【調査】ベビー向け消耗品、65%の親がECサイトを利用 - 紙おむつは81%がネット購入

お客さまの声を最先端の分析でファン増加につなげる企業、株式会社ファンくる(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口敬人)は、「ファンくる」会員を対象に、定期的に消費者の意識調査を実施しています。この度、同社はおむつやミルクなどのベビー向け消耗品のECでの購入について、ECでの購入頻度やよく購入するものなどを「ファンくる」会員631名(男性134名、女性497名)に調査を行いました。その結果をご紹介します。

調査結果サマリー

  1. ベビー向け消耗品の購入に普段からECサイトを利用する人は65%
  2. ベビー向け消耗品を普段からECで購入する理由は「買いに行く手間が省けるから」が79%
  3. ECサイトで購入することが多いものは「紙おむつ」が81%

おむつやミルク、ベビーフードなどのベビー向け消耗品を普段からECサイトで購入する方は全体の65%と、半数を大きく上回る結果となりました。特に注目すべきは年代別の傾向で、30代では72%もの方が普段からECサイトでベビー向け消耗品を購入していることが明らかになっています。

普段からECで購入する理由としては、「買いに行く手間が省けるから」が79%で最も多く、次いで「ポイントが付くから」が61%、「店頭から持ち帰るのが大変だから」が59%となりました。子育て中の忙しい生活の中で、時間の節約や便利さを重視している様子がうかがえます。

また、ECサイトで購入することが多いものとしては「紙おむつ」が81%と圧倒的に多く、次いで「おしりふき」が49%と続いています。特に紙おむつは嵩張るため、持ち運びの負担を避けるためにECサイトでの購入が好まれているようです。

調査結果詳細

1.ベビー向け消耗品の購入に普段からECサイトを利用する65%

ベビー向け消耗品の購入に普段からECサイトを利用する65%のグラフ

調査結果からは、ベビー向け消耗品をECサイトで購入する方が65%と、実店舗での購入よりもECサイトの利用が一般的になっていることがわかります。この傾向は特に30代の親世代で顕著であり、72%という高い割合でECサイトを利用しています。

こうした結果からは、子育て世代にとってECサイトが生活必需品の調達手段として欠かせないものになっていることが読み取れます。スマートフォンの普及やEC決済の簡便化、配送サービスの向上などが、この傾向を後押ししている要因と考えられます。

2.ベビー向け消耗品を普段からECで購入する理由は「買いに行く手間が省けるから」79%

ベビー向け消耗品を普段からECで購入する理由のグラフ

ECサイトでベビー向け消耗品を購入する最大の理由は「買いに行く手間が省けるから」が79%と圧倒的に多い結果となりました。子育ての忙しさの中で、わざわざ店舗に出向く時間と労力を省きたいという親の心理が表れています。

次いで多かったのは「ポイントが付くから」が61%で、経済的なメリットも重視されていることがわかります。また、「店頭から持ち帰るのが大変だから」も59%と高い割合を示しており、特に紙おむつなど重量のある商品を持ち運ぶ負担を避けたいという実用的な理由も大きな要因となっています。

これらの理由から、子育て世帯にとってECサイトは単なる購入チャネルの一つではなく、育児の負担軽減や時間の有効活用を実現する重要なツールとなっていることが見えてきます。

3.ECサイトで購入することが多いものは「紙おむつ」81%

ECサイトで購入することが多いものは「紙おむつ」81%のグラフ

ECサイトで購入することが多いベビー向け消耗品としては、「紙おむつ」が81%で最も高い割合を占めています。紙おむつは消費頻度が高く、かさばる商品であるため、ECサイトでの購入が特に好まれているようです。

2位は「おしりふき」で49%となっており、紙おむつとセットで使用されることが多い商品であることから、同時に購入されるケースが多いと推測されます。このほかにも、「粉ミルク」や「ベビーフード」なども一定の割合でECサイトを通じて購入されています。

こうした傾向から、定期的に購入する必要があり、かつ持ち運びが負担になる商品ほどECサイトでの購入率が高いことがわかります。また、価格比較のしやすさもEC購入の利点として挙げられるでしょう。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:一般消費者
回答者:「ファンくる」に登録している全国150万人のユーザー
回答者数:631名(男性134名、女性497名)
調査時期:2025年8月1日~18日
調査項目:ベビー用品(消耗品)についての消費者調査
設問数:25

本調査では上記の内容以外にも、ベビー用品を選ぶ際に重視するポイントや使用する商品の切り替えについてなど、全25問で回答を収集しています。調査結果全体からは、子育て世代のECサイト利用に関する実態が詳細に浮かび上がっており、ベビー用品メーカーやEC事業者にとって有益な情報となっています。

ファンくるについて

ファンくるのロゴ画像

株式会社ファンくるは、お客様や従業員の声を独自の特許技術で分析することにより、店舗運営、商品開発、営業活動、従業員エンゲージメント等の向上を支援する様々なWebサービスをあらゆる業界に対して提供しています。同社は体験型情報サイト「ファンくる」の運営や、インターネットリサーチなどのマーケティング支援も行っています。

会社概要

会社名:株式会社ファンくる
代表者:代表取締役社長 山口敬人
資本金:1億円
創業:2004年8月26日
所在地:東京都千代田区岩本町 1-10-5 TMMビル4F

事業内容:
・来店客調査「Fancrew CR」の運用・開発
・消費者モニター調査「Fancrew MR」の運用・開発
・販促・店頭調査「Fancrew PR」の運用・開発
・契約率向上ツール「Fancrew ICR・CSR」の運用・開発
・従業員満足度調査「Fancrew ES」の運用・開発
・体験型情報サイト「ファンくる」の運用・開発
・インターネットリサーチ/マーケティング支援

まとめ

今回の調査結果は、ベビー向け消耗品の購入チャネルとしてECサイトが大きな存在感を示していることを明らかにしました。特に子育て世代にとって、時間や労力の節約、持ち運びの負担軽減といった実用的なメリットが、ECサイト利用の大きな動機となっていることがわかります。

こうした傾向は、今後のベビー用品市場におけるEC戦略の重要性を示唆するものであり、小売業者やメーカーにとって貴重な示唆を与える結果となっています。また、消費者の購買行動の変化を捉えることで、より便利で効率的なサービス提供の可能性が広がるでしょう。

出典元: 株式会社ファンくる プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ