イクス株式会社とTailor App、TikTok Shop日本市場で業務提携 - 成果報酬型ライブコマース支援で市場拡大を牽引

インターネットマーケティングを手掛けるイクス株式会社と、累計1万回以上の配信実績を持つ株式会社Tailor Appが、TikTok Shop日本市場における業務提携を発表したことが明らかになりました。両社の強みを活かした「TikTok Shop Support Hub」の提供により、初期設定費用の無償化や成果報酬型のライブコマース支援など、企業のTikTok Shop参入障壁を大幅に低減する取り組みが始まります。

インターネットマーケティングを専門とするイクス株式会社(本社:東京都国分寺市、代表取締役社長:野田大智)は、累計1万回以上の配信実績を持ち、ファッション・ビューティー・家電・食品など250社以上の支援実績がある株式会社Tailor App(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松村夏海)と、TikTok Shop日本市場における業務提携を行うことで合意に達したとのことです。

急成長するTikTok Shopと日本市場の現状

2023年6月30日、世界的に急速な成長を遂げているECプラットフォーム「TikTok Shop」が日本で正式にローンチされました。ショート動画を通じた購買行動はアジア諸国ではすでに一般的なものとなっており、TikTok Shopの世界GMV(流通取引総額)は2024年時点で約326億ドル(約5.1兆円)に達したと報じられています。

日本市場においても新たな販路として大きな注目を集めていますが、実際に参入した企業からはいくつかの課題が浮き彫りになってきているようです。かつての第一次ライブコマースブームと同様に、「出品すれば自然と売れる」「配信すれば必ず成果が出る」といった期待に反して、現実には「配信はしたものの思うような成果が出ない」「コンバージョン率(CVR)が伸びない」「適切なクリエイターを確保できない」といったケースが増加しているのが実情だといいます。

また、ブランド担当者からは「初期設定にリソースを割くことができない」「TikTok運用のノウハウが不足している」といった声も多く聞かれているとのことです。

拡大するライブコマース市場とビジネスチャンス

現在、日本のライブコマース市場は約1,000億円(2024年)の規模となっていますが、2030年には約73億ドル(約1兆円)へと拡大し、年平均成長率34%という高い成長が予測されています。この急成長する市場機会をいかに実際の売上や成果につなげていくかが、業界全体の共通課題となっているようです。

こうした背景から、EC運用において5,000を超える商品アカウント支援実績を持つイクス株式会社と、累計1万回以上の配信実績を誇るTailor Appが、それぞれの強みを活かした業務提携を開始することになったとのことです。

業務提携の主な特徴

本提携による主なサービス特徴は以下の通りです。

  • 初期設定費用の完全無償化:アカウント開設時の初期負担をゼロにすることで、参入障壁を大幅に低減します。
  • 成果報酬型ライブコマース支援:売上が発生しなければ費用も発生しない仕組みにより、低リスクでの挑戦が可能になります。
  • 「TikTok Shop Support Hub」の提供:戦略設計から配信前後の運営プロセスまでを一貫して支援するBPO型統合サービスを提供します。
  • 東アジア越境支援:中国・韓国のTikTok Shop展開を通じて、日本企業の越境戦略および中国・韓国企業の日本TikTok Shop展開を加速させます。

「TikTok Shop Support Hub」の特徴

特に注目される「TikTok Shop Support Hub」では、ライブコマースやショート動画を活用したマーケティングの成功パターンと課題解決ノウハウを体系化しています。このサービスはライブ配信を単なる「イベント」で終わらせるのではなく、配信前・配信中・配信後のすべての工程を設計・実行・改善する一気通貫の仕組みとなっているとのことです。

ファッション、ビューティー、家電、食品といった多様な業界で積み上げてきたノウハウを活用することで、真に成果の出るライブコマース施策を実現することが可能になるとされています。

TikTok Shop Support Hub概要図

イクス株式会社のデータドリブンな運用ノウハウと、Tailor Appの豊富な配信経験が融合することにより、企業はこの市場拡大局面においても確実に成果につながる戦略的支援を受けることができるようになります。両社は今後も業界全体の健全な発展を牽引し、EC事業者の持続的な成長に貢献していくことを目指しているとのことです。

イクス株式会社について

イクス株式会社は、東京都国分寺市に本社を置き、代表取締役社長の野田大智氏が率いるインターネットマーケティング企業です。2004年6月に設立され、メディア事業・インターネット広告の仲介及びコンサルティング事業・インキュベーション事業(新規事業開発)を主な事業内容としています。資本金は148,000,000円(資本準備金49,000,000円を含む)で、EC運用において5,000を超える商品アカウント支援実績を持っています。

所在地:東京都国分寺市本町2-12-2 大樹生命国分寺ビル

株式会社Tailor Appについて

株式会社Tailor Appは、東京都渋谷区に本社を置き、代表取締役の松村夏海氏が率いる企業です。2020年7月に設立され、ライブコマースコンサルティングを中心としたSNS・WEBマーケティング支援を主な事業内容としています。資本金は10,000,000円で、累計1万回以上の配信実績を誇り、ファッション・ビューティー・家電・食品など250社以上の支援実績があります。

所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目-27-5 リンクスクエア新宿 16F

TikTok Shopとライブコマース市場の展望

ショート動画を通じた購買行動は、特にアジア諸国では既に一般的なものとなっており、今後も市場は拡大すると予測されています。日本においても2024年に約1,000億円規模だったライブコマース市場が、2030年には約1兆円へと大きく成長すると見込まれています。

このような市場の拡大に伴い、多くの企業がTikTok Shopへの参入を検討していますが、単に参入するだけでは成果につながらないケースも多く見られるようです。イクス株式会社とTailor Appの業務提携によって提供される「TikTok Shop Support Hub」は、そうした課題を解決し、企業がTikTok Shopを有効活用するための包括的なサポートを提供するものです。

成果報酬型のモデルを採用することで参入リスクを低減し、両社の豊富な経験とノウハウを活かした戦略的なアプローチにより、企業のTikTok Shop活用を支援していくとのことです。さらに、東アジア越境支援を通じて、日本企業の海外展開や海外企業の日本市場参入も促進していく予定です。

今後もライブコマース市場は成長を続けると予想される中、こうした専門的なサポートサービスの重要性はますます高まっていくことでしょう。イクス株式会社とTailor Appの業務提携は、日本のライブコマース市場の健全な発展に大きく貢献することが期待されます。

出典元: イクス株式会社 プレスリリース

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