Spider Labsのアドフラウド対策ツール「Spider AF」、FIDIA社導入でROAS最大124%改善を実現

株式会社Spider Labsは、成果報酬型広告における不正クリック対策ツール「Spider AF(スパイダーエーエフ)」をFIDIA株式会社に提供しました。この導入により、広告における不正クリック被害の可視化とブロックが実現し、ROAS(広告費用対効果)が最大124%まで向上したことが明らかになりました。

背景:売上拡大の中で高まる「1クリックも無駄にできない」意識

FIDIA株式会社は「ワクワクを創る」という理念のもと、ライフ・人材・広告・投資の4つの事業領域で急速に成長している企業です。同社の広告事業部では、ECサイトからリード獲得まで、幅広いジャンルの成果報酬型広告事業を展開しています。

事業規模が拡大し、より大きな案件に挑戦するなかで、GoogleやYahoo!などの主要広告媒体から「無効なクリック」の報告を受けるようになりました。しかし、これらの報告以外にも、さらに多くの不正クリックが潜んでいる可能性があるという懸念が社内で高まっていたとのことです。効率的な広告運用のためには「1クリックも無駄にできない」状況だったようです。

導入のきっかけ:無料診断で判明した想像以上のアドフラウド率

FIDIA株式会社は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の担当者からSpider AFの提案を受け、まずは無料診断サービスを利用することにしたそうです。同社では当初、不正クリックは月間で数十件程度と想定していましたが、診断結果は予想を大幅に上回るものだったとのことです。

特に金融商材やオンラインクリニック関連の広告配信時期において、高額の被害が確認されたことで、アドフラウド対策の必要性を強く認識するようになったといいます。この結果を受けて、本格的なSpider AFの導入を決定したとのことです。

導入効果:不正クリックを自動で検知・ブロックしROASを最大124%改善

Spider AF導入後、同システムが持つBot判定の仕組みや独自データベースを活用した検知機能により、不正クリックを自動的に検出しブロックすることが可能になりました。これにより広告費の無駄遣いが削減され、広告投資効率を示すROAS(Return On Advertising Spend)は最大で124%まで改善したと報告されています。

この成果は、適切なアドフラウド対策が広告効果の最大化に直結することを示す事例といえるでしょう。

アドフラウド対策の重要性

インターネット広告市場の拡大に伴い、アドフラウド(広告不正)の問題も深刻化しています。アドフラウドとは、広告主が意図しない形で広告費が消費される不正行為全般を指します。具体的には、ボットによる自動クリック、同一ユーザーによる大量クリック、広告表示領域外でのクリック計測など、様々な手法があります。

こうした不正行為は広告費の無駄遣いにつながるだけでなく、正確な広告効果測定を妨げ、マーケティング戦略全体に悪影響を及ぼす可能性があります。Spider AFのようなアドフラウド対策ツールは、こうした問題を解決するために開発されたものです。

特に成果報酬型広告を活用している企業にとって、アドフラウド対策は広告効果を最大化するための重要な施策といえるでしょう。今回のFIDIA株式会社の事例は、適切な対策ツールの導入により、ROASの大幅な改善が実現可能であることを示しています。

Spider AF PPCについて

「Spider AF PPC」は、広告出稿の際に必然的に発生するアドフラウド(広告不正)を検知し、ブロックするために開発されたツールです。アドフラウドは広告費の最大51%を占めるケースもあるにもかかわらず、発見が困難であるため、定期的な検査が必要とされています。

このツールは国内アドフラウド対策ツールとして「累計導入社数 No.1」「累計導入アカウント数 No.1」※の実績を持っているとのことです。被害額の無料診断サービスも提供しており、タグ設置のみの簡単な導入で自動的に不正を検知・ブロックできる仕組みとなっています。

サービス提供開始以降、アドネットワーク事業者をはじめ、広告代理店、広告主など、広告業界の幅広い関係者に利用されているそうです。

※2025年6月期_AIアドフラウドツールにおける市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

FIDIA株式会社について

FIDIA株式会社(フィディア株式会社)は、「ワクワクを創る」という企業理念のもと、多角的な事業展開を行っている企業です。

同社の本社は大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪 北館6階に位置し、東京本社は東京都港区六本木2丁目4-5 六本木Dスクエア 1Fに設置されています。代表取締役CEOを務めるのは森 武司氏です。

事業内容としては事業持株会社として機能しており、2005年9月12日の設立以来、ライフ事業、人材事業、広告事業、投資事業の4つの分野で事業を展開しています。特に広告事業部門では今回のSpider AF導入により、より効率的な広告運用を実現しているとのことです。

株式会社Spider Labsについて

株式会社Spider Labsは、アドフラウド対策ツール「Spider AF」を開発・提供する企業です。東京都港区南青山7-10-3 南青山STビル4階に本社を構え、大月 聡子氏が代表取締役を務めています。

同社の主な事業内容には、アドフラウドツール「Spider AF」の企画・開発・運営に加え、データサイエンスコンサルティングが含まれます。また、転売・不正リード・アフィリエイトなど、マーケティングセキュリティに関するソリューションも提供しています。

2011年4月の設立以来、広告業界における不正対策の分野でリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。今回紹介したFIDIA株式会社の事例のように、広告主の広告効果向上に貢献しています。

まとめ

株式会社Spider Labsが提供するアドフラウド対策ツール「Spider AF」をFIDIA株式会社が導入したことで、成果報酬型広告における不正クリックを可視化・ブロックし、ROASが最大124%まで改善するという成果が得られました。

広告市場の拡大と共に増加するアドフラウドの問題に対して、効果的な対策を講じることの重要性が改めて示された事例といえます。特にEC事業や成果報酬型広告を活用している企業にとって、広告効率の向上は事業成長に直結する重要な課題です。

今後も広告技術の進化と共に、アドフラウド対策の重要性はさらに高まることが予想されます。企業は自社の広告効果を最大化するために、適切な対策ツールの活用を検討することが求められるでしょう。

出典元: 株式会社Spider Labs プレスリリース

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