
化粧品OEM事業を展開する株式会社ベイコスメティックス(本社:大阪府泉佐野市下瓦屋3-3-27、代表取締役:加藤 聡太)は、2025年5月12日、企画提案から処方開発までをワンストップで自動化する業界初の【化粧品生成AI】を発表しました。このAIシステムにより、従来数週間かかっていた処方設計がわずか5分で完了するなど、化粧品開発プロセスの大幅な効率化を実現しているとのことです。
新システムでは、商品アイデア企画、コンセプト・キャッチコピーの作成、処方設計をAIが一貫して行うことが可能となり、化粧品業界における開発の概念を根本から変革する可能性を秘めています。同社はこの技術を通じて「コスメ開発の民主化」を推進し、より多くの人々が化粧品づくりに参加できる社会の実現を目指しているとのことです。
この記事の目次
化粧品生成AIが塗り替える"常識"
ベイコスメティックスが開発した化粧品生成AIは、従来の化粧品開発手法を根本から覆す革新的なシステムです。これまでの開発プロセスと比較すると、その違いは一目瞭然となっています。

項目 | 従来方法 | ベイコスのAIモデル |
---|---|---|
商品アイデア企画 | 会議・ブレストを重ねる | ターゲット別に最大130案を瞬時生成 |
コンセプト/キャッチコピー | 担当者のひらめき頼み | SNS映えするコピーを秒速アウトプット |
処方設計 | 試作⇄調整を繰り返す | 成分データ × 機械学習で"最適処方"を5分で確定 |
従来の化粧品開発では、商品アイデアを出すための会議やブレインストーミングを幾度も重ねる必要がありましたが、ベイコスのAIモデルではターゲット層に合わせた最大130のアイデアを瞬時に生成することが可能です。また、コンセプトやキャッチコピーについても、担当者の閃きに頼っていた従来手法に対し、AIは訴求力の高いSNS映えするコピーを即座に提案するとのことです。
最も革新的なのは処方設計の工程とされています。従来は試作と調整を何度も繰り返す必要がありましたが、AIシステムは膨大な成分データと機械学習を組み合わせることで、わずか5分で最適な処方を確定させることができるそうです。
たった5分で処方が決まる衝撃
化粧品業界において、処方設計は最も時間とコストがかかるプロセスの一つです。しかし、ベイコスメティックスの化粧品生成AIは、この常識を覆したと言われています。従来は数週間かかっていた処方設計作業をAIがわずか5分で完了させることができるとのことです。
このシステムの凄さは、単に時間短縮だけではないようです。膨大な成分データをリアルタイムで解析し、高品質・高安定の処方を安定して導き出す能力にあります。品質にブレがなく、短時間で最適な処方を提案できることは、化粧品開発における革命的な進歩と言えるでしょう。

担当者コメント - データとひらめきとAIの三位一体

AIマーケター 清水 大輔 氏
「私たちは従来の"経験と勘"に頼るやり方から、"データ × ひらめき × AI"の三位一体へと進化しました。だからこそ、企画会議で眠っていたアイデアも、スキルに自信がない新人の発想も、すべてが武器になります。
『もう開発で悩まない時代を、一緒に体感してほしい』――これが、私たちベイコスメティックスから業界へのメッセージです。」
清水氏のコメントからは、AIによって化粧品開発の民主化を目指す同社の姿勢が伝わってきます。経験や勘だけでなく、データとAIを組み合わせることで、これまで活かしきれなかったアイデアや新人の発想も武器にできるという発想は、業界全体の発展につながる可能性を秘めていると言えます。
なぜ、ベイコスメティックスは生成AIを開発したのか
化粧品市場には現在、数多くの課題が存在しています。「アイデア不足」「試作コスト高騰」「開発遅延」といった問題が慢性化し、特に新規参入を目指す企業にとっては年々障壁が高くなっている状況だということです。
こうした課題に対応するため、ベイコスメティックスは「開発を、より速く・より楽しく・より自由に」という理念のもと、2024年から社内R&Dチームによる本格的なAI研究をスタートさせたとのことです。
開発にあたっては、同社が保有する全成分データと約6,000件にも及ぶ処方試作データを活用。さらに、独自に確立した"ヒットする商品開発法"をAIに学習させることで、"誰でもヒットを狙える"プラットフォームの構築に成功したそうです。このような膨大なデータと独自ノウハウの融合こそが、化粧品生成AIの高い精度と実用性を支えているとのことです。
今後の展望 ― "コスメ開発の民主化"へ
化粧品開発には現在でも、多くの障壁が存在しています。原料選定に関する専門知識、厳しい法規制への対応、試作にかかる莫大な時間とコストなど、化粧品づくりには、いまだ高い壁が立ちはだかっています。
ベイコスメティックスは、AI技術の力でこれらの障壁を取り除き、「つくりたい」という想いさえあれば、誰でも自由にコスメを生み出せる世界の実現を目指しているとのことです。この「コスメ開発の民主化」が実現すれば、化粧品業界はどのように変わるのでしょうか。
- クリエイターやスタートアップが発想を即・形にできることで、斬新なプロダクトが次々に誕生し、市場はもっと多様で刺激的になります。参入障壁が下がることで、これまでにない革新的な製品やサービスが生まれる可能性が高まります。
- 個人ユーザーが自分だけの処方や香りをカスタマイズできるようになれば、毎日のセルフケアが自己表現の場となり、人生に"彩り"と"自信"が生まれます。個人の好みや肌質に合わせたパーソナライズ化粧品の普及は、消費者にとって大きなメリットとなるでしょう。
美しさをつくる権利を、限られた企業だけの特権にしない。
この理念のもと、ベイコスメティックスは、AIとともに"コスメ開発の民主化"を推進し、個人の可能性と生活を豊かにする未来の実現に取り組んでいるとのことです。AI技術の進歩により、化粧品開発がより身近で創造的な活動として多くの人々に開かれていくことで、化粧品業界全体の活性化にもつながるでしょう。
会社概要
会社名 | 株式会社ベイコスメティックス |
資本金 | ¥15,000,000 |
代表者 | 加藤 聡太 |
所在地 | 〒598-0062 大阪府泉佐野市下瓦屋3-3-27 |
設立 | 2023年12月 |
製造業許可番号 | 27CZ200998 |
製造販売業許可番号 | 27C0X01199 |
出典元: 株式会社ベイコスメティックス プレスリリース