
日々のショッピングを助ける「Shufoo!(シュフー)」の運営を手掛ける株式会社ONE COMPATH(本社:東京都港区、代表取締役社長 早川 礼)が、この度、来店時の顧客行動を詳しく把握できるレポートサービス「ビジットトラッキング(特許申請中)」に新機能を追加しました。
新たに導入されたデモグラフィック分析機能により、チラシを閲覧した顧客の実際の店舗訪問の有無だけでなく、年代や性別別の来店率を詳細に調べることが可能になりました。これにより、普段から店舗を訪れるがアプリ利用には消極的な「非ロイヤリティ層」の行動を明らかにし、小売業の販売促進活動のPDCAサイクルを一層強化することが期待されます。
■背景
「Shufoo!」は2001年8月から開始し、消費者向けに買い物に関するチラシを提供し続けてきました。これまで、さまざまな業態の企業への販促情報の提供や、チラシを見て来店した顧客の分析を行ってきました。チラシの閲覧数と来店数を計測することで、販促施策の効果を可視化してきましたが、顧客企業からは施策改善に役立つ分析結果が求められていました。そこで、昨年10月に「ビジットトラッキング」を導入し、チラシを見た人々の店舗訪問についての詳細な分析が可能となったのです。
■追加された新たなレポート項目について
今回新たに追加された機能では、「何日ぶりに来店したのか」や「新規顧客の数」などの情報に加え、どの性別・年齢層の「Shufoo!」ユーザーがチラシを見て来店したかを把握できるようになりました。これにより、ターゲット層に適切にチラシが届けられているかや、非ロイヤリティ層の来店への影響も測定できるようになります。

ポイント①:非ロイヤリティ層の動向把握
各企業は「Shufoo!」ユーザーの属性(性別・年齢層)を把握することができ、特定のチラシごとにデータを比較することで、非ロイヤリティ層の動向を把握し、アプリ活用に繋げる手助けを行います。
ポイント②:チラシのターゲット層の反応を可視化
チラシを見た上で来店したユーザーについて、性別や年齢層を視覚的に表現し、配信したチラシの販促効果を確認するだけでなく、想定外の層の動向も把握することができ、効果的な販促施策のPDCAサイクルを支援します。
■今後の展開
「ビジットトラッキング」は、顧客企業のデジタルからリアル店舗への集客傾向をデータ化し、マーケティングのPDCAサイクルを可能にする新たな分析レポートの開発を継続しています。また、2025年度の前半には「商圏分析」のリリースを予定しており、どの地域が来店に寄与しているかを特定し、店舗が強化すべきエリアを可視化することを目指しています。
その上で、2025年夏にリリース予定の「次世代販促支援AIツール」との連携により、小売業の販促活動をより効率化し、最大限の効果を引き出す支援を行うことでしょう。「Shufoo!」は従来のメディアサービスから、データとAIを組み合わせた「メディア×AIマーケティングサービス」へと進化を果たします。
■「Shufoo!」について
月間1,600万人以上が利用し、全国12万店舗以上が参加する「Shufoo!」は、日本最大規模の電子チラシサービスです。全国各地のスーパー、家電店、ドラッグストアなどのチラシを無料で閲覧でき、特売情報やクーポン、料理レシピなど、日常の買い物を楽にする情報が満載です。2001年8月からTOPPAN株式会社が運営を開始し、2019年より株式会社ONE COMPATHがその運営を引き継いでいます。
出典元: 株式会社ONE COMPATH