
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)が提供する「予定」にターゲティングできる広告プラットフォーム「TimeTree Ads」において、「未来行動ターゲティング」広告メニューのコネクテッドTV(CTV)への対応を発表したことがわかりました。これにより、ユーザーの予定データに基づいた広告配信がテレビ画面でも可能になるとのことです。
取り組みの背景
近年、スマートフォンの普及に加え、インターネット回線に接続されたテレビ端末であるコネクテッドTV(CTV)の利用も急速に拡大しています。ユーザーが情報を得るデバイスが多様化する中、TimeTree Adsはこれまで「未来行動ターゲティング」を通じてユーザーの未来の予定データを活用した広告配信を提供してきました。
今回の対応は、TimeTreeアプリ内に限らず、より多様なデバイス環境でユーザーの予定に寄り添った情報提供を実現するために行われたものとのことです。CTVへの広告配信に対応することで、ユーザーの生活空間により自然な形で関連性の高い情報を届けることが可能となったようです。
「未来行動ターゲティング」とは
TimeTree Adsが提供する「未来行動ターゲティング」は、カレンダーアプリ「TimeTree」に登録された未来の予定データを活用した独自のターゲティング広告メニューです。このサービスの特徴は、ユーザーが自ら登録した「旅行」「イベント参加」「購買予定」などの未来の行動に関連する予定情報を基に、関連性の高い商品やサービスの広告を配信できる点にあります。
このアプローチにより、ユーザーの関心が高まるタイミングで効果的な情報提供が可能となり、広告主にとっては効率的なマーケティング活動を展開できるようになります。また、ユーザーにとっても、自分の予定に関連した有益な情報を得られるというメリットがあるとされています。

CTVへの配信拡大について
今回のアップデートでは、TimeTreeの予定データとマイクロアドのCTV配信基盤を組み合わせることで、ユーザーの予定に合わせた広告をテレビ画面でも効果的に配信することが実現したとのことです。これによりユーザーの生活空間の中心であるリビングのテレビでも、予定に関連した広告メッセージを届けることが可能になったようです。
「未来行動ターゲティング」のCTV対応により、例えば「来春、小学校に進学予定の子どもがいる」というユーザー層に対して、ファミリー向け自動車、子どもの安全を見守るサービス、家族で楽しめるレジャー施設といった、子育て世代の関心事に寄り添うブランド広告をテレビ画面に表示するといったアプローチが可能になるとされています。
このような取り組みにより、生活の中心にあるデバイスでブランドイメージを効果的に訴求し、認知度向上やエンゲージメント深化につなげることが期待できるとのことです。TimeTreeは今後も「未来の予定」に寄り添い、ユーザーの豊かで便利な生活をサポートするサービスを提供していくとしています。また、TimeTree Adsにおいても、広告主とユーザー双方にとって価値のある広告プラットフォームを目指し、機能拡張や配信先の拡大を進めていく方針だということです。
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」とは
株式会社TimeTreeは「世の中の時間をつなげて、世界中の人々がよりよい明日を選択できるようにする」をミッションに掲げ、人々のよりスムーズな予定管理を可能にするためにカレンダーシェアアプリ「TimeTree」を開発・運営しています。
「TimeTree」は、共有とコミュニケーションを前提にしたカレンダーサービスで、家族、パートナー、サークル、職場など複数人数の予定共有が簡単にできる点が特徴です。また、目的に応じたカレンダーを複数作成することができるため、様々なコミュニティでの予定管理に活用されています。
同サービスは2015年3月24日よりサービスの提供を開始し、2025年5月には全世界で登録ユーザー数が6,500万を突破したとのことです。「スマホの中の壁掛けカレンダー」として、ユーザーの日常生活の中で幅広く利用されているようです。
株式会社TimeTree 概要
- 社名:株式会社TimeTree(英語表記:TimeTree, Inc.)
- 設立:2014年9月1日
- 代表者:深川泰斗(代表取締役社長)
- 所在地:東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー18階
- 事業内容:カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の運営・開発
株式会社TimeTreeは、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を通じて、個人の予定管理だけでなく、家族や友人、職場のメンバーとの予定共有を容易にすることで、人々のコミュニケーションをサポートしています。今回のCTV対応によって、同社の広告プラットフォームはより多様なデバイス環境での広告配信が可能となり、ユーザーの予定に沿った情報提供の幅が広がることが期待されています。
「未来行動ターゲティング」は、従来の行動履歴や属性に基づく広告配信とは異なり、ユーザーの「これから」の行動予定に基づいてアプローチする点が特徴的です。この独自の視点により、ユーザーにとってより関連性の高い情報提供が可能となるとされています。
今回のCTVへの対応拡大は、デジタル広告市場における新たな可能性を開くものと言えるでしょう。ユーザーの予定データという貴重な情報資産を活用しながら、大画面のテレビというリーチ力の高いメディアを通じて広告を届けることで、より効果的なマーケティングコミュニケーションが実現するとのことです。
TimeTreeは今後も、ユーザーの予定に寄り添うサービスとして、広告プラットフォームの機能拡充やユーザー体験の向上に取り組んでいくとしています。「未来の予定」という独自の切り口から、人々の生活をより豊かにするサービス提供を目指す同社の今後の展開に注目が集まります。
出典元: 株式会社TimeTree プレスリリース