プロダクトの値付け支援事業を行なっているプライシングスタジオ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 嘉尋)は「ステルス値上げ※に関する調査」の結果を発表しました。

※ステルス値上げ
価格は据え置いたまま商品の重量・容量を減らし、実質的に値上げをすること。

■調査結果サマリー
・66%が「ステルス値上げ」という言葉を知っていると回答
・68.6%が「ステルス値上げが増えていると感じる」と回答
・回答者の年代によってステルス値上げに対する反応が違うことが判明

◎「ステルス値上げに関する調査」概要
・インターネットリサーチ
・回収期間:2022/4/1~4/15
・対象者:18歳以上の男女
・回答数:341

■調査結果詳細
・66%が「ステルス値上げという言葉を知っている」と回答しました。


・68.6%が「ステルス値上げが増えている」と回答しました。


・回答者の年代毎にステルス値上げに対する反応が異なることが明らかになりました。


■考察
ステルス値上げ、年代によって反応に差。
ターゲットの年齢が「値上げコミュニケーション」の検討材料になる可能性を示唆。

モノの価格に注目が集まる現在、ステルス値上げに対する消費者意識を明らかにすることを目的に、本調査を実施いたしました。

今回の調査結果では、ステルス値上げに対する印象について、「不快に感じる」と「ステルス値上げは仕方がない」の意見が年代毎に差があることが明らかになりました。ステルス値上げは、消費者からすれば“納得いく説明がないままこっそり値上げされた”と怒りを買いやすく、実際にここ数年、SNSを中心にステルス値上げにまつわる批判的なコメントが多く見られるようになっています。26-35歳のミレニアル世代層でネガティブな意見が多くみられたのは、こうしたSNS上での“炎上”と相関があると推察できます。

今回の調査結果から、ステルス値上げに対して特にミレニアル世代が敏感に反応し、商品や企業に対してネガティブな印象を抱くリスクが高く、とりわけ商品のターゲット層がミレニアル世代と合致している場合には慎重に検討する必要があるといえます。時にネガティブな反響を広げてしまう値上げですが、その対応やコミュニケーション次第では値上げはむしろポジティブに受け入れられる可能性もあります。

弊社では今後もプライシングに関わる発信を通じ、社会の発展に貢献してまいります。

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