、ROI(投資対効果)をはじめとした成果の可視化が難しいといった課題があり、これらを解決するサービスへの期待が高まっているようです。

こうした背景のもと、同社は「foove」事業で培ってきた映像品質・安定性を支える配信基盤や、現場に即した配信ディレクションのノウハウなどを活かし、事業者の課題解決に貢献すべく以下2つの新サービスを展開するとのことです。

  • 「foove+」:事業者ECサイトへタグを埋め込むだけで導入可能なライブコマースツール
  • 「foove+lab」:ECサイトを保有していない事業者でも利用可能なライブコマース専用プラットフォーム

両サービスのサイトは以下のURLで公開されています。

・foove+サービスサイト:https://nttsmc.com/fooveplus/

・foove+labサービスサイト:https://foovepluslab.com/

2.サービスの特長

foove+およびfoove+labは、手軽にライブコマースを実施でき、視聴者との双方向コミュニケーションを通じて販売機会の創出やエンゲージメント向上を支援するサービスです。主な特長は以下の通りです。

特長1:スマートフォンと簡単な操作だけで、誰でもスムーズにライブ配信が開始可能

自社ECサイトにタグを埋め込むだけで使える「foove+」と、ECサイトを持たない事業者でも利用できる専用プラットフォーム「foove+lab」により、複雑なシステム構築や配信準備の手間をかけず、スマートフォンから手軽にライブコマースを始めることができるとのことです。

特長2:配信結果を可視化することで配信・販売の最適ポイントが把握可能

視聴者数や、視聴者の行動(コメント・購入)等をリアルタイムにダッシュボードを通じて可視化することで、配信内容に対する効果も数値として把握でき、ROIの把握やマーケティング戦略の精度向上に役立つようです。

特長3:配信・企画の万全なサポート体制

「foove」事業で蓄積したノウハウを活かし、ライブ構成の企画支援、撮影・演出のアドバイス、リハーサル運営など、初めての事業者でも安心して取り組めるサポート体制を提供しています。また、生成AIを活用したシナリオ作成支援にも対応しており、商品紹介やストーリー構成などを自動作成・提案することで、事業者の負担軽減と品質向上を両立するとのことです。

foove+lab配信イメージ
図:foove+lab配信イメージ

3. サービス提供開始日

2025年7月7日(月)より提供を開始するとのことです。

6. 今後の展望

NTTスマートコネクト株式会社は、今後もライブコマース分野において事業者と視聴者をつなぐプラットフォームの高度化を支援するとともに、越境ライブコマースへの本格対応やインタラクティブ機能の強化などを通じて、より高品質かつ戦略的な配信・購買体験を実現し、新たな付加価値の創出に取り組んでいく予定とのことです。

同社の「foove+」「foove+lab」は、ライブコマースの導入ハードルを下げ、より多くの事業者がリアルタイムな顧客コミュニケーションを実現できる環境を提供することで、新たな販売チャネルの拡大と顧客エンゲージメントの向上に貢献していくようです。特に生成AIを活用したシナリオ作成支援やリアルタイム分析機能は、配信の質と効果を高める重要な要素となっています。

ライブコマース市場は今後も拡大が見込まれており、特に国内外の顧客をつなぐ越境ECとの連携は、日本企業の新たな販路開拓の可能性を広げるものとして注目されています。NTTスマートコネクト株式会社は、こうした市場のニーズに応える形で、継続的なサービス拡充と機能強化を図っていくことでしょう。

両サービスの提供開始により、これまでライブコマースの導入に踏み切れなかった中小事業者や、新たな顧客接点を模索していた企業にとって、より身近なマーケティング手法としてライブコマースが普及していくことが期待されます。特に自社ECサイトへの簡単な導入や、専用プラットフォームの活用によって、ライブコマースのハードルが大きく下がる点は、多くの事業者にとって魅力的な要素と言えるでしょう。

出典元: NTTスマートコネクト株式会社

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