サイバー・バズ、SNSコマース領域強化へ新サービス「WESELL」提供開始―TikTok Shopに対応した販促型インフルエンサーアフィリエイト

ソーシャルメディアマーケティング事業を展開する株式会社サイバー・バズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:髙村 彰典)が、変化する市場環境に柔軟に対応し、SNSマーケティングの可能性をさらに拡げるため、SNSコマース領域での販促支援体制を強化することを発表しました。その一環として、新たなインフルエンサーアフィリエイトサービス「WESELL(ウィセル)」の提供を開始しています。

また、同社は先日資本業務提携を発表した株式会社セレス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:都木 聡)とも本サービスにて事業連携を図ることで、新たな顧客接点の創出を目指していくとのことです。

SNSが「購買の起点」へ進化。TikTok Shop国内ローンチが加速する市場変化

近年、SNSは「情報収集の場」から「購買の起点」へと進化し、タイムライン上の投稿やライブ配信がそのまま購買につながる動きが一般化してきています。2025年6月30日に国内で正式にローンチされたTikTok Shopをきっかけに、SNS上での購買導線の整備は一層進み、企業にとってもSNSを通じた販促活動の重要性が高まると見込まれています。

コマース領域での売上貢献に向け、販促型SNSマーケティング支援の強化を決定

TikTok Shopの国内ローンチは、こうしたSNSコマース市場の成長をさらに加速させる大きなきっかけになると考えられており、すでに海外では成功事例が相次いでいるとのことです。サイバー・バズでは、この流れは国内市場においても不可避と捉え、これまでのインフルエンサーマーケティング領域の知見を活かしつつ、SNSコマース領域への取り組みを本格的に強化することを決定したと発表しています。

同社では従来より、インフルエンサーを活用した認知拡大・ブランド訴求に強みを持つサービスを展開しており、この領域は今後も変わらず主力サービスとして継続していくとのことです。その一方で、コマース領域での売上貢献に直結する販促型のインフルエンサー活用ニーズが高まっていることから、「WESELL」を新たに展開し、企業のマーケティング課題に対してより多様な選択肢を提供していくと説明しています。

マルチプラットフォーム対応と戦略設計による差別化

本サービスは、TikTok領域で培ったサイバー・バズ独自のノウハウを活かしつつも、TikTokに限定せず、InstagramやXなど各種SNSプラットフォームにも対応可能な形で展開されます。フォロワー数よりも「コンテンツ力」が購買行動に影響する現在の潮流に即し、商品との相性を重視したインフルエンサーの選定や、有力インフルエンサーが自然と動きたくなる仕組み設計を強みとすることで、最適なSNSプロモーションを実現していくとしています。

こうした取り組みの一環として、サイバー・バズはすでにTikTok Shopの導入支援サポートを開始しており、アプリ内で完結するコマース施策やライブ配信との連携も含め、SNS上でのダイレクトセールス支援をさらに強化していく方針です。

「WESELL(ウィセル)」サービス概要

WESELLサービスロゴ

「WESELL」は、SNS上で影響力と販売力を持つインフルエンサーが、自身の投稿にアフィリエイトリンクを設置し、商品やサービスを紹介・販売する販促型マーケティング施策です。成果発生時のみ費用が発生する完全成果報酬型モデルで、費用対効果の高いプロモーションを可能にしているとのことです。

EC商品、D2Cブランド、サブスクリプションサービス、体験型商材など、幅広い業種に対応可能で、戦略的な企画設計からインフルエンサーアサイン、投稿・レポートまでを一気通貫でサポートし、効果的かつスピーディーな施策実行を実現します。

また、サイバー・バズは2025年6月、株式会社セレスと資本業務提携を締結しました。この提携を通じ、「WESELL」においてもセレスとの連携を図り、さらなる価値提供を目指していくとしています。

株式会社サイバー・バズ 会社概要

サイバー・バズ会社ロゴ

2006年に創業、2019年にマザーズ上場(現グロース市場)した株式会社サイバー・バズは、現在「コミュニケーションを価値に変え、世の中を変える。」というミッションのもと、インフルエンサーを主軸としたソーシャルメディアマーケティング事業を展開しています。「インフルエンサーサービス」「SNSアカウント運用」「インターネット広告販売」などSNS周辺領域のソリューションを一気通貫で提供しているとのことです。

・事業内容:ソーシャルメディアマーケティング事業、ライブ配信プラットフォーム事業、HR事業
・所在地:150-0031 東京都渋谷区桜丘町12−10 住友不動産渋谷インフォスアネックス4,5,6F
・東京証券取引所グロース市場 証券コード 7069

近年のSNS環境の変化により、従来の「情報収集」や「コミュニケーション」という位置づけから、「購買」という新たな役割が加わりつつあります。特にTikTok Shopの正式ローンチにより、SNS上で直接商品購入ができる環境が整い、企業のマーケティング手法も変化していくことが予想されます。

サイバー・バズが今回発表した「WESELL」は、そうした変化に対応するサービスとして、インフルエンサーの販売力を活用したアフィリエイト施策を提供するものです。従来のインフルエンサーマーケティングがブランド認知や興味喚起が主な目的だったのに対し、「WESELL」では直接的な販売促進に焦点を当てています。

成果報酬型のビジネスモデルは広告主にとってリスクを抑えつつ効果測定が明確になるメリットがあり、特にECやD2C事業者にとって魅力的なサービスとなっています。

SNSコマース市場はまだ発展途上ですが、サイバー・バズはこれまでのインフルエンサーマーケティングの知見を活かしながら、新たな市場開拓に取り組んでいくとしています。「WESELL」の今後の展開と、それによって創出される新たなマーケティング手法に注目が集まります。

出典元:株式会社サイバー・バズ

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