
SEOツール「SEARCH WRITE」とSEOコンサルティングサービスを展開している株式会社PLAN-B(東京・品川区、代表取締役:鳥居本 真徳)は、SEO施策の一環としての「リライト」がもたらす影響とその効果について詳細な調査を行いました。
リライトとは、既に公開されているコンテンツの本文やタイトルを改訂し、コンテンツの質を向上させるプロセスを指します。この施策は、メディアの成長にとって欠かせない重要な手段とされています。
リライトを実施することで、Googleからの評価が向上し、検索結果の上位に表示される可能性が高まり、ユーザーからのクリック率の向上も見込まれます。
具体的にリライトを行うことで、セッション数がどれほど増加し、ビジネス成果にどう寄与するか、本調査では計180件の記事を分析しました。ここでは、当社のSEOツール「SEARCH WRITE」を利用し、リライトを行った記事と行わなかった記事のデータを比較しました。
調査サマリー
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リライトを行わずに成長している記事は全体の31%。
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リライトによって成果が確認できた記事は全体の75%。
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リライト後に効果が見られた記事の中で50%は200%以上のセッション増加がありました。
調査概要
【2025年版】リライトの効果検証
調査期間:2025年1月1日~2025年1月31日
調査対象: SEOツール「SEARCH WRITE」内の施策実施データ
有効回答数(サンプル数): 180記事
対象は、SEARCH WRITE内の記事で2025年1月時点で施策実施から1年以上が経過したものに限定し、セッション数を詳細に分析しました。
調査結果について
■リライトなしで成長し続ける記事の割合は?
まず、リライトなしの記事のセッション数の推移に関する調査結果では、リライトを行わない場合、69.8%の記事が6か月程度でセッションの横ばいまたは減少を示すことが明らかになりました。
この調査内の記事はすべてSEARCH WRITEのキーワード設計に基づいており、計画的に執筆されていますが、セッション数が伸び続けている記事はツールを使用した結果の30%に過ぎないことがわかります。新規記事のみでの集客が非常に難しい現実が浮き彫りになりました。
例えば、10本の新しい記事を作成しても、そのうち実際にセッションが継続しているのは3本程度にとどまります。
■リライトによって効果を得た記事の割合は?
リライトによってセッションが増加した記事は75.2%に達しました。
さらに、増加した記事のうち50%はリライト前と比較して200%以上のセッション伸長を示したことがわかりました。
■まとめ
この調査を通じて、7割以上の記事でリライトによるセッション増加の実績が確認され、リライトの有効性が裏付けられました。
リライトは、新規記事の作成と比較して、テーマやページ構成を一から考えなくても良く、比較的手軽に実施できる施策です。それにもかかわらず、約7割以上の記事に効果があり、その中には400%以上もセッションが増加した記事も存在することから、時間対効果が非常に高い施策と言えるでしょう。
ただし、効果を認識しつつも実施が後回しになりがちな作業であり、定期的に行うことが難しい場合もあります。そのため、効率よくリライトを行うためにツールの導入を検討する価値があります。
出典元: 株式会社PLAN-B