
LINEヤフー株式会社が提供するサービス「ヤフー・データソリューション」は、多岐にわたるLINEヤフーのサービスから得られるビッグデータを分析し、事業者向けに提供しています。この度、同社は「Yahoo!検索」のデータを元に「節分祭」に関連する検索傾向を全国規模で調査し、その結果を公開しました。発表されたタイトルは「節分は寺社仏閣がアツい!検索ビッグデータから見えた、節分祭の注目スポットは?」です。
2024年の節分祭における検索者数ランキング:やはり「吉田神社」が圧倒的な人気
「Yahoo!検索」の利用により、2024年の節分シーズンにおいて「節分祭」と一緒に検索された寺社仏閣の人気を調査したところ、ダントツの1位になったのは「吉田神社」でした。この神社は京都府に位置し、室町時代から続く伝統的な節分祭が知られています。毎年、おおよそ50万人が参拝を訪れるとされ、その人気は不動です。また、茨城県にも同名の吉田神社が存在し、こちらでも同様の節分祭が行われています。
続いて、検索者数のランキングでは2位に福岡県の「櫛田神社」、3位に東京都の「大國魂神社」が続きます。櫛田神社は巨大なお多福面で多くの参拝者を引き寄せており、大國魂神社では芸能人などを招いての豆まきイベントが人気を博しています。その後には東京都の「高幡不動寺」や長野県の「善光寺」がランクインしました。

さらに、2019年から2024年にかけての節分祭関連の検索者数の推移に注目すると、2020年から2022年までの間は新型コロナウイルスの影響が見受けられ、検索者数は減少傾向にありました。しかし、2023年からは回復の兆しが見え、2024年にはコロナ前の水準、さらにはそれ以上に達すると予測されています。このことは、人々の参拝やイベントへの関心が戻りつつあることを示しています。また、家族や地域とのつながりの重要性が、コロナ禍を経て再評価されているとも考えられます。

注目のスポットが拡大中:愛知県の「龍泉寺」が2023年比で検索者数が4.1倍に
2023年から2024年にかけて、節分祭に関するスポットの検索者数が増加していることがわかりました。その中でも特に注目を集めたのは愛知県の「龍泉寺」で、検索者数は2023年と比較してなんと4.1倍に達しました。龍泉寺では、特別な節分会が開催され、祈祷を受けた人々が豆まきに参加できる機会が提供されています。
次に、神奈川県の「寒川神社」や兵庫県の「中山寺」も注目を集め、全国の寺社仏閣での節分祭が多くの人々に関心を寄せられていることが伺えます。

「ヤフー・データソリューション」は、ビッグデータを活用することでその力と魅力を伝え、社会に価値を還元するための様々な取り組みを今後も進めていく方針です。
「ヤフー・データソリューション」について
「ヤフー・データソリューション」は、LINEヤフーの多様なサービスを通じて得られたビッグデータを活用し、企業や自治体向けに事業の創造や成長支援、課題解決を促進するインサイトを提供するサービスです。このサービスにおいては、検索データや人流データに基づく顧客自身による分析を可能にするデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」や、カスタムビッグデータを使用した課題解決支援の「DS.ANALYSIS」などが用意されています。また、本サービスが扱うのは統計化されたデータのみであり、個人特定につながる情報は含まれていません。
出典元: LINEヤフー株式会社 プレスリリース