BEENOS株式会社(東証一部:3328、以下BEENOS)の連結子会社であるtenso株式会社(以下、tenso)が運営する越境EC 流通総額No.1(※1)の海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)https://buyee.jp/」にて、「Buyee」独自のロシア向け航空便である「Buyee空運ロシア」の国際配送料金を値下げしました。従来と比較して平均で約33%(※2)、最大で約76%安い(※3)国際配送料を実現しました。
モノ・人・情報を「日本から海外へ」、「海外から日本へ」と双方向に繋ぐグローバルなビジネス展開を強みとするBEENOSグループのtensoは、戦略的重点地域の一つであるロシアのお客様に対しこれまでよりもリーズナブルな配送料金を提供します。これにより、越境ECにおいて非常に成長性の高いロシアの越境EC市場における日本企業の流通拡大を目指します。

- 最大76%オフの国際配送料を実現し、ロシアのお客様の利便性を大幅に向上
Buyeeの2021年第4四半期の流通総額は前年同期比+51.2%(※4)で過去最高を更新しました。全世界的に越境EC市場が伸長する一方で、Buyeeにおける日本からロシアへの物流は、昨年からコロナ禍の影響を受けて日本郵便のEMSや航空便が一時停止していることにより、船便しか輸送手段がない状況が長く続いておりました。
こうした状況を打開すべく、Buyee独自の航空便による物流経路を開拓し、2021年5月新配送サービス「Buyee空運ロシア」の提供を開始しました。輸送手段が船便に限定されていたことにより、到着に2〜3ヶ月以上を要していたロシアへの配送が、新配送サービスでは約2週間に短縮されました。「Buyee空運ロシア」の導入により、「Buyee」におけるロシア向け流通総額は導入後+56.9%(※5)に拡大しています。さらに、今回の値下げにより最大限に金額を抑えた配送料金を実現し、ロシアのお客様へ利便性の高いリーズナブルなサービスを提供します。
※「Buyee空運ロシア」の新料金表:https://buyee.jp/help/yahoo/guide/shipping-fees#price_ru
- 成長性の高いロシアEC市場と日本製品への需要
2019年時点で発表されたロシアのEC市場は310億ドル、世界で9番目の規模です。またロシアEC市場の伸長率は世界第3位となっており、2019年〜2023年までの平均成長率は8%と予測されています。さらに2020年のロシア国内のEC取引額はコロナ禍による需要の増加により前年比1.9倍の約3兆8,934億円(2兆7,810ルーブル)に達しています。
一方、航空便の激減など、物流の混乱の影響を受け、越境ECにおける取引額は前年比24.9%減少しましたが、本来のロシアEC市場の特徴として、EC売上高全体に占める越境ECの割合の高さが挙げられます。2018年時点で、ロシアの越境EC市場はEC売上高全体の3割を占めており、ロシアの消費者の購買動向として、越境ECを積極的に活用していることが分かります。(※6)(※7)
こうしたことから、ロシアは越境ECにおいて極めて潜在力の高い市場だといえ、今回の新配送サービスによってロシア市場におけるBuyeeのシェア拡大とともに、Buyeeでロシアユーザーから人気のルアーや釣竿といった釣り具などホビー関連アイテムや美容、健康関連アイテムのさらなる伸長や、購入カテゴリの拡大が期待できます。
- 戦略的重点地域におけるBuyeeのローカライズ/物流強化で流通の拡大を目指す
tensoは「Buyee」の戦略的重点地域にロシア、アメリカ、中国、香港エリア、台湾エリアを設定し、サービスのローカライズと物流強化を進めています。こうした取り組みにより、中でも、アメリカ、台湾エリアからの受注が増加し、前年同期比+51.2%(※4)となる流通総額の押し上げに貢献しています。
BEENOSグループは2008年に海外転送サービス「転送コム」事業を開始し、テクノロジーの力で日本から海外、海外から日本を双方向に結ぶグローバルプラットフォーム構築を掲げ、あらゆる人・企業とグローバル市場を繋ぎ、新しい常識や可能性の提供を目指しています。今後も、海外市場での日本企業の流通拡大に貢献できるよう努めます。
(※1)国内越境EC 年間流通総額 No.1
該当サイトにおける海外個人を対象とした日本から海外への年間流通総金額。東京商工リサーチ調べ(2021年5月時点)
https://beenos.com/news-center/detail/20210607_bns_pr/
(※2)「Buyee空運ロシア」の従来料金と比べた新料金の割引率の平均値。0.1㎏~10㎏の間で算出
(※3)「Buyee空運ロシア」の従来料金と比べた新料金の割引率の最大値。0.1㎏~10㎏の間で算出し、0.1㎏の料金が該当
(※4)2021年第4四半期(2021年7月1日~9月30日)のBuyeeにおける流通総額の前年同期比
(※5)Buyeeにおけるロシア向けの流通総額を導入後の2021年9月と導入前の2021年4月で比較した伸長率
(※6)JETRO 地域・分析レポート特集「拡大するロシアEC市場-EC事業者へのインタビューから」掲載データより
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2020/0602/f59252fb8fa04e77.html
(※7) 「JETRO ビジネス短信「2020年のEC市場が1.5倍に拡大、国内取引が牽引」(ロシア)」掲載データより
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/03/c995e623b80eaced.html
(※8)「Buyee」と越境EC関連サービス「転送コム(https://www.tenso.com/)」を合わせた数字、2021年9月末現在
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