
ファッションブランド「ファクトリエ」が、「The CRAFTSMANSHIP AWARDS 2024」を2024年12月に開催することを発表しました。このイベントでは、顧客投票によって選ばれた人気商品とそれを制作した工場が表彰される予定です。
- 投票期間: 2024年11月27日(水)~12月3日(火)
- 対象者: ファクトリエの会員
- 回答者数: 120人
この記事の目次
実施背景:工場の原動力は「顧客の声」
近年、日本製品への信頼が世界的に高まっている一方で、商流や製造体制の問題により、ファッション産業における国産比率はわずか1.5%にとどまっています。
こうした厳しい状況を打破するために、2012年にファクトリエが設立されました。
12年間の活動を通じ、多くのメディアに取り上げられたファクトリエは、提携した工場にとって大きな励みとなりましたが、最も重要な要素は「お客様の声」であることが明らかになりました。
工場内では掲示板に貼られた顧客からの「お客様レビュー」や手紙が気になる存在です。
「これまで自社の製品が誰に使われ、喜ばれているのか分からなかった。しかし、お客様からのさまざまな声が私たち職人のモチベーションになっています」と、多くの工場の社長が話しています。
このように「日本のものづくりをさらに盛り上げ、お客様の声を広めていきたい」という思いから、今回の「The CRAFTSMANSHIP AWARDS」が企画されました。
4部門でのアワード受賞者の選出
このアワードでは専門家の評価ではなく、ファクトリエのお客様の投票が基に結果が反映されます。
以下の4つの部門で大賞と入賞が発表される予定です。
1.Best Buy of the Year(最高賞)
2.Re-Arrival of the Year(リバイバル賞)
3.Best Gift of the Year(ギフト賞)
4.Staff Real Buy of the Year(スタッフ賞)
各部門では人気投票や注文数の集計が行われ、最も支持を受けた商品とその工場が表彰されます。これにより、国内の「メイドインジャパン」の比率が低下している現状を打破し、顧客の声を元に今後のより良いものづくりに繋げていくことを目指しています。
※本リリースでは「1.Best Buy of the Year(最高賞)」の「大賞」のみの結果を記載しています。他部門や入賞については、特設ページでご確認ください。
〜The CRAFTSMANSHIP AWARDS 2024〜
1.Best Buy of the Year(最高賞)
「2024年、購入して本当に満足した!」と多くのお客様に評判のアイテムとその工場が表彰されます。各部門で大賞1点、入賞4点が選出されます。
MEN_WEAR部門 大賞
エアーブルゾン ジップアップ(袖ポケット無し)
製造工場:アタゴ(Fukui)
【お客様の声】
「軽量で暖かく、シンプルなデザインが非常に気に入っています。」(T.H.様)
WOMEN_WEAR部門 大賞
ストライプバンドカラーブラウス/バランサーキュラー
製造工場:丸和ニット(Wakayama)
【お客様の声】
「シンプルなボトムスと調和してくれます。シャツとしてはきちんと感がありつつも、ノーアイロンなので週2回は着ています。」(S.M.様)
MEN_GOODS部門 大賞
スムースレザーカーブベルト
製造工場:SADO(Tokyo)
【お客様の声】
「質感が非常によく、満足しています。」(M.T.様)
WOMEN_GOODS部門 大賞
カシミヤ100% プレミアムエアリーストール
製造工場:深喜毛織(Osaka)
【お客様の声】
「軽量で暖かく、季節を問わず重宝しています。明るい色味で顔周りが明るくなるのが嬉しい。」(K.M.様)
工場からのコメント
【MEN_WEAR 大賞受賞:アタゴ(福井県)】
この度は、数ある商品の中から私たちの
エアーブルゾンがMEN’S WEAR部門で大賞に選ばれ、誠に光栄に思います。この商品は私たちのオリジナル生地を使用しており、特殊なファスナーを採用。来年もお客様の「着心地」をさらに向上させる商品開発に努めてまいります。
【WOMEN_WEAR 大賞受賞:丸和ニット(和歌山県)】
栄えある2024年の女性向けアイテム大賞を頂き、心より感謝申し上げます。私たちの製品が、多くのお客様から選ばれたことは非常に嬉しいことです。今後も、独自の製造技術を駆使して、心から喜んでいただける商品を作り続けます。
ファクトリエについて
ファクトリエは2012年に設立された、メイドインジャパンの工場と直接結びついたファッションブランドです。世界的に名高いアパレル工場と直接連携し、商品を開発することで、こだわりのある一流の商品をお客様に提供しています。工場には適正な利益を還元する仕組みも整えており、持続可能な製造プロセスを目指しているのです。
ネット通販を基盤としつつ、銀座と熊本には試着専門店も展開しています。国内外のブランドを通じて、日本のものづくりを推進する取り組みを行っています。
現在、国内のアパレル製品の国産比率は1%台にまで低下していますが、ファクトリエの独自の取り組みが大きな注目を集め、特に「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」といったメディアによる取り上げが増えています。
出典元:ライフスタイルアクセント株式会社 プレスリリース