大学生・Z世代のAI活用実態調査:66.4%が毎日利用、ChatGPTが約8割 - 「クロワッサン」で実施

株式会社on the bakery(本社:神奈川県横浜市、代表:井戸裕哉)が、同社が提供するノーコードでオンラインガチャ・診断・アンケートを作成できるツール「クロワッサン」を活用して、大学生・Z世代(高校生含む)を対象としたAI活用実態の調査を実施したことが発表されました。

有効回答に基づくと、「毎日利用」している割合が66.4%に達し、最も利用されているAIは「ChatGPT」で78.8%を占めているとのことです。AIに対する用途の期待としては「画像・動画の創作」と「相談・メンタル」がほぼ同程度の割合で上位となり、品質・根拠(信頼性)へのニーズも明確に表れています。

なお、この調査は主に大学生を対象としており、高校生の回答は1名のみで参考値として扱われているとのことです。

調査結果のハイライト

  • 毎日利用:66.4%(77/116)
  • 最もよく使うAI(正規化):ChatGPT 78.8%(89/113)、Gemini 19.5%、Claude 1.8%
  • 「AIで何をしたいか」(要望カテゴリのみ・有効n=42):画像・動画生成 16.7%、相談・メンタル 14.3%、翻訳・品質/根拠・業務効率化 各11.9%

調査結果の要約

生成AIの普及が加速している中、若年層における実際の使用方法や期待は多様化しています。今回の調査では、大学生・Z世代の「日常化の度合い」「主要ツール」「期待用途」を可視化することが目的だったとのことです。結果として、日常利用(毎日)の割合が66.4%と過半数を超え、最も頻繁に使用されるツールはChatGPTが約8割を占めていることが明らかになりました。用途に対する期待としては、創作(画像・動画)とケア(相談)が同程度の割合で上位に挙がり、同時に品質・根拠(信頼性)への要望も強まっていることがわかります。

詳細結果

  • 図1:AIの活用頻度(有効n=116/未回答除外)

    「毎日」66.4%/「2–3日に1度」24.1%/「未使用」5.2%/「課題の時だけ」4.3%

AIの活用頻度グラフ
  • 図2:最もよく使うAI(有効n=113)

    ChatGPT 78.8%/Gemini 19.5%/Claude 1.8%

最もよく使うAIグラフ

注:この設問は自由記述(フリー回答)で回収し、typoや表記ゆれを正規化(例:chat/チャット/Chat GDP→ChatGPT、gemimi/じぇみに→Gemini)。不特定は除外。

  • 図3:AIで何をしたいか(要望カテゴリのみ/有効n=42)

    画像・動画生成16.7%/相談・メンタル14.3%/翻訳・品質11.9%/根拠・業務効率化 11.9%ほか

AIで何をしたいかグラフ

注:この設問は自由記述(フリー回答)で回収し、辞書ベースでテーマ分類(複数付与)。未回答/要望なし/その他は除外。

考察

  • 創作ニーズは短時間アウトプット志向・SNS発信文化と親和性が高いと考えられるとのことです。
  • 相談・メンタルは「情報取得」から「伴走支援」への拡張を示唆しているようです。
  • 株式会社on the bakeryによると、教育・業務の現場では、ルール整備に加え「根拠管理(出典・再現手順)」まで設計すると定着が進むといいます。ライト層には「最初の成功体験」(短時間・低負荷・高満足)の設計が有効だとしています。

調査概要

・調査名:大学生・Z世代のAI活用実態調査(2025)
・実施主体:株式会社on the bakery
・実施背景:株式会社 Shiningが運営する「学生団体サミット」
・対象:2025年8月4日開催回の参加者(大学生・Z世代、学生/高校生含む)
・回答数:n=116(有効回答)
・回収方法:診断・アンケートフォーム(クロワッサン作成コンテンツ)
・設問形式:AIの活用頻度=単一選択/最もよく使うAI=自由記述(フリー回答・表記ゆれ正規化)/AIで何をしたいか=自由記述(フリー回答・辞書ベース分類・複数付与)
・集計方針:未回答/不特定/「要望なし」/「その他」はグラフから除外。%は有効n基準・小数1桁・四捨五入(合計が100%にならない場合あり)。

出典元:株式会社on the bakery プレスリリース

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