フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:山﨑将司)がアプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」を用いてスーパーマーケットアプリに関する市場動向と特徴をまとめた「スーパーマーケットアプリ市場調査レポート」を公開しました。

このレポートは最新のスーパーマーケットアプリ市場の全体像やユーザー層の年代別分析など、さまざまな視点からデータを検証しています。

調査概要

調査手法:フラーが提供するアプリ市場分析サービス「App Ape」に基づき、国内約40万台のAndroid端末から収集したサンプルデータを選別・分析しました。

調査対象アプリの定義:以下の条件をすべて満たすアプリ、または (a) と (b) の両方を満たし、(d) の条件に該当するものを「スーパーマーケットアプリ」とし、調査対象としました。

(a) Google Playカテゴリが「ライフスタイル」「ショッピング」「フード&ドリンク」のいずれかに対応するアプリ

(b) App Apeによって計測できるAndroidアプリで、月間アクティブユーザー(MAU)が500以上であること

(c) Google Playのアプリ名または説明に「スーパー」「鮮魚」「野菜」「チラシ」といったキーワードが含まれること。ただし、このキーワードだけではスーパーマーケットに関連すると考えられないものは対象外です。

(d) (c)の条件を満たさない場合でも、実店舗があるスーパーマーケットチェーンの公式アプリなど、編集部が実際の運用に基づいてスーパーマーケットアプリと判断したものも含まれます。

調査期間:2023年12月~2025年2月

「スーパーマーケットアプリ市場調査レポート」の一部を紹介

①スーパーマーケットアプリの合算MAU推移

2023年12月を基準とした相対的な値から見ると、調査対象アプリの合算MAUは2023年12月から2025年2月までの間におおむね上昇傾向を示しており、特に2024年12月には顕著な伸びが見られました。この時期の合算MAUは、一気に増加が促進され、全体として安定した成長を達成していることが分かります。

②スーパーマーケットアプリの性年代別分布

2025年2月におけるスーパーマーケットアプリの利用者の性年代別比率を見てみると、特に50代・60代以上の女性層の利用が高く、それぞれ20%以上を占めています。

対照的に、10代や20代などの若年層の利用割合は男女ともに少なく、全体に対する割合はかなり限られたものとなっています。さらに、全体的に女性利用者の割合が男性を上回っている点も特徴的です。

③スーパーマーケットアプリの利用時間帯分析

2025年2月のスーパーマーケットアプリ使用率を時間帯ごとに分析すると、午前中から昼にかけての利用が増加し、午後の時間帯にも再び利用者数が伸びていることが示されています。

年代別の傾向では、60代以上の利用者において利用ピークが他の年代よりも早いことが確認されました。

④スーパーマーケットアプリの都道府県別分析

2025年2月時点におけるスーパーマーケットアプリ利用者の都道府県別ランキングを見ると、首都圏や都市部では 「イオンお買物アプリ」や「イトーヨーカドーアプリ」などの大手チェーン系アプリが上位を占めています。一方、北海道の「トドックアプリ」や新潟の「原信ナルスアプリ」、広島の「ゆめアプリ」など、地域の購買習慣やブランドの嗜好がアプリ選定に影響を与えていることが顕著に見受けられます。

スーパーマーケットアプリ市場調査レポートの目次

第1章:スーパーマーケットアプリ市場の概況

第2章:スーパーマーケットアプリの性年代別分析

第3章:スーパーマーケットアプリの利用時間帯分析

第4章:スーパーマーケットアプリの都道府県別分析

第5章:スーパーマーケットアプリ評価分析

第6章:スーパーマーケットアプリの紹介

出典元:フラー株式会社 プレスリリース

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