スニーカー買取販売専門店「WORM TOKYO」を運営する株式会社イヴコーポレーションが、株式会社Stack(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:福田涼介)が提供する「Appify-モバイルアプリ」および「VIP-会員プログラム」を導入したことが発表されました。この導入により、店舗体験の拡張とデジタルとリアルを横断した顧客接点の強化が実現されています。

WORM TOKYOは、NIKEやadidasの希少モデルを中心に取り扱う店舗で、国内外のセレブリティやスニーカーフリークが訪れる人気店として知られています。今回のサービス導入によって、実店舗とデジタルプラットフォームを融合させた新たな顧客体験を提供する取り組みが始まっています。

株式会社Stack

サービス導入の背景

スニーカー業界においては、モバイルアプリを活用した販売や情報発信が標準的なアプローチになりつつあります。WORM TOKYOでも、海外からの顧客を含む幅広いファン層と継続的なつながりを維持するために、Stackが提供するAppifyの導入を決定したとのことです。

株式会社イヴコーポレーションの事業部長である杉江隆臣氏は「Appifyは利用料が非常にリーズナブルで、実装まで手厚くサポートしてくれる点が決め手でした。導入後は滞在時間が大きく伸び、CVRも2倍になりました」とコメントしています。

導入後の主な施策

WORM TOKYOでは、Appifyとともに以下のような施策を展開しているとのことです。

  • アプリDL特典クーポン:初回20%OFFクーポンをアプリと店頭の両方で利用できるようにし、来店促進と再購入を促進しています。
  • ポイント制度強化:100円の購入ごとに3ポイントを付与する仕組みを構築し、顧客のリピート率向上を図っています。
  • プッシュ通知施策:新しく入荷した商品情報を毎日配信することで、顧客の興味関心を維持しています。
  • 入荷通知機能:顧客がお気に入り登録したモデルが入荷した際に、プッシュ通知やメールでお知らせする機能を実装しています。
  • コンテンツ拡充:著名人の来店情報や博物館級の希少なスニーカーのアーカイブをアプリ内で公開し、ユーザーエンゲージメントを高めています。

株式会社Stackについて

株式会社Stackは、SaaS型小売基幹システム「SQ(エス・キュー)」および、Shopify向けの様々な機能拡張アプリを提供しているテクノロジー企業です。2021年4月には、小売業者がモバイルアプリを構築・運用できる「Appify - モバイルアプリ」をリリースしました。さらに、同年10月には、ブランドがロイヤルティプログラムを展開するための「VIP - 会員プログラム」を正式に公開しています。

これらのサービスは、リリース以来継続的に機能改善と拡張が行われており、現在では250を超える事業者に導入されています。Stackが提供するソリューションは、小売業界のデジタルトランスフォーメーションを支援し、実店舗とオンラインの融合による新たな顧客体験の創出に貢献しています。

Stackが提供するAppifyとVIPプログラムは、リテール業界でのデジタル活用を促進するツールとして注目されています。今回のWORM TOKYOでの導入事例は、実店舗とデジタルを効果的に組み合わせたオムニチャネル戦略の成功例といえるでしょう。特に、顧客滞在時間の増加やコンバージョン率の向上など、具体的な成果が出ている点が注目されます。

スニーカー文化とテクノロジーの融合により、WORM TOKYOはファンとの関係強化を実現し、ショッピング体験の質を向上させることに成功しています。こうした取り組みは、他の小売業者にとっても参考になる事例と言えるでしょう。

出典元:株式会社Stack プレスリリース

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