カラフルキャスティングとガイエ、インフルエンサーとデジタル・プレイスメント広告を組み合わせた新サービスの協業開始

カラフルキャスティング株式会社（東京都渋谷区、代表取締役：松本豊季）と株式会社ガイエ（東京千代田区、代表取締役：近藤 雅一）は、インフルエンサーマーケティングとデジタル・プレイスメント広告を融合させた新サービスの協業展開を開始したことを発表しました。

サービス開発の背景

近年、SNSや動画プラットフォームの急速な普及により、消費者の情報接触パターンが著しく変化しています。企業にとっては、ユーザーの共感を得ながら自社の商品やサービスを自然な形で届けるマーケティング手法の重要性が一層高まってきています。

カラフルキャスティング株式会社（以下、カラキャス）は、多様なインフルエンサーをネットワーク化したキャスティングプラットフォームを運営し、広告主と消費者をつなぐ役割を担い、数多くのプロモーション実績を築いてきました。一方、株式会社ガイエ（以下、ガイエ）は、映画・アニメ・音楽・ゲームなどのエンターテイメント領域で培ったデジタルプロモーションのノウハウを活かし、独創的な企画力で話題性のある広告商品を生み出してきました。

今回の協業では、海外ですでに活況を呈している「インフルエンサーとクライアントをマッチングさせ、インフルエンサー制作の動画にブランド製品や広告をシームレスに挿入するデジタル・プレイスメント広告ビジネス」に注目したとのことです。両社の強みを組み合わせることで、視聴者の体験を損なわずに広告効果を最大化できる新しい広告サービスの展開を開始するとしています。

この協業を通じて、エンターテイメントとインフルエンサーを融合させた新たな広告価値の創出を目指すとのことです。また、この広告手法により、インフルエンサーに新たな収益化の仕組みを提供し、クリエイティブ制作活動を支援できる環境づくりを共同で推進していくとしています。

今後はデジタル・プレイスメント広告だけでなく、広告分野全般における協業や新たな広告サービスの共同開発にも取り組み、企業のマーケティング戦略をより多角的かつ効果的にサポートしていく方針です。

デジタル・プレイスメント広告について

デジタル・プレイスメント広告とは、映画やドラマ、ミュージックビデオなど既存の映像コンテンツに、制作後から広告画像を自然に合成する広告手法です。ビルの看板やポスター、ブランド製品、広告などを、あたかも最初から存在していたかのように自然に映像内に組み込むことができます。これにより、視聴者の視聴体験を損なうことなく、コンテンツの世界観を維持したまま広告メッセージを届けることが可能になります。

従来の「プロダクトプレイスメント」では撮影時に商品を配置する必要がありましたが、デジタル・プレイスメントでは制作後に広告を挿入できるため、制作の負担軽減や広告の柔軟な差し替えが実現できるメリットがあります。

視聴者にとっては違和感のない自然なブランド接触が生まれ、広告主にとってはブランド認知向上やブランディングに効果的な新しい広告手法として注目を集めています。この手法は海外ではすでに一般的に活用されており、ブランディング施策としても高い評価を得ているようです。

将来的には、視聴者の属性に応じた広告の差し替えや、有料動画配信サービスの新たな収益化手段としての展開も期待されています。

「ほりにし×ISSEI」デジタル・プレイスメント広告 イメージ

プレイスメント前　映像画像

プレイスメント後　映像画像

具体的な協業内容

1. デジタル・プレイスメント広告の展開

ガイエ社が持つコンテンツマーケティングの専門知識と、カラフルキャスティングのインフルエンサーキャスティングのノウハウを組み合わせることで、より効果的な広告展開を実現するとしています。両社の強みを生かした相乗効果により、従来の広告手法では得られなかった高い訴求力と自然な広告体験を提供することを目指しています。

2. 広告領域でのアライアンス

今後はデジタル・プレイスメント広告に限らず、企業のマーケティング戦略全般において協力体制を強化し、新しい広告プロダクトの開発・提供を積極的に推進していく予定です。変化する消費者ニーズと多様化するメディア環境に対応した革新的な広告ソリューションを共同で展開していくとのことです。

今後の展望

この協業を通じて、両社はデジタルマーケティング市場において新たな価値を創出し、企業・ブランドの広告活動をより効果的にサポートしていくことを目指しているとのことです。同時に、クリエイターやアーティストの創作活動支援も視野に入れ、持続可能なクリエイティブエコシステムの構築に貢献していくとしています。

今後も両社の強みを最大限に活かしながら、広告領域における革新的な取り組みを推進し、デジタルマーケティングの新たな可能性を追求していくとのことです。変化する消費者行動や技術進化に合わせて、常に先進的なマーケティングソリューションを提供し続けることで、クライアントのビジネス成長に貢献していくことを目指しています。

カラフルキャスティング株式会社について

カラフルキャスティング株式会社は、国内最大級のエンタメプラットフォームアプリ「カラキャス」を運営しています。

カラキャスは、個性を軸に企業とユーザーをつなぐ次世代マッチングプラットフォームとして、キャスティング、プロモーション、イベントなど多彩なサービスを展開しています。企業は募集から依頼、決済までをワンストップで完結させることができ、タレントやインフルエンサーはもちろん、一般ユーザーまで、幅広くSNS感覚でお仕事やイベントにエントリーすることが可能となっています。

さらに、カラキャスではSNS運用や広告制作、映像制作、インバウンド集客など、企業のあらゆるビジネスをトータルサポートするワンストップソリューションも提供しています。今後は韓国をはじめとする海外展開も積極的に推進し、グローバル規模で企業と個性をつなぐエンターテイメント業界の新しいインフラ構築を目指しているとのことです。

株式会社ガイエについて

株式会社ガイエは、1997年の設立以来、映画・アニメ・ゲームといったエンターテイメント分野を中心に、デジタルマーケティング領域で数多くの実績を持つプロモーションカンパニーです。

戦略設計からWeb制作、広告運用、SNS展開に至るまで、一貫したデジタルプロモーション支援を強みとし、幅広いクライアントに対して最適なマーケティングソリューションを提供しています。

近年ではコンテンツを活用した広告展開やプレイスメント施策にも注力し、時代のニーズに応じたクリエイティブな取り組みを展開しています。

出典元： カラフルキャスティング株式会社 プレスリリース