東芝テック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:錦織弘信)と東芝データ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:北川浩昭)、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:佐野 傑)の3社は、共同で実施している「リワードキャンペーンに関する消費者受容実証プログラム」において、消費者の行動変容を顧客属性ごとに把握するための追加検証を開始することを発表しました。この検証のために、リワードキャンペーンの第2弾が2025年7月3日より開始される予定です。
3社は2025年2月17日より、東芝テックが開発・運営し東芝データが支援する電子レシートサービス「スマートレシート®」および、東芝データが開発・運営するレシート読み取り家計簿「レシートスキャン」を活用した「リワードキャンペーンに関する消費者受容実証プログラム」を開始しています。プログラム開始時に実施されたリワードキャンペーン第1弾では、消費財メーカー3社(4ブランド)が参画し、新規顧客を中心に属性に関わらず広告配信を行った消費者を対象として、起点購買行動や購入動機の把握・分析が実施されました。
今回の第2弾では、消費者の行動変容を顧客属性ごとに詳細に把握することを目的としています。具体的には、既存アプリユーザーを対象として、属性ごとにより最適な顧客ターゲティングやポイント還元率、消費者の行動変容を把握・分析し、商品特性に応じた広告・販促施策を実施するとのことです。これにより、広告・販促活動が購買行動に与える影響を定量的に把握し、消費財メーカーにおけるより効果的な広告・販促施策の実現を目指しているとされています。
リワードキャンペーン第2弾の参画企業
株式会社Mizkan「まろやかりんご酢はちみつりんご」「すっきりりんご酢」「りんご黒酢」「ブルーベリー黒酢」「ヨーグルト黒酢」「ざくろ黒酢」「うめ黒酢」
(*)2025年7月2日現在4社が参画しており、今後順次拡大される予定です。
本プログラムにおける各社の役割
東芝テック:本プログラムの企画と実施、「スマートレシート®」のプラットフォーム提供と購買データ分析
東芝データ:「レシートスキャン」のプラットフォーム提供と購買データ分析
電通:本プログラムの企画と実施の支援
東芝テックと東芝データは電通と協力して、今後も本プログラムを通じてリテールメディアを推進し、消費者理解をより深めるとともに、流通・小売業界、消費財メーカー、そして消費者に向けて新たな価値を創造していくことを目指しているとのことです。また、賛同する消費財メーカーや流通・小売業者、パートナーなどを拡大し、社会課題の解決やより付加価値の高いサービスの提供を目指していくと発表されています。
本キャンペーンの概要
- キャンペーン名
「スマートレシート・レシートスキャン キャンペーン」 - 実施期間
2025年7月3日(木)~2025年9月30日(火) - 実施内容
「スマートレシート®」および「レシートスキャン」ユーザーの中から顧客属性ごとにランダムに抽出した対象者へアプリ内でキャンペーンが配信されます。対象者は「スマートレシート®」と「レシートスキャン」のアプリ上でキャンペーンに参加し、掲載された対象商品を購入のうえ応募することで、ポイントを獲得できる仕組みとなっています。「スマートレシート®」ユーザーの場合は、アプリ上でキャンペーンに参加し、「スマートレシート®」加盟店で対象商品を購入すると、購買情報に基づき自動で応募され、スマートレシートのポイントを獲得することができます。
一方、レシートスキャンユーザーの場合は、アプリ上でキャンペーンに参加し、対象商品の購入レシートを撮影・登録することで応募が可能となり、デジタルギフトを獲得できる仕組みです。
「スマートレシート®」の概要
東芝テック株式会社が開発・運営し、東芝データ株式会社が運営を支援している電子レシートサービス「スマートレシート®」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、電子レシートセンターでデータとして管理、提供するサービスです。
このサービスにより、お客様は手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、買い物における利便性が向上します。同時に、加盟店にとっては紙レシートの発行コスト削減や紙資源の使用量の低減にも貢献するサービスとなっています。
(**)「スマートレシート®」は東芝テック株式会社の登録商標です。
「レシートスキャン」の概要
「レシートスキャン」は東芝データ株式会社が開発・運営しているレシート読み取り家計簿アプリです。このアプリを使用して紙のレシートを撮影すると、自動的に文字情報がデータ化され、店舗名・購入した商品名や金額などを認識し登録することが可能になります。
登録された情報は、アプリ内で月毎にまとめて振り返ることができ、日々の支出管理の手間を大幅に削減することができます。また、「レシートスキャン」に登録されたレシート情報は「スマートレシート®」に連携されるため、これまでの「スマートレシート®」の電子レシートに加えて紙レシートの情報も一括管理できるようになるという利点があります。
このリワードキャンペーンの第2弾は、消費者の行動変容をより詳細に分析することで、商品特性に応じた効果的な広告・販促施策の実現に貢献することが期待されています。また、流通・小売業界と消費財メーカー、消費者の間に新たな価値を創造するプラットフォームとしての役割も担っていくことが見込まれています。
東芝テック、東芝データ、電通の3社は今後も協力して、リテールメディアの推進と消費者理解の深化を通じて、より付加価値の高いサービスの提供と社会課題の解決を目指していくとしています。このプログラムを通じて、今後の広告・販促活動における新たな可能性が広がることが期待されます。
出典元:東芝テック株式会社 プレスリリース