
株式会社ecbeing(イーシービーイング 本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:林 雅也)は、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を活用し、自社開発した『AIデジタルスタッフ』を進化させる新機能として、「商品ご案内機能」「オフラインデータ連携」をリリースしたことが発表されました。強力な自然言語処理モデル「ChatGPT」を基に開発されたこのシステムは、AIチャットボットからAIエージェントへと進化を遂げています。
この新機能により、『AIデジタルスタッフ』は自社ECの商品情報やカタログなどのオフライン情報と連携することが可能になりました。AI機能がこれらの情報を基に自律的に判断・行動し、質の高い接客を実現してユーザー体験を向上させることができるとのことです。
株式会社ecbeingはECサイト構築(カスタマイズ型、SaaS/PaaS)市場において、2008〜2024年度にかけて国内トップシェアを獲得しています。2022年度までは富士キメラ総研の過去の調査結果を基に自社推定、2023年度以降は富士キメラ総研「ソフトウエアビジネス新市場」の情報に基づいているとのことです。
この記事の目次
「商品ご案内機能」「オフラインデータ連携」について
背景
従来の一般的なAIチャットボットは、主にユーザーからの質問に対する応答やFAQ対応などの対話を通じてユーザーへの情報を提供する役割を担い、受動的な回答を行うものでした。
そうした中で、より質の高いユーザー体験を提供するために『AIデジタルスタッフ』は、マニュアルや商品カタログなどのオフラインデータの取り込みを可能にし、ユーザーの意図を今まで以上に理解できるよう機能強化されました。質問に対する回答やFAQ対応だけでなく、商品の提案や商品情報の発信など、能動的な回答ができる機能として「商品ご案内機能」「オフラインデータ連携」がリリースされ、AIチャットボットから"AIエージェント"へと進化を遂げたと同社は説明しています。
機能
「商品ご案内機能」は、Google Merchant Centerの商品フィードを「AIデジタルスタッフ」に読み込み商品連携をすることにより、AIエージェントが使える情報が増え、商品の特性、前後の会話の意図・目的を踏まえながら回答をすることができます。

Google Merchant Centerの商品フィードとは、ECサイトの商品情報をGoogle広告(Googleショッピング広告や無料リスティングなど)で利用できるように、Googleの仕様に沿って商品名、価格、画像、在庫状況などの詳細を整理したデータファイルです。

「オフラインデータ連携」は、社内資産であるマニュアルやカタログなどのPDF、Word、Excelといったファイルをそのままオフラインで登録し、Webサイト上の情報と合わせてチャットの回答に活用することができる機能です。これにより従来利用されていたサイトだけでなく、クローズ型のサイトでもAIデジタルスタッフを利用することが可能になったとのことです。

『AIデジタルスタッフ』について
ecbeingの開発したチャットボットシステム『AIデジタルスタッフ』は、ユーザーの質問やお問い合わせに対して高度な情報検索機能で回答を自動生成します。一般的なインターネット上の情報ではなく、サイト内の情報を検索し回答を生成することから、そのサイトに適した回答ができることが特徴です。この技術については特許出願中(特願2025-035205)とのことです。
ChatGPTを活用していることで強力な自然言語処理を実現し、数多くのデータを学習することで人間のように自然な対話を行うことが可能です。ユーザーがAIデジタルスタッフに質問やお問い合わせをすると、AIデジタルスタッフはリアルタイムでその内容に即した最適な回答を生成します。
今後もAIデジタルスタッフはその名前の通り、リアルでスタッフが接客をするのと同等以上のデジタルスタッフを目指し、利用者に最適な接客スタッフとしてのサービスを追求していく方針だということです。
ECサイト構築プラットフォーム『ecbeing』について
ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」は、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1,600サイト以上の導入実績があるECのプラットフォームシステムで、国内トップシェアを誇るEビジネスの総合ソリューションです。
ecbeingは業種や業態を問わず、EC戦略立案から、ECサイト構築、デジタルマーケティング・デザイン支援、EC専用クラウドインフラ・セキュリティまでワンストップで提供が可能です。
ECを構築するだけでなく、顧客ロイヤルティをあげる「ファンマーケティング」、顧客を引き付ける魅力的なコンテンツを発信する「メディアコマース」、会員データを活用した店舗連携やアプリなどの複数の接点で最適な購買体験を提供する「オムニチャネル」など、お客様のEビジネスに合わせたサービスの提供を可能としています。
また、最新のニーズに合わせて自社開発してきたMA・CMS・CRM・レビュー・SNS連携・動画・店舗予約・アプリなどの自動バージョンアップする「マイクロサービス」も幅広く用意されています。これらを開発650名、マーケティング300名の国内最大の体制が支援し、EC事業者へのサービス提供を可能にしているとのことです。
国内トップシェアについては、2008~2024年度のEC サイト構築(カスタマイズ型、SaaS/PaaS)市場占有率で、2022年度まで富士キメラ総研の過去の調査結果を基に自社推定、2023年度以降は富士キメラ総研「ソフトウエアビジネス新市場」の情報に基づいています。
株式会社ecbeingについて
株式会社ecbeingは、ECサイト構築、ECビジネスコンサルティング、ECサイトデザイン制作、ECプロモーション・マーケティング、EC専用インフラサービスをワンストップで提供している企業です。
同社は2012年10月1日に設立され、本社は東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワーに所在しています。代表取締役社長は林 雅也氏で、資本金は2025年4月1日現在で2億円となっています。
同社はECサイト構築、ECビジネスコンサルティング、ECサイトデザイン制作、ECプロモーション・マーケティング、EC専用インフラサービスをワンストップで提供しています。
出典元: 株式会社ecbeing プレスリリース