
株式会社アイジュエリー・ウマキ(本社所在地:岡山県倉敷市、代表取締役:馬木 豊文)は、婚約指輪を購入済みの全国20~60代の男女106名を対象に、婚約指輪の相場に関する調査を実施したことが発表されました。調査結果によると、購入金額の最多は「20万円〜30万円未満」となり、従来の「給料3か月分」という基準から現実的な価格帯へと変化している実態が明らかになりました。
この記事の目次
調査結果サマリー
調査結果のポイントは以下の通りです。
- 婚約指輪の購入金額、1位は『20万円〜30万円未満』(26.4%)、2位『10万円〜20万円未満』(20.8%)、3位『30万円〜40万円未満』(17.0%)
- 購入前の予算設定、『予算は決めていなかった』が46.2%で最多、明確に予算を決めていた層と半々で分かれる結果に
- 予算と実際の購入金額の関係、『予算内で購入できた』が46.2%、『予算を少しオーバー(10万円未満)』が14.2%
- 予算決定の参考情報、1位『インターネットでの相場調査』(34人)、2位『パートナーの希望』(29人)、3位『友人・知人の体験談』(28人)
- 支払い方法、『一括払い(クレジットカード)』が56.6%で最多、『一括払い(現金)』が38.7%
- 費用の捻出方法、『普段の貯金から』が圧倒的多数の88人、専用貯金は9人のみ
婚約指輪の購入金額、26.4%が「20万円〜30万円未満」で最多
初めに「婚約指輪の購入金額はいくらでしたか?」と質問したところ、『20万円〜30万円未満』(26.4%)が1位を獲得しました。続いて『10万円〜20万円未満』(20.8%)が2位、『30万円〜40万円未満』(17.0%)が3位となっています。
上位3つの価格帯で全体の64.2%を占めており、多くの方が10万円〜40万円の範囲で婚約指輪を購入していることが明らかになりました。
一方で、50万円以上の高額な婚約指輪を購入した方は15.1%に留まっており、従来の「給料の3か月分」という目安での購入は少なく、現実的な価格で婚約指輪を購入する方が大半という結果となっています。
購入前の予算設定、「予算は決めていなかった」が46.2%で最多

次に「購入前に設定していた婚約指輪の予算はいくらでしたか?」と質問したところ、『予算は決めていなかった』(46.2%)が最多となりました。2位は『10万円〜20万円未満』(15.1%)、3位は『20万円〜30万円未満』(12.3%)でした。
このように、実際には半数近くが、明確に予算を決めずに婚約指輪を購入しており、現代のカップルの婚約指輪選びにおける特徴的な傾向が見て取れます。事前に明確な予算を設定するよりも、実際に店舗を訪れたり、パートナーと相談しながら決めたりする、柔軟なやり方が主流となっているのではないでしょうか。
一方で、予算を決めている層を見てみると、10万円未満~30万円未満の価格帯が全体の35.9%を占めています。この結果からも、現代では「給料の3か月分」という目安で考える方は少ないことがわかります。
予算を決めている方のうち46.2%が「予算内で購入」、計画的な購入を実現している

次に「実際の婚約指輪の購入金額と、予算の関係はどうでしたか?」と質問したところ、『予算内で購入できた』(46.2%)が最多となりました。次いで、『予算を決めていなかった』が31.1%という結果となっています。
注目すべきは、『予算内で購入できた』(46.2%)と『予算よりも安く購入できた』(4.7%)を合わせると、50.9%が予算内で購入している点です。また、『予算を少しオーバーした(10万円未満)』(14.2%)、『予算を大幅にオーバーした(10万円以上)』(3.8%)を合わせても、予算超過は18.0%に留まっています。
この結果から、明確に予算を決めている層は、婚約指輪を計画的に購入できていることが分かります。予算内の購入が半数を超えることは、現代のカップルが感情的に購入しているのではなく、冷静で現実的な判断を重視していることを示しているのではないでしょうか。
予算決定の参考情報、最も多かったのは「インターネットでの相場調査」

次に「婚約指輪の予算を決める際に参考にしたものは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『インターネットでの相場調査』(34人)が1位となりました。続いて『パートナーの希望』(29人)が2位、『友人・知人の体験談』(28人)が3位にランクインしています。
現代らしい特徴として、インターネットでの情報収集が、最も重要な参考情報源となっていることが明らかになりました。また、従来の『給料の○ヶ月分という目安』(12人)は5位に留まっており、これまでの回答結果に鑑みても、昔ながらの基準よりも、実際の相場やパートナーの意見を重視する結果が明らかとなっています。
2位の『パートナーの希望』(29人)が上位にランクインしていることは、現代の婚約指輪選びにおける興味深い傾向を示しています。かつてのサプライズ重視から、二人で話し合いながら決める協調的なアプローチが主流となっていることが窺えます。
また、3位の『友人・知人の体験談』(28人)も注目すべき結果です。身近な人の実体験に基づく情報を重視する傾向が見られ、インターネット上では得られない情報源も十分に活用されていることが推測されます。
支払い方法、「一括払い(クレジットカード)」が56.6%で最多、合計95.3%が一括払いで購入

次に「婚約指輪の支払い方法はどうしましたか?」と質問したところ、『一括払い(クレジットカード)』(56.6%)が最多となりました。『一括払い(現金)』(38.7%)と合わせると、95.3%の方が一括払いで婚約指輪を購入していることが分かります。
分割払いを利用した方は全体の4.6%に留まっており、多くの方が、婚約指輪の購入に際して無理のない範囲で一括購入していることが明らかになりました。
また、クレジットカード払いが現金払いを上回った背景には、ポイント還元やキャッシュレス決済の普及が影響していると考えられます。高額な買い物における安全性や購入履歴の管理といったメリットも、要因として挙げられるでしょう。
婚約指輪を費用捻出、「普段の貯金から」が圧倒的多数

次に「婚約指輪の費用はどのように捻出しましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『普段の貯金から』(88人)が圧倒的多数を占めました。『婚約指輪用に貯めた専用貯金』(9人)と『ボーナスから』(9人)が同数で続いています。
この結果は、多くの方が、日頃からの貯蓄の中で婚約指輪の購入に備えていることが明らかとなりました。専用の貯金を作る方は少数派であり、結婚を意識した段階で、普段の貯金から捻出するというのが現実的なやり方となっています。
また、『家族からの援助』(2人)や『ローン・借入』(0人)は非常に少ないことからも、自力で購入することが基本となっている点も特徴的です。これは、カップルの経済的な自立意識の高さを表していると考えられます。
調査概要
調査名:婚約指輪の相場に関する調査
調査期間:2025年9月9日(木)~9月14日(火)
調査方法:インターネット調査
調査対象:婚約指輪を購入済みの全国20~60代の男女
有効回答数:106人
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
出典元:株式会社アイジュエリー・ウマキ プレスリリース