サロモンと富士吉田市が包括連携協定を締結、「Mt.FUJI Re-Style Project」を発表―富士山の新たな魅力発信へ

令和7年3月12日、アメアスポーツジャパン株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:ショーン・ヒリアー)が展開する現代的なマウンテンスポーツ・ライフスタイルブランド「Salomon(サロモン)」と山梨県富士吉田市(富士吉田市長:堀内茂)が包括連携協定を締結しました。また両者は、富士山の豊かな自然環境と富士吉田市の伝統文化に新たな要素を加え、地域の魅力を再発掘する事業プロジェクト「Mt.FUJI Re-Style Project」を発表しています。

このプロジェクトでは、富士山を含めた豊かな大自然と富士吉田市が培ってきた伝統・文化にサロモンの提案する新たな視点を融合させることで、地域の魅力を再発見し、新たな価値創造を目指すとのことです。

包括連携協定について

富士吉田市は世界文化遺産に登録されている日本一の高さを誇る富士山の北麓地域に位置し、豊かな自然環境と歴史・文化を有しています。同市はアルプス最高峰モンブランの麓にあるフランスのシャモニー・モンブラン市と1978年から姉妹都市提携を結んでおり、フランス発祥のマウンテンスポーツ・ライフスタイルブランドであるサロモンとの親和性が高いエリアとなっています。

今回の協定を通じて富士吉田市とサロモンは相互の活動を活性化させ、富士山と共に歩む富士吉田市の新たな魅力を発信していくことで、地域経済および地域社会のさらなる発展を目指していくとのことです。

主な提携内容

( 1 ) 富士山及び富士山麓エリアの資産の魅力や価値向上

( 2 ) 自然環境や資産の保全や活動支援

( 3 ) マウンテンアクティビティ及びツーリズムの促進と支援

( 4 ) ブランディング・マーケティング及びプロモーションの相互協力

( 5 ) 地元企業、団体及び地場産業との連携及び協働による地域活性化

( 6 ) 上記の他、双方合意に基づく地域資源やマウンテンアクティビティの活性化

Mt.FUJI Re-Style Projectについて

「Mt.FUJI Re-Style Project」は、サロモンと富士吉田市が連携して世界文化遺産である富士山を含めた大自然や富士吉田市が持つ地域資源の価値・魅力を再発掘し、それらをリプロデュースして新たな価値を発信していくプロジェクトです。特に富士山へつながる「富士みち」のリプロデュースを進めながら、関連する地域の活性化を図っていくとのことです。また、同市が抱える課題への取り組みを進めることで、相互的な相乗効果を創出することを目指しています。

プロジェクトの主な内容

【1】 中ノ茶屋リニューアル(拠点箇所の整備と連携)

【2】 「富士みち」リプロデュースとそれに伴う新たな価値の提案

【3】 地域事業者を含めた連携事業の展開:中継地点及び下吉田地域の活性化

【4】 富士山八合目富士吉田救護所を含めた登山管理従事関係所との連携

【5】「富士みち」を中心とする登山道整備及び環境保持・向上活動と発信

1. 中ノ茶屋リニューアルについて

富士吉田市内下吉田エリアから富士山頂まで続く吉田口登山道は、麓から登頂可能な唯一の登山道です。その起点となる北口本宮浅間神社と馬返しの中間に位置する山小屋「中ノ茶屋」は、宝永4年(1707年)に創設された300年以上の歴史を持つ施設です。地元名物の「吉田のうどん」が楽しめ、春には富士山麓に自生するフジザクラの景色を眺められる富士吉田市の名所となっています。現在は富士吉田市が所有し、財団法人ふじよしだ観光振興サービスが指定管理者として運営しています。

「Mt.FUJI Re-Style Project」の第一弾として、中ノ茶屋のリニューアルが実施されるとのことです。モダン・マウンテンスポーツ・ライフスタイルを掲げるサロモンの要素を加えることで、新たな中ノ茶屋として生まれ変わる予定です。内部改装に加えシャワー設備を増設し、さらにシューズレンタルが可能なサロモンブースを常設することで、マウンテンスポーツの拠点としての価値を高め、課題となっている認知度および利用率の向上を図るとしています。

【サロモン サービス内容】

・レンタルシューズの常設(ハイキング・トレイルランニングシューズ)

・S/PLUS(サロモンメンバーシッププログラム)メンバーサービス展開

①シューズレンタル無料

②2Fシャワー利用無料

③フードメニューの特別価格提供(「吉田うどん」全メニュー対象 並盛500円 大盛600円)

④限定ノベルティープレゼント

2.「富士みち」リプロデュースと新たな価値の提案

「富士みち」は江戸時代から続く富士登山信仰の歴史を辿る古道で、山梨県大月市から富士吉田市に至る道のことです。この道沿いには寺や旧跡などが点在しており、富士吉田市下吉田の本町商店街を通る本町通りでは風情ある商店街と正面から見える富士山とのコントラストが人気を集める名所となっています。

一般的に知られている富士スバルラインの五合目から山頂を目指す「吉田ルート」に対し、本プロジェクトでは五合目より下の北口本宮浅間神社、中ノ茶屋、馬返しなど下吉田エリアから山頂に繋がるルートをリプロデュースすることで、「富士みち」の新たな魅力と価値を発信していく取り組みを行うとのことです。

3.地域事業者を含めた連携事業の展開

本プロジェクトでは「富士みち」リプロデュースの一環として、周辺エリアの新たな魅力創出と活性化を目指し、富士吉田市の地域事業者との連携事業を展開するとのことです。富士吉田市と富士山頂を結ぶ「富士みち」の多様な楽しみ方を提案するために、市内での回遊施策と地域事業者との連携を開始します。

サロモン独自のメンバーシッププログラム「S/PLUS」登録メンバーが特別なサービスを受けられる「ライフスタイルパートナー」として、富士吉田市内の飲食店や施設と連携し、エリア活性化と集客面での相互向上を図っていく予定だそうです。

4.富士山八合目富士吉田救護所との連携

日本最高峰の標高3776mを誇る富士山では、その環境によって高山病などの体調不良を訴える登山者が多く見られます。安全に富士登山を行えるよう、富士山八合目富士吉田救護所が平成13年度に山梨大学・太子館により試験的に開設され、翌平成14年度から本格的な活動が始まりました。この救護所では登山者の体調不良に対する診察や応急処置を行っており、現在は富士吉田市立病院・山梨大学医学部附属病院をはじめとする県内外の医療従事者がボランティアで24時間体制の運営を支えています。

本プロジェクトでは、サロモンの富士登山安全啓発活動の一環として、富士山八合目富士吉田救護所で活動するスタッフへの支援を実施していくとのことです。

5.「富士みち」を中心とする登山道整備及び環境保持・向上活動と発信

「富士みち」を中心とした登山ルート保全活動の一環として、アメアスポーツジャパン株式会社は登山道整備への協力および環境保全・向上活動を実施するとのことです。富士吉田市が策定している「富士山吉田口登山道保存と活用のための活動計画」と連携しながら、市が抱える課題に対して協働で取り組みを進めていくとしています。

*会員サービス「S/PLUS(エスプラス)」について

「S/PLUS(エスプラス)」はアウトドアライフを豊かにするサロモンのメンバーシッププログラムです。商品購入やレビュー、イベント参加で貯めたマイル数に応じてステージが変動し、貯まったマイルはクーポンへの交換や特別イベントへの招待、さらには新商品の先行販売へのアクセスなど、メンバー限定の特典を多数用意しているとのことです。

サロモンについて

サロモンは1947年創業以来フランス アルプス山脈の麓アヌシーにて、革新的なフットウェア、アパレル、ウィンタースポーツ用品を創造するモダン・マウンテンスポーツ・ライフスタイルブランドです。アヌシー・デザイン・センターでは、デザイナー、エンジニア、アスリートが三位一体となり、スポーツとカルチャーの未来を形成しています。サロモンは、マウンテンスポーツを通じて人々をあるべき最高の姿へと導くために存在していると伝えられています。

出典元:アメアスポーツジャパン株式会社 プレスリリース

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