
株式会社レイクルー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:藤本 太樹)は、オンラインメディアやニュースサイトの関係者に対して実施した「メディア関係者のプレスリリース選定基準に関する実態調査」の結果を発表しました。この調査は、メディア関係者がプレスリリースを選定する過程に関する実態を明らかにしました。
この記事の目次
- 1 背景
- 2 調査サマリー
- 3 調査概要
- 4 メディア関係者の約70%がプレスリリースをチェックする曜日が決まっていない
- 5 記事化するプレスリリースにおいて重要視する要素ベスト3は、1位「話題性」、2位「社会性・公共性」、3位「新規性・独自性」
- 6 記事化しやすいプレスリリースの特徴は「読者の関心を引くテーマ設定」と「信頼性のあるデータやエビデンス」
- 7 メディア関係者の約80%が調査データが含まれるプレスリリースは記事化の可能性を高めると認識
- 8 約80%のメディア関係者がデータの信頼性を重視している
- 9 調査データの信頼性を判断する際の重視ポイントは「調査実施企業」「データ提供元」「調査方法」
- 10 まとめ
背景
情報過多の現代において、企業がターゲットに情報を効果的に届けることが一層困難になっています。消費者やメディアの情報選別基準が厳格化する中、「信頼性」や「客観性」が重要視されています。特にメディアが情報を選ぶプロセスは以前より複雑化していると考えられます。これを踏まえ、株式会社レイクルーは公益性や独自性などの選定基準、及び調査データの有無が記事化に与える影響について調査を行いました。
調査サマリー
・約70%のメディア関係者がプレスリリースをチェックする曜日が特に定まっていないと回答。
・記事化するプレスリリースを選ぶ際の重要要素ベスト3は、「話題性」が1位、「社会性・公共性」が2位、「新規性・独自性」が3位。
・記事化しやすいプレスリリースの特徴は、「読者の関心を引きやすいテーマ設定」と「明確なデータやエビデンスによる信頼性」。
・調査データを含むプレスリリースは、約80%のメディア関係者が記事化の可能性を高めると考えている。
・同じく約80%のメディア関係者が調査データを含むプレスリリースの信頼性を重視している。
・調査データの信頼性を判断する際に重視されるポイントは、「調査を行った会社」、「データ提供元」、「調査方法」である。
調査概要
調査期間:2025年1月17日~1月20日
調査方法:インターネット調査
調査対象:ニュースサイトやオンラインメディアでプレスリリースを利用した記事作成に携わるメディア関係者(20代~50代の男女)
調査人数:332名
モニター提供元:RCリサーチデータ
メディア関係者の約70%がプレスリリースをチェックする曜日が決まっていない
「プレスリリースをチェックする曜日」についての調査結果では、最も多かったのは「決まっていない」で、その割合は70.5%でした。「月曜日」が21.7%、「金曜日」が19.3%と続きます。このことから、各メディア関係者のリリース確認日が異なることが明らかになりました。

記事化するプレスリリースにおいて重要視する要素ベスト3は、1位「話題性」、2位「社会性・公共性」、3位「新規性・独自性」
続いて、「記事化するプレスリリースを選ぶ際に重要視する要素」についての回答では、1位が「話題性」で29.8%、2位が「社会性・公共性」で26.5%、3位が「新規性・独自性」で18.1%となりました。このことから、プレスリリースを基に記事を作成する際には「話題性」が重要な要素であることが伺えます。

記事化しやすいプレスリリースの特徴は「読者の関心を引くテーマ設定」と「信頼性のあるデータやエビデンス」
さらに「記事化しやすいプレスリリースの特徴」についての回答では、1位が「読者の関心を引くテーマ設定」で、45.2%がこの回答を選びました。2位は「データやエビデンスの明確さ」で43.4%という結果でした。これは読者目線でのテーマ設定とそれを裏付けるデータや情報の重要性を示しています。

メディア関係者の約80%が調査データが含まれるプレスリリースは記事化の可能性を高めると認識
「調査データが含まれるプレスリリースは記事化の可能性を高めるか」という質問に対して、1位が「ある程度高める」で55.4%、2位が「非常に高める」で21.1%でした。これにより、約80%のメディア関係者が調査データを含むプレスリリースが記事化の可能性を高めると考えていることが示されました。

約80%のメディア関係者がデータの信頼性を重視している
また、「調査データが含まれるプレスリリースの記事化を検討する際に信頼性はどの程度重視するか」について、1位は「ある程度重視している」で47.0%、2位が「非常に重視している」で30.1%でした。この結果から、多くのメディア関係者が調査データの信頼性が重要であると考えていることがうかがえます。

調査データの信頼性を判断する際の重視ポイントは「調査実施企業」「データ提供元」「調査方法」
最後に「調査データが含まれるプレスリリースの信頼性を判断する際に重視するポイント」という質問に対し、1位は「調査実施企業やデータ提供元の信頼性」で50.3%、2位は「調査方法やプロセスの透明性」で40.1%という結果が得られました。これにより、調査を行った企業やデータ提供元の信頼性、また調査の方法が重要視されていることが確認されました。

まとめ
この調査によって、メディア関係者の70%以上がプレスリリースをチェックする曜日が定まっておらず、記事化の際に重視する要素として「話題性」「社会性・公共性」「新規性・独自性」が導き出されました。また、記事化しやすいプレスリリースの特徴は「読者の関心を引くテーマ設定」と「信頼性のあるデータやエビデンス」であることが分かりました。さらに、約80%のメディア関係者が調査データを含むプレスリリースが記事化の可能性を高めると考えており、データの信頼性も重視している結果が明らかになりました。調査データの信頼性を判断する際には、「調査実施企業」や「データ提供元」、「調査方法」が重要なポイントであるとの結論に至りました。
出典元:株式会社レイクルー プレスリリース