株式会社ロケット、くすりの福太郎店舗でリテールメディア「インパクトゲート®」の展開を開始 - 国内最大級のリテールメディアネットワークを構築

株式会社ロケットが、首都圏に236店舗を展開する株式会社くすりの福太郎の店舗において、リテールメディア「インパクトゲート®」の展開を開始することを発表しました。これにより、同社は約10,000店舗におよぶ国内最大のリテールメディアネットワークを構築する予定です。

全国の大手リテールを横断し、月間1.8億人超のリーチを持つ媒体「インパクトゲート®」を展開する株式会社ロケット(所在地:東京都港区、代表取締役社長:林潤一氏)は、首都圏の駅前や住宅街などの人口密集地への出店を中心にドラッグストアを236店舗展開する株式会社くすりの福太郎(本社:千葉県鎌ヶ谷市、代表取締役社長:春田康行氏)の店舗にてリテールメディア「インパクトゲート®」の展開を開始すると発表しました。

既に「インパクトゲート®」の展開を行っている他リテール店舗を含め、同社は約10,000店舗におよぶ国内最大のリテールメディアネットワークを構築していくとのことです。これにより、リアル店舗の入口という消費者の購買意欲が最も高まるタイミングでの広告接触が可能となり、広告主にとって効果的なマーケティング施策を展開できる環境が整います。

背景

首都圏での認知拡大を目的とした「インパクトゲート®」をくすりの福太郎でも実施したいとの要望が出稿元企業から寄せられたことを受け、提携を行うことになったと発表されています。

近年、消費者のメディア接触行動が多様化する中、実店舗における広告媒体の重要性が高まっています。特に購買直前の消費者にリーチできるリテールメディアは、広告主からの注目度が高まっており、効果的なマーケティング手段として評価されています。このような市場環境において、「インパクトゲート®」のさらなる展開は、広告主と小売業の双方にとって価値ある取り組みとなっています。

くすりの福太郎インパクトゲート概要

売り場まで来店客がいかないとわからない各種店内メディアとは異なり、通行人だけでなく入店時には確実な接触が起こるインパクトゲートは、購買に最も近い認知拡大に向けた「思い出しメディア」という独自のポジション・優位性を持っています。

店舗入口に設置された防犯ゲートをメディア化することで、消費者が商品を手に取る直前のタイミングで広告接触を可能にするという点が、「インパクトゲート®」の最大の特徴です。これにより、テレビや雑誌、デジタル広告などで認知した商品を、実際の購買行動へと誘導する「ラストワンマイル」のマーケティングを効果的に実現することができます。

くすりの福太郎におけるインパクトゲートの概要は以下の通りです。

  • 店舗数:約160店舗
  • 対象ゲート数:320本
  • 月間接触回数:560万回

「インパクトゲート®」とは

「インパクトゲート®」は、以下のような特徴を持つリテールメディアです。

  • 店舗入口の防犯ゲートを広告メディア化し、確実な接触を実現
  • 全国9,223店舗に設置、月間延べ接触回数3.6億回、接触人数1.8億人超
  • 購買モチベーションの高い消費者に購買直前でリーチ
  • 「認知 → リマインド → 購買誘導」を入口でつなぐ店舗起点メディア

リテールメディアの中でも、「インパクトゲート®」は独自のポジションを確立しています。店内POPやデジタルサイネージなど他の店内メディアが、来店客の一部にしかリーチできないのに対し、「インパクトゲート®」は入店する全ての顧客に接触することができます。また、多くの消費者が広告を見た後すぐに商品棚へ向かうため、広告の即効性が高いことも特徴です。

さらに、全国の主要ドラッグストアチェーンに導入されていることから、広告主は全国規模でのキャンペーン展開から、エリアを限定したローカルな施策まで、柔軟な広告展開が可能になります。これにより、テレビCMやデジタル広告などで形成した商品認知を、実際の購買行動に結びつける「ラストワンインチ」のマーケティングツールとして機能しています。

現在、マツキヨココカラ&カンパニー、ウエルシア薬局、スギ薬局、ツルハドラッグ、サンドラッグ、トモズなど大手ドラッグストア8社に導入されており、国内最大級のオフライン・リテールメディアネットワークへと拡大を続けています。今回のくすりの福太郎への導入により、特に首都圏でのカバレッジがさらに強化されることになります。

ドラッグストア業界は、日用品や化粧品、OTC医薬品など多様な商品カテゴリーを扱っており、消費者の来店頻度も高いことから、FMCG(日用消費財)メーカーにとって重要な販路となっています。「インパクトゲート®」は、そうした商品カテゴリーの広告主にとって、効果的なプロモーション手段として活用されています。

リテールメディアの市場動向と今後の展望

近年、デジタル広告の台頭により、消費者のメディア接触行動が大きく変化していますが、実店舗における購買行動は依然として消費活動の中心です。そのため、店舗という「購買の現場」で消費者にアプローチできるリテールメディアの価値は、むしろ高まっていると言えます。

特に新型コロナウイルス感染症の影響を経て、生活必需品を扱うドラッグストアの社会的重要性は増しており、来店客数も安定的に推移しています。そうした環境下で、ドラッグストアチェーンは自社の店舗資産を活用した新たな収益源としてリテールメディア事業に注目しており、「インパクトゲート®」はその代表的な成功例となっています。

株式会社ロケットは、こうした市場環境の変化を捉え、リテールメディアのさらなる価値向上に取り組んでいます。今後も導入店舗の拡大やデータ活用の高度化など、広告主と小売業の双方に価値を提供するサービス開発を進めていくものと見られます。

株式会社ロケット

人の心が動く瞬間を生み出し、世界にひとつずつ「感動」を増やしていく。日常にひそむ小さな喜びや感情の揺らぎを丁寧にすくいとり、企画と表現の力で「感動」を届けることを目指しています。

株式会社ロケットは、リテールメディアの運営だけでなく、企業のマーケティング支援や企画・プロデュース業務も手がけており、「感動」をキーワードに多様なマーケティングソリューションを提供しています。「インパクトゲート®」をはじめとするリテールメディア事業は、同社の主力事業の一つとなっています。

代表取締役:林 潤一
所在地:東京都港区東麻布1-4-2 THE WORKERS & CO. 3F
設立:2015年12月14日
事業内容:企画・プロデュース、マーケティング支援、リテールメディア運営

出典元: 株式会社ロケット プレスリリース

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