
合同会社from TR(本社:東京都台東区、代表:佳山 林倭⼰・棚原 政幸)が、中小製造業の海外展開を包括的にサポートする新しいサービス「クロスボーダーハブ」の提供を開始しました。このサービスは月額定額制を採用しており、海外進出に必要なあらゆる実務を代行します。戦略立案から貿易実務、展示会出展、営業活動、物流体制構築に至るまで、まるで自社内に「海外事業部」を設置したかのようなワンストップ支援を実現しているとのことです。
サービス開発の背景
合同会社from TRは、「ものづくりをものがたりへ。」というミッションを掲げ、日本のものづくりの価値を確実に届けるための活動を続けてきました。
同社によると、現在多くの中小製造業の現場では、以下のような課題が明らかになっているといいます。
- 海外市場に挑戦したいが、語学力や貿易に関する専門知識が不足している
- 海外展示会や商談会への出展を検討しているが、資料準備や交渉プロセスに不安がある
- 海外展開に関わる複数の外注先を管理する人的リソースがなく、非効率な状況に陥りがち
こうした中小製造業の声に応えるため、海外進出に必要となる一連の業務を定額制で包括的に代行する新サービス「クロスボーダーハブ」を立ち上げたと発表されています。
新サービス「クロスボーダーハブ」の概要
「クロスボーダーハブ」は、月額10万円から利用可能な海外展開支援サービスです。自社内に専門の「海外事業部」を設置したかのように、戦略立案から実務までをワンストップで対応します。具体的には、輸出準備や商談設計、展示会出展支援、物流体制の構築、各国の法規制への対応まで、海外進出に必要な一連のプロセスを一括でサポートする内容となっています。

サービスの主な特徴
- 月額定額制で導入しやすい設計
初期段階の情報収集から具体的な商談準備まで、月額10万円からサービスを利用できるため、予算計画が立てやすくなっています。まるで自社内に海外事業部を持つような感覚で海外展開が可能です。 - 経験豊富な専門チームによるサポート
総合商社やメーカーでの実務経験を持つプロフェッショナルスタッフが対応します。現場の実務知識と戦略設計を一体化させた実践的なサポートが特徴となっています。
- 必要な業務を柔軟にカスタマイズ可能
輸出書類の作成のみ、展示会準備のみといった部分的な依頼にも対応。企業の成長フェーズや状況に合わせて段階的にサービスを活用することができます。
from TRのこれまでの実績と学び
合同会社from TRは、2021年の創業以来、数多くの中小企業や伝統工芸ブランドの販路拡大とブランディングを支援してきました。これまでに60ブランド以上のプロジェクトを支援し、累計で1.7億円を超える資金調達を実現しています。その活動過程で海外からの支援者や顧客との接点も多く生まれ、自然と越境支援へと活動範囲が広がっていったとのことです。
具体的な実績としては、京都の伝統工芸ブランドをパリの展示会に出展させ現地バイヤーとの商談機会を創出した事例や、食品メーカーの海外輸出体制構築をサポートした事例など、これまでに26カ国以上の国や地域で多様なブランドの挑戦を支援してきたと報告されています。
こうした支援活動を通じて同社が明らかにしたのは、越境進出には「スポット的な外注」では不十分であり、海外進出の敷居を下げつつ、柔軟に対応できる包括的な支援体制が不可欠であるという点です。この知見を体系化し、サービスとして具現化したものが「クロスボーダーハブ」となっています。
今後の展望
「クロスボーダーハブ」では、進出国や商品が未定の初期段階からでも相談に応じています。まずは無料相談から始めることができるため、海外展開に興味はあるものの具体的な計画がまだ固まっていない企業でも気軽に相談できる体制を整えているとのことです。
合同会社from TRは、日本のモノづくり企業が自社の強みに集中しながら世界へ挑戦できる環境を整え、日本の価値をグローバル市場へ確実に届けていくことを目指しています。
合同会社from TR 会社概要
設立年月:2021年1月8日
代表者名:佳山 林倭⼰・棚原 政幸
本社所在地:東京都台東区下谷2-5-8
事業内容:海外進出支援・マーケティングおよびブランディング支援
出典元:合同会社from TR プレスリリース