TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、ラベリングされた顧客行動データを活用し、効果的なマーケティングを実現する顧客行動可視化サービス「キャクシル」の提供を開始することを発表します。
本サービスはファーストユーザーとして株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下:FSE)へ導入されています。

TISが提供する「キャクシル」は、SDK※1を既存のスマホアプリに埋め込むだけで顧客(スマホアプリユーザー)の位置/行動データ取得のほか、アプリ決済機能(自社Pay)、スマートキーなどのDX機能を簡単にアプリに追加することができ、取得した顧客の購買データや位置情報データなどをもとに、顧客属性をラベリングし提供するサービスです。※2
お客様(導入企業)の顧客向けアプリへ容易に新しい機能を追加することができるため、顧客に対するUX向上でアプリの利用頻度向上が期待できます。さらにラベリングされた顧客情報から、顧客の趣味嗜好や行動を把握し、有効なターゲットに対して効果的なマーケティング施策を企画・実行することを可能にします。

FSEでは、キャクシルのアプリ決済機能を利用して、2023年3月開業予定の北海道ボールパークFビレッジ(以下:Fビレッジ)での買い物で利用できる「FビレッジPAY」の提供を開始しました。※3 FビレッジPAY決済方法として、銀行口座、クレジットカード、F NEOBANKのいずれかを登録すると、Fビレッジ内のお買い物にてアプリ会員証QRコードをかざすだけで決済も完了する、簡単かつスピーディに支払いできる決済サービスとして提供されます。さらに、今後は蓄積された購買データにTISがラベリングを行い、FSEのマーケティング施策に活用いただく予定です。

※1 SDK(Software Development Kit):ソフトウェア開発に必要なプログラムやAPI、文章などがパッケージされたソフトウェア開発キット
※2 データは顧客から承諾を得た場合のみ利用。顧客からデータを頂き、顧客の趣味嗜好・行動の特性などを把握しながらラベリングを行います。
※3 詳細は3月1日にFSEより発表された「Fビレッジ公式アプリ」に関するプレスリリースをご参照ください。
https://www.fighters.co.jp/news/detail/202300286138.html

<キャクシルの全体像>


■背景
顧客のニーズが多様化する中、さまざまなサービスから自社の商品を選んでもらい、繰り返し利用してもらうこと(生涯顧客価値の向上)が企業にとって重要になります。そのためには顧客のニーズに合ったサービス提供や適切なマーケティング施策を企画・実行する必要があります。
一方で「顧客の会員データはあるが、有効に活用できていない」「マーケティング施策を経験者の勘だけに頼っており、最適な施策が打てているのか判断ができない」などの課題があります。
「キャクシル」を利用することでデータに基づいた施策結果の見える化や商品/サービス企画の検討を行うことが可能になります。

■キャクシルについて
顧客行動可視化サービス「キャクシル」は、SDKを既存のスマホアプリに埋め込むだけで顧客の位置/行動情報を取得できるほか、自社Payやスマートキーなど顧客のUX向上や利便性をもたらすDX機能を追加することが可能です。また、これらの利用情報をラベリングした状態でお客様に還元しますので、これまでは見えていなかった顧客行動の一面をデータとして取得できます。この情報を分析・活用いただくことで適切な方法とタイミングで有効なターゲットにマーケティング施策を打ち出すことが可能になります。

<提供SDKの種類>
1. 位置/行動データ取得:顧客の位置や行動に関するデータを取得/分析
2. 自社Pay:独自決済機能を提供
3. スマートキー:ホテルやロッカー等の鍵をスマホアプリで解錠

TISは、スマホアプリを通して顧客の利便性を高める機能とデータに基づいた顧客一人一人のニーズや購買嗜好の理解につながる機能を随時拡大していくことで、エンタメや小売りなど、幅広い業界に向けて価値提供をしていきます。

「キャクシル」の詳細は以下をご覧下さい。
https://www.tis.jp/service_solution/owned-payment-loyalcustomer-service/

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