株式会社Mico、LINE公式アカウントの配信効果を向上させる「AIセグメンテーション」機能をアップデート

株式会社Mico(本社:大阪市北区、代表取締役社長:山田 修)は、同社が提供するLINEマーケティングツール「Mico Engage AI(ミコエンゲージAI)」において、LINE公式アカウントのメッセージ配信効果を向上させる「AIセグメンテーション」機能のアップデートを発表したことを伝えています。

今回の機能強化により、従来から提供されていたABテストから本配信、効果測定、レポート作成までの自動化プロセスに加え、AIによるCTR(クリック率)予測を活用した高精度なターゲティングが可能になるとのことです。これにより、企業はLINEマーケティング活動における時間とコストを最適化しながら、顧客エンゲージメントを高め、売上とROIの向上を実現できるようになります。

AIセグメンテーションの特徴

Mico Engage AIはこれまで、LINE公式アカウントの配信において、ABテストから本配信、効果測定、レポート作成までの一連のプロセスを一貫して自動化することで、EC事業に携わるマーケティング担当者の業務負担を軽減し、売上向上に貢献してきました。このシステムでは、ABテストの判定指標としてCTR、CVR(コンバージョン率)、CTVR(クリックからコンバージョンへの転換率)が選択可能となっていたとのことです。

今回追加された新機能では、AIが過去の配信データを分析して最適なターゲットを選定し、自動的にグルーピングします。これにより、配信対象人数の母数を確保しつつ、CTRおよびCVRのさらなる改善をAI主導で実現することが可能になったと同社は説明しています。

また、より的確なターゲットに配信することで配信コストの最適化を実現し、ROI(投資対効果)の向上が期待できるとのことです。運用担当者は複雑なデータ分析を行う必要がなく、最適なLINE配信設定を自動で行うことができるため、顧客エンゲージメントと売上向上を効率的に推進できるようになるということです。

機能について

1. 運用負担ゼロで、自動で「勝ちクリエイティブ」を選定

1回の配信設定で、AIが複数のクリエイティブを自動でABテストを実施します。最も高いエンゲージメントを獲得する「勝ちクリエイティブ」を自動選出し、本配信に適用することで、手間をかけずに最適なクリエイティブでの配信が実現できるとしています。

2. 顧客の「反応」を予測し、最適なターゲットを抽出

過去の配信データやユーザーの行動パターンをAIが学習・分析した結果をもとに、メッセージごとのCTR(クリック率)を高精度で予測します。送信対象をグルーピングし、反応しやすい上位層・下位層だけでなく中間層に設定することも可能となっているそうです。これにより、ターゲットの人数規模を担保した一斉配信を行い、売上向上への寄与を目指すとのことです。

3. 配信から効果測定・改善まで一連の流れを自動化

ABテスティング、本配信、効果測定、そしてレポート作成まで、LINE配信の一連のプロセスを一度の設定で全て自動で実行します。AIによるCTR予測ターゲティングの追加により、CTRやCVRの向上に貢献し、マーケティング担当者の業務効率化を実現するとされています。

活用できるシーンと期待される成果

多様な商品と顧客層を持つEC事業者において、パーソナライズされた新商品告知からキャンペーン集客、CRM、顧客育成まで、LINE配信の全プロセスで顧客一人ひとりに最適化したコミュニケーションをAIがサポートします。複数クリエイティブのABテストやAI予測ターゲティングにより、購買見込みの高い顧客へ最適な情報を自動で届け、認知拡大、購買促進、顧客LTV向上を支援するとのことです。

新商品・サービス告知

複数クリエイティブのABテストを自動化し、最も反応の良いクリエイティブをAIによる最適なターゲットに絞って配信することで、告知効果を最大化します。これにより、速やかな認知拡大と購買促進を実現することが可能だとしています。

イベント・キャンペーン集客

過去のユーザー行動からAIが関心度が高いと予測する層に自動でターゲティングし、最適な顧客にメッセージを届けることで、イベント参加率やキャンペーン応募率の向上に貢献するとのことです。

CRM施策

顧客の属性や行動履歴に基づき、AIが次に購入・利用する可能性が高い商品を予測し、パーソナライズされたメッセージを自動配信します。これにより、顧客満足度と一人あたりの購買金額の向上を支援することができるとしています。

顧客育成・ナーチャリング

ユーザーの興味関心度合いをAIが予測し、最適なタイミングで適切なコンテンツを自動配信することで、効率的な顧客育成とエンゲージメント強化を実現するとのことです。

Mico Engage AIについて

「Mico Engage AI(ミコ エンゲージ AI)」はAIを活用して顧客エンゲージメントを高める、LINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントを高度に拡張した機能に加え、マルチチャネルでデータを収集し、顧客に最適なコミュニケーションを可能にするとされています。

株式会社Micoについて

株式会社Micoは企業と顧客の間に「Lifetime Trust(生涯の信頼)」を育むことをミッションに掲げ、顧客コミュニケーション体験を最適化していると伝えています。データ基盤・マルチプロダクト・クロスチャネルにより、あらゆるタッチポイントからのコミュニケーションを統合し、顧客エンゲージメントを高めているとのことです。3,200ブランドを超える導入実績とナレッジで、ビジネス成長を力強く推進しているとしています。

会社名:株式会社Mico
所在地:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork御堂筋フロンティア
代表者:代表取締役社長 山田 修
設立:2017年10月30日
資本金:1億円 (累計調達額:63億円)
事業内容:LINEマーケティングツール「Mico Engage AI」、LINE 1to1 ビジネスチャット「BizClo」、デジタル会員証 LINEミニアプリ「ミコミー」とAIコール「Mico Voice AI」の企画・開発・販売

出典元: 株式会社Mico プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ