
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が展開するEC機能「TikTok Shop(ティックトックショップ)」が、日本国内での提供スタートから半年を迎え、最新の成長データが公表されました。
アプリ内で商品の発見から購入まで完結できる「TikTok Shop」は、動画やライブ配信を通じた新しいショッピング体験を提供するサービスとなっています。提供開始からの半年間で、登録セラー企業数は約3倍の5万店に到達し、クリエイターも約20万人へと拡大しました。購入ユーザー数は20倍以上に増加するなど、急速な成長を遂げているとのことです。
この記事の目次
コンテンツ起点の購買が全体の約70%を占める
「TikTok Shop」は、TikTok上で魅力的なコンテンツを発見し、そのまま購入できるTikTok独自のサービスとして展開されています。ショッピング動画やライブ配信を介してユーザーがお気に入りの商品に出会い、その場で購入できる新たな購買体験「ディスカバリーEコマース」を実現しています。
2025年6月30日の日本でのサービス開始以降、美容、ファッション、食品・飲料、生活用品、地域特産品といった多様なジャンルのセラー企業がTikTok Shopへ参加しています。セラー企業やTikTok Shopクリエイターが商品をオリジナリティ豊かな視点で紹介することにより、TikTokコミュニティ内で新たな発見が生まれ、ユーザーの購買意欲を促進してきました。
2025年6月30日から2025年12月末までの期間では、TikTok Shopにおける全体流通総額の約70%が、コンテンツを起点とした購入によるものでした。これは、ユーザーがクリエイターの投稿やセラー企業のコンテンツ、ライブ配信などを通じて商品と出会い、購入に結びついた結果です。このことは、コンテンツが企業にとって重要な価値を持つことを示しています。
中小規模のセラー企業にとって、ショート動画やライブ配信は効率的でコストパフォーマンスに優れたプロモーション手段となっています。一方、大手ブランドにとっては、ユーザーへのリーチを拡大し、よりターゲットを絞った効果的なブランド戦略を実現する手段として活用されています。
セラー企業・クリエイター・購入者が急増
該当期間における登録セラー企業数は、サービス提供開始当初と比較して約3倍となる5万店まで成長しました。TikTok Shopクリエイターも約20万人へと拡大しています。加えて、半年間でTikTok Shopで商品を購入した利用者数は、20倍以上に増加しました。
さらに注目すべきは、TikTok Shopの顧客基盤が世代を超えて広がっている点です。18歳から34歳のユーザーと35歳以上のユーザーが、それぞれ全体の約半数を占めており、複数の世代がプラットフォームの中核となる購買層を形成しています。
TikTok Shopは、提供開始から半年で、セラー企業、クリエイター、そして幅広い世代のユーザーが偶然に出会い、商品を発見し、購入につながる「ディスカバリーEコマース」を体現する場へと成長しています。
半年記念イベントで成功事例を紹介
TikTok Shopは今回、日本での提供開始から半年の節目を記念し、TikTok Shopで活躍するセラーを招いたイベントを2026年2月3日に開催しました。イベントでは、TikTok Shop JapanのゼネラルマネージャーであるCarlos Qiu(邱 開洲)氏や担当者が、半年経過時点におけるTikTok Shopの成長と現状について説明しました。また、TikTok Shopで成長を遂げる3社のセラー企業を招き、具体的な取り組みや成功事例が紹介されました。


王子製薬の事例:毎日のLIVE配信でコミュニティ育成
ホームケアおよびパーソナルケア商品を展開する王子製薬は、1回あたり4〜6時間にわたるライブ配信をほぼ毎日実施することで、コミュニティを育成しています。新規視聴者の流入、常連化、購買へとつながる好循環が生まれているということです。
また、ライブ配信に合わせて、工夫を凝らしたクリエイターの投稿や自社によるオーガニック投稿を展開することで、ライブを視聴していない層へのリーチも確保しています。同社の広告経由の流通総額は、前月比で約4,500%成長を記録した月もあり、TikTok Shopにおいて着実な拡大を続けています。

OKARATの事例:フードロス削減とサステナブル商品が共感を生む
フードロス削減を掲げ、体にも環境にも優しいおからのお菓子を提供する「OKARAT」は、昨年開催の「TikTokトレンド大賞2025」で、ヒットアイテム部門賞を受賞しています。「優しい商品」を体現するかのように、工場着を着た工場長が優しく語りかける動画が、多くのユーザーに共感を生んでいます。
おから廃棄から商品開発までの過程を描いた動画の総再生回数は、約1,400万回を突破しました。「健康」と「サステナブル」を提唱し、TikTok Shopを通じて全国の食卓に価値を届けるコンセプトが多くのユーザーに受け入れられ、同社開発の商品は、短期間でヒットアイテムへと成長しました。


KATEの事例:広告とLIVE配信の組み合わせでフォロワー200%増
グローバルメイクアップブランド「KATE」は、TikTok Shopのローンチ以前から長年にわたりTikTokで広告展開を行い、デジタルネイティブ層を中心に口コミ的な広がりを生み出してきました。
TikTok Shopでは、広告、クリエイターによるライブ配信、自社のライブ配信を組み合わせて展開することで、ブランドへの理解と共感を醸成しています。参入前と比較してフォロワー数は約200%増加するなど、着実な成長を遂げています。ブランドとファンとの関係性が深まる中、TikTok上での体験がオフラインでの来店や購買行動へとつながる動きも見られ、TikTok Shopを起点とした新たな顧客接点の創出が進んでいます。

新プロジェクト「TikTok Shop Local」を発表
イベントでは、TikTok Japan 執行役員・公共政策本部長の安永修章氏より、2026年3月に第一弾の実施を予定しているプロジェクト「TikTok Shop Local(ティックトックショップ ローカル)」が発表されました。
「TikTok Shop Local」は、地域の特産品や中小事業者の商品などを全国へ届け、地域の魅力発信や地域経済の活性化に寄与することを目指す新たなプロジェクトです。
TikTok Shopでは、動画やライブ配信を通じて商品の背景や使い方、つくり手の想いを伝えることで、ユーザーの共感や関心を起点とした購買が生まれています。「TikTok Shop Local」は、このようなTikTok独自の発見性とコンテンツ力を活かし、広告出稿や専門的なEC知識に過度に依存することなく、地域の商品がユーザーに見つけてもらえる環境を提供することを目的としています。
安心・安全な環境づくりに注力
また、TikTok Shopでは、安心・安全を最優先事項とし、ユーザーが安心して商品を「発見・購入」できる環境づくりに注力しています。不正行為や欺瞞行為、ポリシー違反への対応など、ユーザー保護に関する取り組みを明確に示すため、「TikTok Shop Safetyレポート」を定期的に公開しています。
2025年11月6日には、最新のTikTok Shop Safetyレポート(2025年1月〜6月)を公開しました。レポートでは、グローバル全体で約140万件の販売者登録申請を却下したほか、テクノロジーによる自動検知を活用して7,000万件以上の商品リストを掲載前に却下し、20万件の禁止・制限対象商品を掲載後に削除しました。
また、TikTok Shopの動画やライブ配信の視聴中に寄せられた通報をもとに、世界で90万件以上の報告を精査し、安全性確保に向けた対応に反映しています。
今後の展開について
TikTok Shopは、今後も、透明性とコミュニティ保護を基盤とした新しいショッピングカルチャーの実現を目指すとともに、各分野のセラーやクリエイターとの連携を強化し、より多様な商品やサービスをユーザーに届けていくとのことです。また、地域に根差した、TikTok上での新たなショッピング体験の創出を引き続き推進していくとしています。
TikTok Shopについて
TikTok Shopとは、TikTokアプリ内で商品の発見から購入までをシームレスに完結できるEC機能です。ショッピング動画やライブ配信を通じてユーザーはお気に入りのアイテムに出会い、その場で購入することができる新しい購買体験を「ディスカバリーEコマース」と位置づけています。さらに、専用タブでの商品一覧表示やアフィリエイト連携など、セラーとクリエイターの双方を支援する多彩な機能も備えています。
TikTokについて
TikTokは、モバイル向けのショートムービープラットフォームです。ミッションは、創造性を刺激し、喜びをもたらすことです。TikTokのグローバル本社はロサンゼルスとシンガポールにあり、ニューヨーク、ロンドン、ダブリン、パリ、ベルリン、ドバイ、ジャカルタ、ソウル、東京などの国と地域にグローバルオフィスがあります。
出典元:Bytedance株式会社 プレスリリース













