
象印マホービン株式会社が、2025年1月21日よりリユース容器を使用したシェアリングサービスの実証実験を本格的に開始することを発表しました。
このサービスは、飲食店でのテイクアウト時に使われる使い捨て容器をリユース可能な容器に替えることにより、プラスチックや紙製品の使い捨てを減少させ、環境負担の軽減を目指しています。ユーザーがテイクアウトでドリンクを注文する際にリユース容器を選択することで環境保護に貢献でき、さらに実証実験期間中は飲料商品の割引特典も受けられます。容器は店内だけでなく、外に設置された回収ボックスにも返却可能で、運搬員が回収ボックスから使用済みのリユース容器を回収し、店舗に戻します。店舗では、衛生基準に従った洗浄が行われ、再利用される仕組みとなっています。
実施の背景
同社はこれまで、マイボトルの利用促進活動を中心に、使い捨て容器削減に向けて取り組んできました。マイボトルを日常的に使用しない方や、持ち歩かない方でも簡単にリユース容器を利用できる環境を整備し、「使い捨てない生活」の実現を目指します。
この事業は、大阪府の『リユースカップシェアリングサービス実証事業』として認可されており、大阪府及び実証実験参加店舗と協力して、循環型社会の実現を促進していきます。


実証実験 実施概要
■使用するリユース容器
ユーザーは以下の2種類のリユース容器から選択して注文できます。
(なお、店舗によってはどちらか一方のみの提供となる場合もあります。)
- プラスチックカップ
・100%リサイクル可能な素材(ポリプロピレン)を使用しています。
・軽量で耐衝撃性に優れ、扱いやすい容器です。
- 象印マホービン製ステンレスキャリータンブラー
・優れた「保温・保冷力」で飲み物の温度を長時間保ちます。
・ハンドル付きで持ち運びにも便利です。


象印の思い
■使い捨てない未来へ向けて
繰り返し使用できるサステナブルなマイボトル。2006年以来、同社はマイボトルを通じて持続可能なライフスタイルを提案し続けています。
マイボトルユーザーが抱える「運搬の重さ」や「飲み物の準備」、「使用後の洗浄」といった手間を軽減し、マイボトル(リユース容器)の継続利用を促すことで、地域社会にも優しい環境づくりを目指しています。
次のステップとして、マイボトルを日常的に使用しない方や、持っていない方でもリユース容器が利用できる機会を提供し、「使い捨てない生活」を提案していく考えです。
出典元:象印マホービン株式会社 プレスリリース