スーパーでの買い物調査:消費者の75%が「価格」重視、90%に衝動買い経験あり-ファンくる調べ

株式会社ファンくる(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口敬人)が、同社が運営する「ファンくる」会員1,000名(男性227名、女性773名)を対象に、スーパーでの買い物に関する消費者意識調査を実施しました。その結果、商品選びで最も参考にする情報は「価格」で、買い物前に全てのアイテムを決めている消費者は少数派であることが明らかになりました。

調査結果サマリー

  1. 商品を選ぶ際に参考にするのは「価格」と「味・品質」、最も重視するのは「価格」
  2. 最もよく行くスーパーで買い物をする際は事前に買うものを「決めていくものの方が多い」64%
  3. 買う予定がなかったが、店内で見て買おうと決めた商品がある90%、目に留まったきっかけは「値引きされていた」

株式会社ファンくるは、お客さまの声を最先端の分析でファン増加につなげることを目指す企業です。同社では「ファンくる」会員を対象に、定期的に消費者の意識調査を実施しています。今回はスーパーでの買い物について、商品を選ぶ際の参考情報や買うものの決め方などについて、全国の「ファンくる」会員1,000名(男性227名、女性773名)に調査を行いました。

調査結果によると、スーパーで商品を選ぶ際に参考にする情報として「価格」を挙げた回答者が75%と最も多く、続いて「味・品質」が71%となりました。商品選びで最も重視する要素についても「価格」が38%で最多となり、「味・品質」が34%で続いています。

興味深いことに、年代別の分析では年齢が上がるにつれて「価格」重視の傾向が弱まり、代わりに「味・品質」を重視する傾向が強まることが判明しました。特に40代以上の消費者は「味・品質」を最も重視する傾向にあるようです。

また、最もよく利用するスーパーで買い物をする際、事前に購入アイテムを「全て決めておく」と回答した方はわずか5%に留まり、「決めておくものの方が多い」と回答した方が64%を占めました。直近のスーパー買い物時に、当初購入予定になかった商品を店内で見て買うことを決めた経験がある方は全体の90%に上っています。その際、目に留まったきっかけとして最も多かったのは「値引きされていた」で62%を占めました。

調査結果

1.商品を選ぶ際に参考にするのは「価格」と「味・品質」、最も重視するのは「価格」

スーパーで商品を選ぶ際、消費者が最も参考にする情報は「価格」(75%)で、僅差で「味・品質」(71%)が続いています。実際に商品選びの判断基準として最も重視されるのも「価格」が38%で首位となり、「味・品質」は34%で2位につけています。

調査ではさらに年代別の分析も行われており、年齢が上がるにつれて「価格」重視の傾向が弱まり、代わりに「味・品質」を重視する傾向が強まることが明らかになりました。特に40代以上の消費者は「味・品質」を最優先する傾向が見られます。これは年代によって買い物の優先順位が変化することを示す興味深い結果です。

2.最もよく行くスーパーで買い物をする際は事前に買うものを「決めていくものの方が多い」64%

消費者の買い物計画に関する質問では、最もよく利用するスーパーでの買い物時に、事前に購入アイテムを「全て決めておく」と回答した方はわずか5%に留まりました。一方、「決めておくものの方が多い」と回答した方が64%を占め、ある程度計画的に買い物をする消費者が多数派であることが分かりました。

この結果は、多くの消費者が買い物リストを持参するものの、実際の購入商品は店内での発見や特売品によって変動する可能性があることを示唆しています。小売業者にとっては、店内でのプロモーションや陳列が顧客の購買決定に大きな影響を与える可能性があることを示す重要なデータと言えるでしょう。

3.買う予定がなかったが、店内で見て買おうと決めた商品がある90%、目に留まったきっかけは「値引きされていた」

さらに注目すべき点として、直近のスーパー買い物時に、当初購入予定になかった商品を店内で見て買うことを決めた「衝動買い」の経験がある消費者は全体の90%に上ることが判明しました。この結果は、計画的に買い物をする消費者でさえも、店内での発見によって購入決定が左右されることを示しています。

衝動買いのきっかけとして最も多かったのは「値引きされていた」で62%を占めました。これは価格が消費者の購買行動に強い影響を与えることを裏付けるデータと言えます。スーパーマーケットにとっては、価格戦略と値引き販促が効果的な販売促進手段であることを改めて示す結果となりました。

本調査では、これらの主要な結果以外にも、購入するブランドや商品へのこだわりなど、全26問について回答を得ています。調査結果は、小売業界における消費者行動の理解や、より効果的なマーケティング戦略の立案に役立つ貴重なデータを提供しています。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:一般消費者
回答者:「ファンくる」に登録している全国150万人のユーザー
回答者数:1,000名(男性227名、女性773名)
調査時期:2025年5月30日~6月7日
調査項目:スーパーでの買い物についての消費者調査
設問数:26

ファンくるについて

お客様や従業員の声を独自の特許技術で分析することにより、店舗運営、商品開発、営業活動、従業員エンゲージメント等の向上を支援する様々なWebサービスをあらゆる業界に対して提供しています。また、体験型情報サイト「ファンくる」の運営や、インターネットリサーチなどのマーケティング支援も行っております。

会社概要

■会社名:株式会社ファンくる
■代表者:代表取締役社長 山口敬人
■資本金:1億円
■創業:2004年8月26日
■所在地:東京都千代田区岩本町 1-10-5 TMMビル4F
■事業内容:
・来店客調査「Fancrew CR」の運用・開発
・消費者モニター調査「Fancrew MR」の運用・開発
・販促・店頭調査「Fancrew PR」の運用・開発
・契約率向上ツール「Fancrew ICR・CSR」の運用・開発
・従業員満足度調査「Fancrew ES」の運用・開発
・体験型情報サイト「ファンくる」の運用・開発
・インターネットリサーチ/マーケティング支援

出典元:株式会社ファンくる プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ