
株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都港区、代表取締役会長:田中雄三、代表取締役社長:小坂洋人)と株式会社インフォキュービック・ジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役 梅川万穂)は、クロスボーダーマーケティング領域における新サービスブランド「i CROSS BORDER JAPAN」(アイクロスボーダージャパン)を発足したことを発表しました。企業の海外マーケティング支援強化を目的に、国内外グループ各社のケイパビリティと60名を超えるスペシャリスト連携チーム体制により、日本を拠点とした多様なデジタルマーケティングサービスを提供するとのことです。
両社は、アウトバウンド・インバウンド両方の視点から、日本企業の海外展開と外資系企業の日本市場進出を総合的に支援。市場環境や生活者行動を的確に捉えた最適なマーケティングソリューションを提供していくとしています。
この記事の目次
発足の背景
近年、生活者の行動や情報接点がデジタル上に集約されており、企業のマーケティング活動において、顧客中心のコミュニケーション設計の重要性が高まっています。グローバル市場への進出を目指す日本企業は、企業や商品ブランドの一貫性を保ちながらも、現地生活者の価値観や商習慣、法規制などに柔軟に対応する必要があります。また、異なる言語や文化的背景を持つスタッフで構成されるチームを円滑にマネジメントする難しさにも直面しています。
一方、日本市場でビジネス展開する外資系企業は、本国の戦略を踏まえつつ、日本の生活者特性に合わせたきめ細かなコミュニケーションが求められています。その実現には、市場環境や生活者行動を的確に捉えた最適な施策立案が不可欠であり、日本市場に精通したパートナーの支援が重要となります。
このようなアウトバウンド・インバウンドにおける課題に対し、Hakuhodo DY ONEとインフォキュービック・ジャパンは、国内外のグループ各社が保有するアセットやナレッジを掛け合わせ、市場ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、最適なソリューションを提供する支援体制を構築したと発表しています。
主な提供サービス
「i CROSS BORDER JAPAN」は、日本企業の海外展開を支援するアウトバウンド事業と、海外企業の日本市場進出を支援するインバウンド事業の両軸で、グローバルなマーケティング課題に取り組むとのことです。生活者視点を起点とした統合ソリューションにより、企業のビジネス機会を最大化する支援を継続的に提供していくとしています。
日本企業のグローバル市場展開支援(アウトバウンド)
- 海外20カ国以上での市場・競合・顧客調査と戦略立案
- 各国向けデジタル広告の企画・運用・レポーティング
- 多言語対応のインフルエンサー施策(KOLマーケティング)
- 現地SNSの企画・運用と広告連携
- ネイティブによる多言語コンテンツ制作・AI活用の効率化
- 中国・ASEAN等のECモール運営・広告・売上支援
- 1st Partyデータ活用によるCRM戦略と自動化施策
- サイトや広告の効果測定・改善提案
- グループの海外拠点も活用したローカルマーケティング戦略の支援
外資系企業の日本市場展開支援(インバウンド)
- 日本市場向け市場・競合・顧客調査とマーケティング戦略立案やコミュニケーションプラン作成
- 日本市場に最適化された広告出稿の支援(デジタル・マス、制作含む)
- ウェブサイト制作・ローカライズ対応
「i CROSS BORDER JAPAN」の特長
①グループ横断のナレッジ活用
Hakuhodo DY ONEの国内外のグループ各社の横断的な連携により、各社が保有する専門知見・テクノロジー・ソリューションを集約しているとのことです。AIを活用した独自のプランニングや、生活者データに基づく高精度な分析が可能とされています。これにより、各市場における効果的なマーケティング施策を展開することができるとしています。
②多国籍・多言語対応チームによる高い専門性
対応国数20カ国、外国籍スタッフ比率40%の体制で、現地文化や商習慣に配慮したグローバルおよびローカルコミュニケーションの支援を行うとのことです。多様な言語・文化的背景を持つ専門家集団が、クライアント企業のグローバルビジネスの成功をサポートします。言語や文化の壁を越えた、真のグローバルマーケティングを実現していくとしています。
③H+ネットワークとの連携による広域展開
「i CROSS BORDER JAPAN」はH+(エイチプラス)において、日本におけるクロスボーダービジネスの窓口として総合的な支援を行うとのことです。グローバルマーケットへの進出を目指す日本企業や、国内市場をターゲットとする外資系企業に対して、北米、欧州、中華圏、ASEANなどの各拠点と連携し、現地での広告展開・運用にも対応。クロスボーダーマーケティング戦略の立案から実行まで一気通貫での支援を実現するとしています。
「i CROSS BORDER JAPAN」に込められた想い
「i CROSS BORDER JAPAN」は、Hakuhodo DY ONEのグループケイパビリティと知識や経験を結集し、革新的なアイデアと解決策を導き出し、パフォーマンスを最大化するとのことです。このアプローチによりクライアントに対しクロスボーダーマーケティングにおける新たな価値を提供します。そして、国内外でのクロスボーダービジネスを推進し業界リーダーとしての地位を目指すとしています。
グローバル化が加速する現代において、企業が海外市場へ展開する、あるいは海外企業が日本市場に参入する際には、それぞれの市場における深い理解と適切な戦略が必要不可欠です。「i CROSS BORDER JAPAN」は、そのような企業の課題に対して、専門的な知見と実績に基づいたソリューションを提供し、ビジネスの成功を支援していくとのことです。
文化や言語の壁を越えて、企業のグローバルなビジョンを実現するためのパートナーとして、「i CROSS BORDER JAPAN」は常にクライアントとともに歩み、革新的なマーケティング戦略の構築と実行をサポートするとしています。グローバルとローカル、両方の視点を持ち合わせたアプローチにより、企業の国際的な成長と発展に貢献していくとのことです。
会社概要
株式会社Hakuhodo DY ONE
Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告黎明期より培ったデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対して、デジタル起点でのマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援するとのことです。
博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング事業会社となることを目指しています。
クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献してまいるとのことです。
- 本社所在地: 〒107-6316 東京都港区赤坂5丁目3-1 赤坂Bizタワー
- 代 表 者: 代表取締役会長 田中雄三 代表取締役社長 小坂洋人
- 株 主: 博報堂DYグループ100%
- 社 員 数: 3,172名(2025年4月1日時点)
- 創 立: 2024年4月1日
- 事 業 内 容: デジタルマーケティング全般にまつわる企画・コンサルティング・代行事業・投資事業
株式会社インフォキュービック・ジャパン
インフォキュービック・ジャパンは、クロスボーダーマーケティングの専門知識と経験を活かし、国内外の企業に対して高品質なマーケティングサービスを提供しています。多言語・多文化対応の強みを生かし、日本企業の海外展開や外資系企業の日本市場参入を総合的にサポートしているとのことです。
今回の「i CROSS BORDER JAPAN」の発足により、Hakuhodo DY ONEとの連携を強化し、より幅広い視点からクライアント企業のグローバルマーケティング課題解決に取り組んでいくとしています。文化的な理解と専門的なマーケティングノウハウを組み合わせ、企業の国際的な成長を支援するとのことです。
出典元:株式会社Hakuhodo DY ONE プレスリリース