スタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」を運営する“Staff Tech(スタッフテック)”カンパニー、株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃、以下バニッシュ・スタンダード)は、株式会社ニトリ(本社:札幌市北区、代表取締役社長:武田 政則、以下ニトリ)に、「STAFF START」の提供を開始しました。家具・インテリア販売を中心とする公式通販サイト「ニトリネット」にて、ニトリの従業員によるオンライン接客が始まっています。自宅等で実際に商品を利用している、ニトリユーザーでもある従業員がリアルな活用法を撮影・掲載することで、より消費者視点に立ったオンライン接客が可能となります。また実店舗では物理的な制約により紹介しきれないコーディネートを、従業員のアイデアや工夫によりさまざまな切り口で紹介できるため、より広範な消費者ニーズに応えられるようになります。なおニトリホールディングス全体の2021年2月期におけるEC事業の売上高は705億円で、「STAFF START」導入企業のEC売上としては最大規模となります。
▼「ニトリネット」スタッフコーディネート一覧
https://www.nitori-net.jp/ec/coordinatelist?coordinateType=none&label=nitori,decohome&orderBy=pv

■店舗従業員のコーディネート力をオンラインで発揮
「STAFF START」は、専用アプリを通じて、自社ECサイトやSNSなどで、店舗スタッフのオンライン接客を可能にするStaff Techサービスです。スタッフ一人ひとりの投稿コンテンツを経由し、どのくらいEC売上やPVが発生したか成果が可視化されるので、本部はそれらの実績を、店舗やスタッフ個人の評価に役立てることができます。
ニトリはこの度、「STAFF START」を活用し、全国の従業員が自宅などで商品を利用している様子を「ニトリネット」に掲載するオンライン接客を開始しました。商品を深く知るプロならではの専門知識と、実際のユーザーである強み、そして実店舗の立地や面積など、さまざまな物理的制約に囚われない通販サイトというメリットを生かし、全国の消費者に向けたオンライン接客を実現いただきます。

「STAFF START」を通じて「ニトリネット」に投稿されたコンテンツは、ニトリ社内で定期的に行われている「コーディネートコンテスト」と連携されます。これまでコンテスト内容はニトリ社内のみで共有されてきましたが、「STAFF START」導入に伴い、従業員の自宅でのコーディネートや商品の使用イメージをお客様にも見ていただけるよう、今秋から「ニトリネット」にて公開が始まりました。今後は、PV数やEC関与売上など、「STAFF START」によって可視化される各種実績が新たに表彰基準として設けられることも検討されています。


■従業員によるニトリネットへの投稿ペースが大幅に拡大
「STAFF START」は、2016年のサービスローンチ以来、店舗スタッフの利用シーンを想定し、投稿しやすいUI(ユーザーインターフェイス)を追求、改善を続けてきました。ニトリでも早くもその成果が現れており、2021年10月の本格導入に先駆け始まったテスト運用時から、予定投稿数を大幅に上回るペースで伸びております。
導入当初は、国内従業員のみ「STAFF START」を利用しますが、今後はグループ会社含め、オンライン接客においてもグローバル展開を強化していく予定とのことです。なお「STAFF START」では、2021年9月より海外対応を開始しております。

【株式会社ニトリ スタッフスタート導入チームリーダーのコメント】
「我々は、インテリアにおいてもコーディネートが重要だと考えています。これまでも色や柄、スタイルなどによってさまざまなコーディネートをご提案していたのですが、どのようなコーディネートがお客様一人ひとりに合うのかは、ライフスタイルや好みの違いによって多種多様です。そのため、店舗や通販サイト(ニトリネット)にご用意しているコーディネート例だけではなく、一般のお客様が投稿されているSNSなどから実際の使用シーンを見て参考にされている方も多くいらっしゃいます。そうしたお客様にとって、ニトリネットがより気軽に楽しく、商品の良さや組み合わせたときのコーディネートを知ることができるツールになるよう、今回「STAFF START」を導入しました。より多くのお客様に商品をご提案したい、投稿をきっかけにもっとコーディネートを勉強したいなど、従業員のモチベーション向上にもつなげていきたいと考えております」
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