ロイヤリティ マーケティングとTVer、Pontaデータを活用した広告配信・分析サービスを2025年8月から提供開始

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:勝 文彦、以下「LM」)は、株式会社TVerとの協業により、TVer広告プラットフォームにおいてPontaデータを活用した広告配信および分析サービスを開発しました。2025年8月5日から、両社がそれぞれの営業活動を通じて企業向けにサービス提供および販売を開始します。この新サービスにより、企業のマーケティング課題解決に貢献することが期待されています。

本サービスの概要

TVer広告は、民放公式テレビ配信サービス「TVer」のユーザーに対してアプローチできる運用型広告プラットフォームです。スマートデバイス・コネクテッドTV・PCなど複数のデバイスへの広告配信が可能なサービスとして注目されています。

今回株式会社ロイヤリティ マーケティングが開発したサービスは、TVer広告においてPontaデータを活用したターゲティング配信および分析サービスです。Pontaのリアル購買データやライフスタイルデータ、独自の価値観データなどを基にした多様なターゲティング配信を実現します。また、TVer上で広告に接触したユーザーの購買行動の分析やブランドリフト調査なども可能となり、広告効果を詳細に検証できるようになります。

このサービスにより、様々な切り口によるターゲティング配信と広告効果の可視化が実現し、TVer広告におけるプロモーション施策の高度化に寄与することが期待されています。株式会社ロイヤリティ マーケティングは、本サービスの提供および1億人を超えるPonta会員のデータ分析を通じて、企業のマーケティング課題解決を目指しています。

なお、本サービスは個人情報を特定しない形でデータを連携しており、Ponta会員規約および個人情報保護法、その他の法令・ガイドラインに則りデータ分析を行っています。サービスの提供・販売は株式会社ロイヤリティ マーケティングおよび株式会社TVerが行います。

本サービスでできること

1.多様なセグメントによるターゲティング配信

Pontaの豊富なファクトデータを基に、TVer広告の配信対象者を捉えることが可能になります。広告主企業は、Pontaのリアル購買データ、ライフスタイルデータなどを基に配信対象者をセグメントすることができ、広告の訴求内容に応じた最適なターゲティング配信を実現します。

多様なセグメントによるターゲティング配信の図

2.リアル購買・行動データを活用した広告効果分析

Pontaデータを用いることで、TVer広告の配信によって実際に広告接触者がどの程度リアル店舗で対象商品を購買したのかを計測できるようになります。店頭購買促進を目的とした広告配信において、広告接触者と非接触者の購買金額・点数の比較や、配信セグメントごとの購買率の可視化により、広告効果の評価が可能になります。これにより、マーケティング施策の効果測定がより精緻に行えるようになります。

リアル購買・行動データを活用した広告効果分析の図

3.広告配信後のブランドリフト調査

出稿したTVer広告が、ユーザーの態度変容にどれだけ寄与したのかを、Ponta会員へのアンケートを通じて調査することができます。広告接触者と広告非接触者に調査を行い、結果を比較することで、広告で訴求した商品・サービスに対する好感度や理解度などを可視化することが可能です。商品の購入やサービスの申し込みなど、直接的な成果指標で評価しにくい商材において、TVer広告出稿の効果を把握することができるようになります。

広告配信後のブランドリフト調査の図

TVer広告プラットフォームとPontaデータの連携がもたらす価値

TVer広告プラットフォームは、テレビ番組のオンライン配信というリーチの広いメディア上で広告を展開できる強みがあります。ここにPontaの持つ膨大な会員データが加わることで、より精緻なターゲティングが可能になります。

Pontaは全国で1億人を超える会員を持ち、日々の購買行動や生活者の実態を反映したデータを蓄積しています。このデータとTVer広告を連携させることで、ターゲットとする層に効率的にアプローチできるだけでなく、広告接触後の行動変容や購買行動を測定することができるようになります。

従来のテレビCMでは難しかった広告効果の詳細な分析が可能になることで、企業のマーケティング予算の最適配分にも貢献することが期待されています。また、テレビ視聴とネット利用の両方の行動を捉えたクロスメディアマーケティングの高度化も実現できます。

データプライバシーへの配慮

本サービスでは、個人情報保護に最大限の配慮がなされています。Pontaデータの活用にあたっては、個人を特定しない形でのデータ連携を行い、Ponta会員規約および個人情報保護法、その他の法令・ガイドラインに厳格に従ったデータ分析を実施しています。

これにより、ユーザーのプライバシーを守りながら、マーケティングデータとしての価値を最大化する取り組みが行われています。企業はコンプライアンスを遵守しつつ、効果的な広告戦略を構築することができます。

今後の展望

株式会社ロイヤリティ マーケティングは、本サービスの提供を通じて企業のマーケティングにおける課題解決を目指し、今後もマーケティング支援の強化を図っていく方針です。TVer広告プラットフォームとPontaデータの連携は、デジタル広告とリアル購買行動の架け橋となり、より効果的なマーケティング施策の実現に貢献するものと期待されています。

企業のデジタルマーケティング戦略において、データに基づいた意思決定の重要性が高まる中、本サービスは新たな選択肢として広告主企業の注目を集めることでしょう。

出典元:株式会社ロイヤリティ マーケティング プレスリリース

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