
LINEヤフー株式会社は、月間利用者数9,900万人を突破しているコミュニケーションアプリ「LINE」において、主要機能である「トークタブ」のリニューアルを開始したことを発表しました。新機能として友だちタブの新設や、よく使う機能の集約などが実装され、より直感的で使いやすい操作性を実現しているとのことです。新しいトークタブは「LINE」バージョン15.16.0以上で、年内にかけて順次提供される予定です。
コミュニケーションを起点として多様な機能を提供するLINEアプリにおいて、「トークタブ」は中心的な機能の一つとなっています。家族や友人との日常会話を楽しめる「1:1トーク」や「グループトーク」、企業や店舗からの情報を受け取れる「LINE公式アカウント」、共通の趣味や興味を持つ人々と交流できる「LINEオープンチャット」など、あらゆるコミュニケーションの入り口となっています。

LINEは2026年6月に誕生から15周年を迎えます。LINEヤフー株式会社ではこれを機に、アプリ全体を段階的にリニューアルしており、今回の「トークタブ」の刷新もその一環として実施されたとのことです。同社によると、リニューアルにあたっては幅広い年代のユーザーに協力を依頼し、実際の使用感を確認しながら改善を重ねてきたそうです。直感的な操作性とより快適な使い勝手を追求した結果が、今回のアップデートに反映されています。
この記事の目次
リニューアルの主なポイント
今回のトークタブリニューアルでは、大きく分けて3つの主要なポイントが挙げられています。それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。
1. 「友だちタブ」への切り替え機能を新設
「トークタブ」リニューアルの最も大きな特徴は、友だちリストなどが確認できる「友だちタブ」の新設です。画面最上部の[トーク]/[友だち]をタップするだけで、タブを簡単に切り替えることができるようになりました。
従来の「トーク」に関する画面や操作感はそのまま維持しながら、「友だち」に関する機能を同じタブ内に集約したことで、コミュニケーションに関する操作がより便利に行えるようになっています。これにより、トークとコンタクト管理の機能が一つの場所でシームレスに利用できるようになりました。
2. 「+ボタン」によく使う機能を集約
ユーザーがよく利用する「トークルームの作成」「グループの作成」「友だち追加」などの機能が、「+ボタン」に集約されました。この変更により、頻繁に使用する機能へのアクセスが容易になり、操作性が向上しています。
これまで別々の場所にあった機能を一か所にまとめることで、ユーザーの操作ステップを削減し、より効率的にLINEを活用できるようになったとのことです。特に新しいコミュニケーションを開始する際のアクションがスムーズになっています。
3. アルバムを「まとめて見る」機能へ簡単にアクセス
友だちやグループなど、複数のトークルームで作成したアルバムを一覧で確認できる「まとめて見る」機能へ、「友だちタブ」内から1タップでアクセスできるようになりました。これにより、散らばっていた写真や画像を簡単に閲覧できるようになっています。
複数のトークルームに分散していたアルバムを一元管理できることで、思い出の写真を探す手間が省け、ユーザー体験が向上しています。特に多くの友人やグループとのやり取りがある方にとって、便利な機能となるでしょう。
操作方法をブラウンが説明
新しい「トークタブ」を開くと、画面右下に吹き出しマークが表示されます。このマークをタップすると、LINEキャラクターの「ブラウン」が操作方法を丁寧に説明してくれます。初めて新しいトークタブを使うユーザーでも、スムーズに操作方法を理解できる工夫がされています。
なお、この吹き出しマークは、操作説明を確認した後は表示されなくなるため、不要な表示で画面が煩雑になることはないとのことです。

「トークタブ」の変更点や詳しい操作方法については、LINE公式ガイドやヘルプセンターでも詳細に解説されています。
LINEの進化と今後の展望
月間利用者数9,900万人を突破したLINEは、2025年6月末時点でのデータによると、日本国内でのコミュニケーションツールとして圧倒的な存在感を示しています。コミュニケーションを起点としながらも、さまざまな生活サービスを提供するプラットフォームへと進化を続けています。
LINEヤフー株式会社では『「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「!」を届ける。』というミッションを掲げており、今回のトークタブリニューアルもその一環として位置づけられているようです。同社は、ユーザーに感動を与えるサービスを提供し続けるとともに、インターネットの力を通じて、より豊かで便利な暮らしの実現に貢献することを目指しているとのことです。
2026年に15周年を迎えるLINEは、今後もアプリ全体で段階的なリニューアルを実施し、ユーザー体験の向上に取り組んでいく予定です。今回の「トークタブ」のリニューアルを皮切りに、さらなる機能拡充や使いやすさの向上が期待されます。
まとめ
LINEヤフー株式会社が提供するLINEアプリは、「トークタブ」の大幅リニューアルを開始しました。「友だちタブ」の新設、よく使う機能の「+ボタン」への集約、アルバム「まとめて見る」機能への簡単アクセスなど、ユーザー体験を向上させる機能が多数追加されています。
新しい「トークタブ」は、LINEアプリのバージョン15.16.0以上で利用可能で、年内にかけて順次提供されていきます。初めて利用する際には、画面右下の吹き出しマークからブラウンによる操作説明を確認することができます。
15周年に向けて進化を続けるLINEは、今後も「WOW」な体験を提供し、日常生活をより豊かにするプラットフォームとして発展していくことでしょう。
出典元:LINEヤフー株式会社