LINEヤフー株式会社が、国内最大級となる700万人以上のアクティブな調査パネルを基盤としたスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営しています。このたび「LINEリサーチ」では、全国の10〜60代の男女を対象に、一番好きなコンビニエンスストアや、そのコンビニを好きな理由に関する調査が実施されました。その結果をご紹介します。
全体1位は「セブン-イレブン」、10代では「ファミリーマート」が僅差で1位に
代表的なコンビニエンスストアの中で一番好きなお店について調査したところ、全体で1位となったのは最も店舗数が多い「セブン-イレブン」で、4割強の支持を集めました。2位は「ローソン（ナチュラルローソン除く）」、3位は「ファミリーマート」で、いずれも2割強の支持率となっています。
年代別に見ると、「セブン-イレブン」は10代を除くすべての年代で1位にランクインしており、年代が上がるほど支持率が高くなる傾向が見られました。また、「セブン-イレブン」は男性よりも女性での支持率がやや高く、特に30代以上の女性では5割前後と高い数字を示しています。
一方、10代では「ファミリーマート」が1位となり、男女ともに3割超と高い支持率を獲得しました。
エリア別に見ると、全体1位の「セブン-イレブン」が四国を除くすべてのエリアで1位となりました。特に中国地方や九州・沖縄地方では約5割と高い支持率を集めています。一方、四国では「ローソン」が4割台半ばで1位となりました。
また、関東や中部地方では「ファミリーマート」が2位にランクインし、特に中部地方では2割台後半と高い支持率を集めています。さらに北海道では地元密着型の「セイコーマート」が3割強で2位にランクインしました。
一番好きなコンビニTOP3を好きな理由は？
一番好きなコンビニTOP3について、それぞれ好きな理由が調査されました。
全体1位の「セブン-イレブン」を好きな理由としては、「おにぎり・お惣菜・お弁当がおいしい」が3割台半ばで最も高い支持を集めました。2位以降は「おにぎり・お惣菜・お弁当が充実」「コーヒーがおいしい」が2割台半ばで続いています。また、「ATMが使いやすい」も5位に入っており、他のコンビニと比べて高い支持率となっていました。
全体2位の「ローソン（ナチュラルローソン除く）」を好きな理由の1位は「ポイントがたまりやすい」で約3割でした。また、「割引やお得なキャンペーンがある」も約2割で他のコンビニと比べて高い支持率となっています。2位は「お菓子・スイーツがおいしい」、3位は「お菓子・スイーツが充実」が続いており、特にスイーツ関連の評価が高いことがわかります。
全体3位の「ファミリーマート」を好きな理由の1位も「ローソン」と同じく「ポイントがたまりやすい」となりました。3位までは「ローソン」と同じ順位ですが、4位には「ホットスナック（フライドチキンやポテトなど）がおいしい」がランクインしており、ホットスナックの人気が高いことが伺えます。
そのほかにも、全体4位の「ミニストップ」では、「お菓子・スイーツがおいしい」「お菓子・スイーツが充実」「ホットスナックがおいしい」「ホットスナックが充実」の支持率が、上位のコンビニと比べて高くなっていました。
また、北海道で2位にランクインした「セイコーマート」では、「おにぎり・お惣菜・お弁当がおいしい」が5割強という高い支持率で1位となっており、地域密着型の商品展開が支持されていることがわかります。
調査について
この調査はLINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査として実施されました。
- 調査対象：日本全国の15歳～69歳の男女
- 実施時期：2025年5月7日～2025年5月9日
- 有効回収数：5255サンプル
- ※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
- ※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100％にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
「LINEリサーチ」について
「LINEリサーチ」は、企業における事業開発・マーケティング活動の最大化を目的にした、スマートフォン時代に適応したリサーチプラットフォームです。700万人以上のアクティブモニターのうち約半数が10〜29歳で構成されており※、学生や若年層向けの出現率が低い調査も効果的に実施することが可能です。
また、従来型の調査パネルとは異なり、リサーチへの興味が薄い層にもコンタクトが可能なため、より一般的で幅広い意見を収集できるという特徴があります。LINEのプッシュ通知を活用して配信されるため、ユーザーがリアルタイムで回答しやすい環境が整っているだけでなく、スマートフォン上で回答しやすい画面設計が行われていることで、効率的かつ効果的に調査を実施することができます。
※2025年5月時点
「LINEリサーチ」公式サイト：https://www.lycbiz.com/jp/service/line-research/
今回の調査結果から、コンビニエンスストアの利用者は各店舗の特色や強みを明確に認識しており、年代や地域によって好みが異なることが明らかになりました。特に10代の若年層では「ファミリーマート」が支持を集めていることや、地域によって地元密着型の店舗が高い支持を得ていることは、各社のマーケティング戦略においても重要な示唆を与える結果と言えるでしょう。
また、食品の品質やポイントサービス、お得なキャンペーンなどが店舗選択の重要な要因となっていることも今回の調査から明らかになりました。各コンビニエンスストアが自社の強みをさらに強化しながら、弱点を改善していくことで、より一層消費者から支持される店舗づくりが進むことが期待されます。
出典元：LINEヤフー株式会社 プレスリリース
