アイブリッジ株式会社が提供するセルフ型アンケートツール“Freeasy(フリージー)”は、約1,300万人のモニター会員を基に、2024年10月31日から11月2日にかけてマーケティング業務に従事する課長以上の役職者を対象にした調査を実施しました。調査対象は従業員数が100人以上の企業であり、テーマは「2024年の振り返りと2025年の展望-テクノロジー・広告・消費・環境など-」です。
《調査結果のハイライト》
・【2024年の生成AIに関する注目トピックス】
商品開発における生成AIによるペルソナ作成
・【2025年のマーケティングトレンドへの期待】
「SDGs」が注目される中で、「防災ビズ」のポイントも上昇
・【2025年のテクノロジートレンドに関する期待】
生成AI(ChatGPTなど)への期待は2025年も引き続き高まっていくことでしょう

調査背景
2024年のマーケティング、テクノロジー、消費者動向に関連するトピックスが多くの関心を集めています。この調査は、マーケティングに従事する役職者や管理者が注目している2024年の分野別トピックスを振り返り、さらには2025年に期待されるマーケティングやテクノロジー、消費者の動向を把握することを目的に実施されました。
調査概要
・調査名称:マーケティングトレンド 2024年の振り返りと2025年の見通し
・調査期間:2024年10月31日(木)から11月2日(土)
・調査対象:マーケティング業務に関連する方々、従業員数が100人以上の企業に在籍する課長以上の役職者、合計987名(スクリーニング結果は25,000人より抽出)
・調査方式:インターネットを利用した調査
・調査地域:全国
総括
本調査の結果から明らかになった主な傾向として、実用性の高さ、測定可能な効果の強調、および社会的インパクトの強いトレンドやトピックスへの高い関心の3つが浮かび上がりました。
これらは、多くのトレンドが単なる話題ではなく、実際のビジネスシーンに浸透している証拠であり、今後の生活環境において不可欠な社会インフラとなることが期待されています。
■【2024年の生成AIに関する目立ったトピックス】
商品開発での生成AIを利用したペルソナ作成
「キリンビールによる生成AIを活用したペルソナ作成が商品開発に寄与した」との調査結果が最も注目されたトピックスとして取り上げられました(25.1%)。
この結果は、マーケティング業務に従事する人々の間で生成AIを用いたペルソナ作成への関心が高まりつつあることを示しています。

■【2025年のマーケティングに関するトレンド】
「SDGs」が依然として中心的テーマであり、「防災ビズ」にも高い関心が寄せられています
昨年と同様に、「SDGs」(27.7%)、無人決済店舗(26.6%)、高齢者と子供の見守りサービス(26.2%)が上位3つのトレンドに挙げられました。また、前年の3位に相当する「ウエルビーイング」は25.8%で続いています。
さらに、2024年の初頭から続く地震や津波、水害の影響で、「防災ビズ」(20.2%)への関心が7.1ポイントの増加を示し、昨年とは異なる結果となりました。

■【2025年の技術トレンドに関する期待】
生成AI(ChatGPTなど)への期待は続きます
「生成AI(ChatGPTなど)」(40.0%)、自動運転技術(30.7%)、AI全般(30.3%)」がトップ3のトレンドであり、前年と変わらない結果ですが、「生成AI(ChatGPTなど)」に対する期待値が6.2ポイントの増加を示しています。 生成AIに対する関心は2025年も高まる見込みです。

■「2024年におけるAR・VR関連のトピックス」や「2025年に期待される消費トレンド」など、その他のトレンドに関する結果にも注目が必要です
調査には「2024年のAR・VR関連の印象的なトピックス」や「2025年に期待される消費トレンド」に関する多くの要素が見受けられます。
出典元:アイブリッジ株式会社「マーケティングトレンド 2024年の振り返りと2025年の展望」